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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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124 「自信がない」を笑い飛ばす11

 しかし、「(うつ)状態」になってしまったら仕方ない。

 すばやく回復させるにはどうしたらいいだろう?

 まず、「(うつ)状態」を悪化させる、ふたつの生活習慣について。

 それは「睡眠不足」と「水分不足」だ。

 寝てないのは回復に直接影響する。

(うつ)状態」と言っても、相当悪化していなければ丸一日ずっと「(うつ)状態」ではないだろう。おそらく、起きてしばらくは症状がひどくない時間帯がある。ただ、いずれどっと疲れ出てきて、ぐだぐだになりはじめる。その時間だけ、メモっておこう。夕方までもたない? 昼にはもうダメ? 朝の1時間でもういっぱいいっぱい? と、精神的な体力がどこで尽きてしまっているのか、何月何日は何時までいけた、とだけメモる。

 すると、良くなっていってるのか悪くなっていってるのか、形勢判断ができる。ついでに何した日かも記録をつけておくと、今日の作業は疲れるものだったのか疲れにくいものだったのかまで分かるようになってくる。

 あとは、力尽きるタイミングが寝る時間より後になるよう押しのけていくゲームだ。可能なら、昼寝などを(はさ)むのもありだろう。それができる環境なら「(うつ)状態」にそもそも困ってなさそうではあるけれど。まぁなんとかできるよう取り組んでみてくれ。


 続いて、水分不足。これは特に、季節の変わり目に注意しよう。服装の変化、汗の量の変化。特に日本に住んでいると、四季の変化ははっきりしているからね。身体がついていけず、じゅうぶんな水分を()れていなかったら、もう大ピンチだ。どうやら脳は、水分不足にかなり弱いらしい。手持ちの水分を切らさないように、あるいは水飲み場にはいつでも行けるようにしておこう。


 付け加えると、「食事不足」「酸素不足」なんかでも脳に悪影響はありそう……と思ってたんだけど、確証はないです。

 朝食なしでも頭の回転が悪くなったか、正直分からない。栄養によるプラス効果と、消化のために胃腸に栄養や酸素がいってしまって眠気がくるマイナス効果が釣り合ったりとかあるのかな? なにかの栄養が欠けているのは単純に良くないと思うし、バランスの取れた食事は夏バテや熱中症予防には役立ちそうと感じる。ただ「(うつ)状態」に効くかと言われると、あまり関係ないかもしれない。

 あと、マスクを付けて運動で酸欠になったりするのはもう論外というか、「(うつ)状態」関係なく命に関わってくるので、実験できるようなものでもないし未検証です。さすがにやってられるか。


 脳は熱に弱いと思うし、2023年には地球沸騰化とも称された気温の高さはどうだろう? 「高い気温」も頭に悪影響がありそうに思える。

 ただ、脳の情報処理は確かに遅くなるものの、「(うつ)状態」を直接的に悪化させるかと言われるとあまり実感がない。脱水ならまだしもね。主観時間が遅くなったところで、本人にとっては何も変わらないように感じてしまうのかな。

 もちろん、結果として仕事が遅々と進まず山積みになれば、「(うつ)状態」をひどくする間接的な理由になるかもしれません。これはこれで注意ですね。

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