145 「幸運がない」を笑い飛ばす5
いつもの5軸にならって、幸運についてそれらしい事実っぽく思えるものを、まずは適当に書き並べてみた。
ここからは、ただの分析に終わらず、どう幸運・不運と向き合っていくかを考えてみたい。
まず、常日頃の生活から見直してみよう。
幸運を得るためには、なによりも時間的『余裕』が必要だ。
幸運や不運に過去・現在・未来だのを当てはめてみても、私たちの現実は分かりやすくできていない。
禍福の種は次から次へとやってくる。この幸運の種を育てているから、ちょっと待ってよ! なんて言ったって無駄だ。根拠なんてない。計画なんて通じない。予定どおりではないからこその幸運であり不運なんだ。
で、あるのなら。時間的『余裕』がない場合、幸運の種を見つけて育てて収穫までする暇がないのに、不運の種ばかりやってくる。終わらない雑草抜きばかりで肝心の収穫が得られない。毎日毎日、君には24時間を好きに使う権利が生まれるはずなのに、不運の草むしりで時間的『余裕』をどんどん失ってしまうわけだ。
ぎちぎちに詰め込まれた完璧すぎる予定を立てると、不運に見舞われて台無しになることがある。幸運を見つける『余裕』すらないのに、不運だけはやってくるからだ。都合の悪いことしか起きない。すっかり場当たり戦術でトラブル対応に追われることになる。
たまには不運とほぼ同時に幸運がおとずれて九死に一生? 生存率10%、それなりの偶然が2回重なる確率なんてそんなものだ。当てにはできない。
とまぁ、こんな感じで時間的『余裕』がないと、どんどん追い詰められる。無責任カードを出すべき時機だね。