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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。

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95 変わりたい、その前に

 うん? どうかした?

 白昼夢でも見たのかな?

 ええ? 私が自裁する光景を見たって?

 はは、やめてよ縁起でもない。

 毎日が誕生日、日々生まれ変わったような気持ちで生きているのに。


 そうだ! せっかく転生したてのような、浮き立った気分だ。

 でもいきなり足をとられて転んじゃったらつまらないだろ?

 なんだってできる世界で、なんだって諦めさせられなきゃいけない?

「うごき」と「(かた)」の話をするまえに、私たちを縛りつけるいくつかの思い込み、世にはびこるカルト宗教について、きちんと否定しておこう。


 それは、こんな宗教だ。


「才能がない」から、できない。

「適性がない」から、できない。

「自信がない」から、できない。

「根性がない」から、できない。

「幸運がない」から、できない。

「若さがない」から、できない。

「お金がない」から、できない。

「障害がある」から、できない。

「性格が向かない」から、できない。

「やる気が()かない」から、できない。

「人間の格で勝てない」から、できない。

「将来の夢が分からない」から、できない。


 こんなロクでもないカルト宗教に、私たちはハマりがちだよな。

 ああ、せっかく肩の力が抜けたと思ってたのに。

 身体はガチガチに強張(こわば)って、心はコチコチに()(かた)まって。

 そしたらますますできなくなって、悪循環です。

 最弱魔王の思うつぼ、絶望郷(ディストピア)の仲間入りだ。

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