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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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116 「自信がない」を笑い飛ばす3

 ああ、なんで転んでしまったんだろう? よく分からない。

 おそるおそる、転んだ場所に行ってみる。すると、さっきは気付かなかった小石を見つけることができた。なるほど、これに足を引っかけちゃったのか。

 もっとよく道を見ていたらよかった。あるいは転びそうだったなら、大人に助けを求めてもよかった。でも、それをしなかった。そんな自分が悪かったんだ。

 こうして、「根拠は分かっている、自信がない人間」になる。その3(立ち直り型)だね。


 じゃあ、次はどうしたらいいだろう?

 もっと注意ぶかく周りを見てみよう。

 あ、こんなところにも石が落ちてる。危ないな。もっと道のはじに()けておこう。

 そんなことをしていたら、小石拾いをしている大人を見つける。絆創膏を貼ってくれた人だ。あわてて駆け寄ろうとしたら、むしろ大人の方があわてちゃって、こちらが転ばないよう心配してくれる。あぶない。また転ぶところだった。

 ああ、そうか。こういう風に気をつければ良いんだ。周りをきちんと見ればいい。

 こうやって、「根拠が分かっていて、自信がある人間」になる。その4(自信復活型)だね。


 このような流れで、自信を失ってから取り戻す。そうすることで少しだけカッコいい自分になれるわけだ。そして、これを繰り返すことでカッコいい大人になっていく。この繰り返しのことを、「自信の(フォー)サイクル」と呼ぶことにしよう。

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