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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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102 「才能がない」を笑い飛ばす6

 すると、この才能レースは、追いかける側が有利であることがわかる。誰も見つけていない「努力を無駄にしない方法」に気付くより、すでに知られている「努力法」をすこしずつ真似して取り込んでいく方が圧倒的に楽だからだ。

 ここが、「結果=努力×才能」と考えたときに勘違いしやすいポイントだ。


 才能を×10とか、×100とか、努力を増幅させるものだと考えると上限がない。才能がある奴には絶対に勝てないことになる。けれど、努力を無駄にしない方法だと分かれば、上限があることは明らかだ。やり方を変えれば才能も変わる。なんなら、もっといいやり方を見つけたら共有(シェア)してしまえばいい。

 早く行きたければ、ひとりで進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め。

 これはアフリカのことわざらしいね。まぁ、出典をたどっていくとホントのところはよく分からないんだけども。

 人によって上手くいったりいかなかったり、その違いはどこから?

 アイディアの(あら)さを見直し、さらに洗練する。

 個人的な試行錯誤(トライアル&エラー)と、集団的な誤謬訂正(エラーチェック)。この特化(とっか)汎化(はんか)の繰り返しが、方法論への深い理解を生み出す。それが遠くまで行ける原動力になる。

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