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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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93 空理空論<スラックマネジメント>にできること

 8日17日までの連続更新決定!

 残業祭り(ざん☆フェス)の影響は根深く続く……お盆末日に1日届きませんでしたorz

 さて、明日から後編!

 さて、これで空理空論(スラックマネジメント)については筆を置くとしよう。

 まさかこれほどの文章量になるとは思わなかった。

 前6章で書いた多重構造主義、現7章で書きつらねてきた空理空論(スラックマネジメント)

 このふたつは対照的な思想だ。

 多重構造主義は物事の関係性に注目する、理合(りあい)の論法。

 空理空論(スラックマネジメント)は注目を外し周囲に意識を向ける、間合(まあい)の論法。

 まずこの両方を押さえることで、世界の全てを尊重する、記述主義者の本懐を果たせるのではないかと考えている。


 反省点は、順序を逆にすべきだったこと。

 多重構造主義は関係性に注目して物事の性質を見極める。少しずつ学ぶのには便利だ。けれど、新たな環境、急に多くを学ばなければいけないときには向いていない。

 多くの未知(ナニカ)と同時に向き合うとき、それらの関係性の総数は莫大なものになる。

 それはときに前時代的生体脳では処理しきれない負荷をかけてしまう。

 まともに向き合えば精神を病んでしまうだろうし、多重構造主義は単体では実践知とはとても言えない代物だ。

 それに対し、空理空論(スラックマネジメント)は対象から距離をおくことで、自分にとって最適なペース配分で学ぶことができる。複雑怪奇な未知(ナニカ)と出会ってしまったとき、安全で着実なやり方で挑める。最初はゆっくりに感じられるだろうが、基本がしっかり固まっていればより深く学んでいける。かえって効率的、を目指すやり方だ。

 だから、むしろ先に空理空論(スラックマネジメント)を身につけてから多重構造主義に触れた方が無理がなかったんじゃないかと思う。

 けれど、空理空論(スラックマネジメント)がなんなのかを調べるために、多重構造主義を利用してしまっているからホント今更なんだけどね。


 それじゃ、戸惑うことなく生きていけるように。

 日常(なんでもないこと)の大切さを抱きしめつつ、ケラケラ笑って明日に進んでいけるように。

 努力嫌いのための努力論の前編、空理空論(スラックマネジメント)の話はここまで。


 それじゃ、次は後編だね。

 あ。ちょっと用事を思い出したので、すこし出かけてくるよ。

 大丈夫、大丈夫。すぐ戻るからひとりで行ってくるねー。


   †

 後編ったら後編です! でも雲行きが……?

 次話「とある記述主義者の慟哭(どうこく)」お楽しみに!

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