表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/43

人質ゲームソフト

小学生の時は土、日しかゲーム出来なかった。


3色コードやゲームボーイを隠された。


1994年→99年


時代はスーファミ→プレステ1、セガサターンの時代である。


平日ゲームするにはテストで100点取る事。次の日、特例でゲーム出来た。



最初は勉強を一生懸命頑張った。


それくらいゲームが好きだった。



悪さすると母親がゲームボーイのソフトを持って来て


「水に浸けるぞ!」



洗面所に水を張って脅して来た。張られた水の真上に母がソフトを持って、今にも落とそうとしている。



「止めてくれ!」



俺はそれを見て泣いた。


今思えば水に浸けられた事は1度も無い。


勿体無い思いもあったんだろう。




最初は勉強頑張ったが、中々100点が取れない。


一番腹立つのは90点台。


98点取って泣いた。




その内、悪知恵が働くようになり、3色コードやゲームボーイの隠し場所を探した。


両親が共働きなので平日学校から帰ったら探す時間があった。


子守りに来てくれてた婆ちゃんの目を盗んで探した。







そして、あっさり発見した!


客が来た時用の布団と掛け布団が入った押し入れにあった。


布団と掛け布団の間に挟まってる形なのでパッと見で分からないが俺は手を突っ込んでまさぐった。


3色コードの確かな手応えがあった。ゲームボーイも出て来た。


同じ場所に隠してた。手抜いたな。



人質を救出した俺は、それから平日隠れてゲームをした。


最初は楽しかったが飽きてきて、中学に上がるとあまりやらなくなった。


中学からは平日もプレイ可能になって堂々とやったが…


高校は基本ゲーセンの格ゲー。ストⅡやKOF。



縛りが無くなって、毎日出来るようになったら冷めた。



人生は多少の縛りがあった方が良いのかもしれん。


何でも手に入る金持ちは不幸かもしれん。

母親に隠れてやってるのがバレて


「水に浸けるぞ!」


脅されたが、その時も浸けへんかった。



隠し場所変えても見つけてやってた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ