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記述主義者がペンを捨てるまで。  作者: ほんの未来
第7章:記述主義者と努力嫌いのための努力論。
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83 デッドエンド回避~事故を防ぐ

 いよいよ、空理空論(スラックマネジメント)の話もこれで最後かな?

余裕(スラック)』で不慮の死を防げるか? デッドエンドの回避について考えてみようと思う。


 まず、大事故からの死を防ぐ方法について。

 ここまで散々書いてきたのだから、いまさら難しい話でもないね。

 距離感(空間)に、戦略的(時間)に、そして心に『余裕(スラック)』があればいい。

 危ないところに前もって気付ければ、それを避けるのは簡単だ。

 死亡につながる事故として、交通事故があるね。これを避ける方法について考えてみよう。


 たとえば、車通りの多い場所ではほんの少し車道から距離を取る。そもそも、車通りが多くて狭い道は使わないようにする。慌てず、時間に『余裕(スラック)』をもって行動する。

 星空のバイアスの話もしたね。心に『余裕(スラック)』があれば、周りのことを見落とさずに済む。ついうっかり、なんて悲劇をきちんと回避することができる。

 車を運転する側だったらどうだろう? これも基本は変わらない。

 車間距離を取り、時間に『余裕(スラック)』を持つ。自然と心にも『余裕(スラック)』が出てきて、周りがよく見えるわけだ。運転者の心持ちの変化だけで、上手い運転ができるようになる。

 そして、即効性があるだけでなく、長い目でみると、実際に運転が上手くなる。

 信号を気にして前の車を追いかけるだけの初心者運転はあっという間に卒業だ。さまざまな道路標識がきちんと目に入る。バックミラー、サイドミラーを使って周囲との距離感をばっちり確保できる。もちろん、何かしらの操作ミスをしてしまうこともあるが、即座に重大な事故にはつながらない。落ち着いてすぐに立て直すだけの『余裕(スラック)』があるからだ。

 それでも危うい状況はあるが、すぐに他者(ダレカ)のせいにするのではなく、自分にできることを考える心の『余裕(スラック)』がある。そもそも、危なっかしい運転をする車を見かけたら、近寄らない。運転に戦略を持ち込めるようになれば、運転手として中堅以上だろう。まぁ、大型特殊とか輸送・運送に関わる、いわゆるプロの仕事と比べると頼りないかもしれない。それでも、生活圏内で自家用車を使うぐらいならもう必要十分は超えているだろう。

 さらに長距離運転をするようになると、感覚的・体力的『余裕(スラック)』も大事になってくる。きちんと自己管理できるようになっていれば、立派なベテランドライバーだね。

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