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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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153 「幸運がない」を笑い飛ばす13

 たしかに、あいさつは人間関係の基本だ。

 しかし、それ以前に時間的・精神的『余裕(スラック)』が「基本の基本」になっている。

 寝不足やスマホの集中しすぎで、表情が硬くなっていないか?

 視野の広さはあるか? あいさつすべき時機(タイミング)を予想できているか?

 声はきちんと出るか? あらかじめ声を出しているか?

 これらのどれか、いくつか、あるいはすべて? もう決して当たり前とは言えない時代だ。だからこそ、最初は意識的に「きっかけ」、あいさつの種を手に取り、きちんと習慣として育てていく必要がある。


 あいさつ。

 それは「あなたに気付いていますよ」「あなたに興味をもっていますよ」という合図だ。

 利害や自己都合の押し付け合いから、良好な人間関係は生まれにくい。

 また、八方美人のように、常に全方位に配慮をし続けるのは、とても疲れるだろう?

 その場の人間関係を理解しようとすれば、その複雑さに目を回すことになる。

 もちろん、記述主義的にメモを取ることから始めてもいいし、多重構造主義的に関係性を分析することもできるだろう。けれど、もっと手軽で有効な方法がある。

 自分を中心に、人間関係を作り出すことだ。

 すこしずつ関係性を(ひろ)げていけばいい。

 いきなり複雑なもの全部飲み込もうなんて考える必要はそもそもない。

 あいさつのような、ちいさな繋がりから始めていけばいいんだから。

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