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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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131 「自信がない」を笑い飛ばす18

 すっかりがっくり自信なくなりそう?

 そんなさなかにビッグニュースです。

 世界的な教授が、世界的な研究で、世界的な賞を取ったみたいです。

 ご都合よろしくご近所で講演会を開くんだって!

 いまいちアタマわるい展開ですが、とりま行ってみようと思います。


 ――基礎研究が大事なのです。

 ――たしかに基本レベルは上がりにくいです。

 ――応用レベルがたかい方が、はではで、つよつよです。そう見えますよね?

 ――しかし! だからって基本がなってなければ、応用の先へは進めません!


 なるほど、それはごもっともです。

 質疑応答よろしいですか?

 これまでどれぐらい研究されたんでしょうか?

 ――もともとの専門は「応用レベル15」止まりです。

 ――でも、いろいろやってるうちに、「アナザー11th(イレブンス)応用レベル17」が、「アナザー20th(トゥエンティース)レベル21」の突破口になりまして、幸運にもそれで受賞できました。

 いやいや、そこまでやったんですか? ってか最後は運だのみですか?

 ――たしかに、あれこれが上手く組み合わさったのは運ですね。

 ――でもそれがダメだったとしても、これそれあれどれ試しまくって、またなにか面白い組み合わせを見つけ出してみせます!


 それでも自信がもてずに困っています。

 なにかアドバイスはありませんか?

 ――学校を卒業するのはどうでしょうか?

 えっと? それなら。

 ――いえいえ、そういう意味ではありませんよ。

 ――あなたは先生から卒業できていますか? 学校から出たら、もう教えてくれる人はいませんよ。

 ――心細(こころぼそ)いのは当然でしょう。でも、教えてくれる人がいなくても、学びにいくことはできるでしょう? あなたがここに来たみたいに。

 ――前人未踏の人生へようこそ。

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