120 「自信がない」を笑い飛ばす7
理由が多すぎたり大きすぎたり、「自信の4サイクル」が上手く回せなくなって自信がないままになってしまう。
もしそれを放っておくと、どうなるだろう?
この後は2通り考えられる。
まずは、すっかり嫌になって投げ出してしまう。ここまでなら、たいしたことはないのだけど、気になるのはその先だ。もう変わりたいとか思えなくなって、真の絶望に囚われる。仕切り直すのではなく、「自信の4サイクル」を回すのを完全にやめてしまう。そして、他の人に身体か心をぶん殴られるまで、うつむいた日々を過ごすことになる。
これの対処は「きっかけ」ガチャだ。稚気を愛すること。なるほど、大変だったろう。疲れてしまっただろう。でも、いずれ休むのも飽きてしまったら、代わり映えのない日々を面倒に思ってしまったら、またちいさなことから始めようか。あせらず、ゆっくり、前を向いていけばいいよ。
そしてもうひとつ。投げ出すこともできないまま、押し潰されるパターンだ。
こうなると恐らくは、脳疲労や鬱病、適応障害、認知症などと呼ばれる症状が出てくる。ただ、私は医者ではないし、細かな区分けや分類に踏み込むのは止めておこう。
さまざまな問題に囲まれ、「自信の4サイクル」を回すことができなくなった。しかし、そこは真面目なことに、それでも強引に回し続けようとあがいてしまう。問題の山に押し潰されるか、滅多打ちか? そして至る精神状態のことを、ここでは「鬱状態」と呼ぶことにしよう。