表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/34

職業【遊び人】防御力は捨てました

 装備ができないとなると、他の人よりもステータスが低いということになる。

 そう思い、ステータスを確認することにした。



 カリナ


 Lv.6


 職業:遊び人



 HP 20/20

 MP 20/20


 攻撃力   1

 防御力   1

 魔法攻撃力 1

 魔法防御力 1

 素早さ   1


 装備


 頭 なし

 身体 なし

 装飾 なし


 スキル

【素寒貧】【物理耐性】【七転び八起き】【歩耐性】【スライム特攻】【スライム耐性】【積年の恨み】【練達】



 スキルによって敵への耐性が多少なりとも上がっているとはいえ、元の体力が20となれば強化も元も子もないだろう。

 よりいっそ強い耐性、それこそ【物理攻撃無効】のようなスキルを得なければまともな戦闘はできないだろう。

 しかし職業によって基礎ポイントが得られないため、基礎ステータスは上がらないし、装備だってできない。

 なす術がない状況だが、二日目に友人と会う約束をしている。このゲームに誘ってくれた高校の友人で「秋に勝つ!」と意気込んでいた。

 彼女としては勝敗は気にしていないので負けたって悔しくはないのだが、せっかく誘ってくれたのに勝負にならなれば友人も不満だろう。

 となれば強くならなければならない。


「とはいっても、どうすれば……」


【遊び人】で装備できる装備を探す方針は一筋縄ではいかないことが分かった。であれば、彼女にできることはこのスキルがどれ程までの可能性を秘めているのか、それを把握することだろう。

 攻撃には「七転び八起き」や「積年の恨み」と言った全ての敵に対して影響のあるスキルがある。そのため今後も得られる可能性は高いので後にしても良いだろうと考えた。

 となれば今強化すべきは防御面だろう。ただでさえ自分の体力は20なのに、持っている耐性と言えば「物理耐性」と「スライム耐性」だ。スライム以外の敵が襲って来た瞬間、彼女は足掻くこともできずに負けるだろう。魔法なんて耐性すらない。


「それじゃあまずは、体力とか防御系のステータスが上がるスキルをゲットしないとね!」


 町の外へと出るといつもの狩場へと向かった。

「スライム耐性」を得てからというもの、スライムから受けるダメージは1になっていた。スライムの元のダメージが低いかつ、耐性を得ているからだろう。これは都合が良かった。体力が20しかないがスライムが相手であればスキル耐性の相手としては問題はないだろう。

 彼女は一つ作戦を立てた。というか、先ほどの作戦の逆だ。

 攻撃を受けて、体力が少なくなったら町に入る。それを繰り返すことによってスキルを取得しようという作戦だ。

 彼女は作戦を早速行動へと移す。

 スライムが虚ろな目をして体当たりを仕掛けてくる。

 今気が付いたが立ち止まっているとスライムの攻撃がたまに当たらないことがある。そもそもの命中率が低いようだ。

 初めはこんなにも不器用な敵にやられたのか……

 それはともかく、50回ほどスライムからダメージを受けた頃だった。



 スキル取得

【スライム無効 獲得】



「ちがう!」


 気付けばそう叫んでいた。

 どうやらこのスキルは「スライム耐性」の上位互換だそうだ。「スライム耐性」が消えている。

 スキル概要は「スライムからの攻撃を無効する」らしい。これは強すぎるのではないだろうか。いや、スライムだからあまり必要性を感じないが、これが別のモンスターでも獲得できるのであれば真っ先に獲得したいものだった。

 しかし今欲しいスキルはこれではない。敵全般からのダメージを軽減・無効するようなスキルが欲しいのだ。スライムだけに強くなってしまっては意味ないだろう。

 彼女は今後のスキル取得に向けて、作戦を継続させたのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ