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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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149 「幸運がない」を笑い飛ばす9

 けれど、やみくもに分割しまくったら、結果が良くなったのか悪くなったのか分からなくなってしまうかもしれない。これはやりすぎだね。

 どうしても大きな作業で、分割もできない。そんな場合はひと工夫を加えよう。


 ――このような「ていねい」さを試したら、こんな感じで上手くいきました。

 ――そのような「ていねい」さを試したけれど、特に何も変わりませんでした。

 ――あのような「ていねい」さを試したけれど、かえって悪くなりました。


 記述主義的な解決だね。メモを取っておくんだ。

 上手くいったなら、それはぜひ続けるべきだ。

 だけど、大事なのは上手くいかなかった「ていねい」さだ。これは、同じことをもう試さなくても良いですよ、というとても大切な知識である。上手くいかなかったやり方を何度も繰り返して、心を、精神的『余裕(スラック)』を削ってはいけない。

 また、時間がかかるものであっても、いくつもの「ていねい」さをまとめて試すのはやめておこう。その場合、メモはこうなってしまう。


 ――このような「ていねい」さと、そのような「ていねい」さと、あのような「ていねい」さを全部まとめて試したけれど、どうなのかなぁ、上手くいったり行かなかったり、トータルではあんまり? 効果がよく分からなかったなぁ。


 これはダメな例だ。時間がかかる作業だとついつい、いろいろ試してみたくなる。そういうときは、「次はアレを試そう!」というアイディアのメモを書いておき、次の作業でやること。忍耐論(忍者ごっこ)を思い出すこと。

 最初はアイディアメモが増えていくが、じきに減るから大丈夫だ。何度もやっていくうちに、わざわざ試さなくてもいいことが分かってくる。

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