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127 「自信がない」を笑い飛ばす14
ありのままを書くこと。
これが、記述主義者のやり方だ。
規範に従うことなく、思っていることと、書いていることを一致させる。
同じことを何度も書く必要なんてないのだから、一度だけ書けば充分だ。
それこそが、しっかり考えるということだ。
また、逆に規範主義(※記述主義の対義語)にしたがって書くのは、この場合は絶対にやめておこう。
規範に合わせるという新しい問題が生まれてしまうので、「鬱状態」を悪化させかねない。
もちろん、規範があった方が安心するという場合もあると思う。それもありのままに書いてしまおう。もしも君が労働中毒なら、ありのままに報告書を書くかもしれない。もし研究者なら、気楽に小論文を書いてしまうかもしれない。それはそれで、何も問題はない。
ただ、無理して規範にしたがうのは止めておこう。「鬱状態」から立ち直って、無理がなくなってからやればいいことだから。