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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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111 「適性がない」を笑い飛ばす7

 学校で受け取った通信簿。あの頃は、せいぜい10教科かそこらしかなかった。

 しかし、すこしは大人びてきて、世の中の広さを知ってみると、現実はそれどころじゃなかった。

 100教科? 1000教科? 10000教科? もっと? しかも、それは今も増え続けているようだ。

 多様性の尊重なんて言われても、その知るべき多様な性質とやらは、あまりにも多すぎる。こんなに学びきれないよ! それは当然だと思う。

 そして、君は分厚い辞書みたいな成績表を渡される。5段階評価で最高5~最低1としよう。

 適性のある教科なら、好評価の4や5が狙える。そこそこやれば普通に3も取れる。最初の1ページ目は、そこそこの成績が並んでいる。すっかり君は気を良くして、次のページをめくる。しかし、以降はどうか?

 ほとんどの教科は見たことも聞いたこともないようなものばかり。ずらりと大量に最低評価1が並んでいる。それが以下、何百何千ページと続いている。そして、それは当たり前のことだ。

 なのに、たまたま流行りの教科を知らなかっただけのことで、そんなことも知らないのかと指差されて嘲笑(ちょうしょう)されるわけだ。場合によっては炎上もありうる。

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