◆◆◆9章までの登場人物について◆◆◆
※全体の見直しを図るため、登場人物の設定を整理してみました。お気付きの点がありましたら、感想を利用してお知らせ下さればうれしいです。
誤字訂正とはまた違うので、感想の「一言」ということで……こういう利用法は許されるのかな?
不都合があればお知らせ下さい。
なお括弧内の年齢は、初登場時の年齢です。
2021.02.14.23:07 野乃
☆☆暁の瞳☆☆(暁の軍団の中核)
○勇者/エンブリオ東方辺境伯ロークス(38歳)
ミルヒロークス・ヴェヴィエント・ド・エンブリオ(赤髭ロークス)
経歴(郷士の次男→勇者→聖戦騎士団長→辺境伯)
戦闘時は剣を振るう虎/平時は好色なオッサン
豪放磊落/豪快/豪傑/酒豪/女好き(20代~30代の背が高く胸や腰の大きい女性を好む)
一人称「俺」/(魔王討伐の功績により士爵より陞爵しエンブリオ東方辺境伯爵領を得る)
○聖騎士/サティ(35歳)
オリザ・サティヴァイス・デラ・エクェス・サンクトゥス
一人称「自分」/謹厳実直/自己抑制的/寡黙/交渉ごとは不得意
カイエント侯爵の庶子(庶子であるのでカイエント姓は名乗れない)/10歳の時縁故により聖銀騎士団に小姓(page)として入団、14歳で盾持ち(esquire),17歳で騎士(knight)に叙される/ 魔王討伐の功績により聖銀騎士団副団長(年金3万エキュ)に就任
○魔導士ネネム(年齢不明)
ペンネナームネネム
一人称「わし」/老獪/狷介孤独
○聖女/神官/大僧院長ネフ(28歳)
ニルヴァーナ・ネフェリス・ドナ・アルシャーン(愛称ネフィ/ヴァーナ/等)
アルシャーン公爵家三女/(公爵家公女→上級神官→聖女→大僧院長)
国王から魔王討伐のあかつきには王都ゴルデンブルグの大司教座または商都ポラァノの司教座のいずれかを約束されていたが、長姉エレノアの横槍により、北方辺境地に近いノルティス地方の大僧院長とされた。
一人称「私」
○ブドリ
ノア・グスコブドリ(24歳)
本作の語り手
出自が貧しく、幼い頃から孤児として苦労したため、財物に対する執着心が強い。瞳の仲間であるサティから、『守銭奴』などとからかわれていた。後に(14歳時から)”暁の瞳”の『金庫番』として金銭管理を担当。ローグたちの黙認のもとにビジネスを行い(隠れて?)私腹を肥やすが、ケチではなく、必要があれば金を惜しまず使う。
一人称「俺」/孤児/父ナドリ(グスコナドリ)は楽師/母ナナリ(グスコナナリ)は踊り子/両親が15年前に相次いで死去。12歳の時ロークス達に拾われ、以降12年間行動を共にする。
一人称「俺」
△幼馴染ネリ(オシュタムネリ)は公娼楼に住み傾国に。
☆☆元・暁の軍団☆☆
○ヨージフ将軍(52歳)
エルス・ヨージフ・ド・モンタギュー/現在は聖戦騎士団団長
○女商人ギィ(41歳)
パール・ギィローズ・バラバムート/ 一人称「あたし」「ギィ様」
バラバムート商会の商会長
○錬金術師リオス(52歳)
ペリクレス・アノ・リオシア/ 一人称「わし」
☆☆魔侯国☆☆
○魔王ワズドフ(年齢不明)
アリフラルミ・ワズドファム・アル・ラディーン・メイリャム(メイリ)
暁の瞳の奇襲を受けて戦死。この結果、魔侯国からの遠征軍が崩壊した。
○ウンマヌエル魔侯国 総督 ワズイール(年齢不明)
アスタロス・ワズイール・アル・ウンマ・エリダス(エリダ)/小魔王
ハジーブ・パシャと魔侯国の覇権を巡って係争中
○ジュルダン 魔侯国 総督 ハージブ(年齢不明)
ミリアム・ハジブ・エル・サニエル・ウージ(ウージェ)/小魔王
ワズイール・パシャと魔侯国の覇権を巡って係争中
☆☆ヴーランク帝国王族☆☆
○ヴーランク国王ルイジ(58歳)
ジョルジュ・リスト・ルイジ・ピウス・ドン・ヴーランジェ
ヴーランク国王及びポルスパイン王国共同統治者
○ヴーランク王妃ルミナ(32歳)
マリア・テレシア・ルミナス・ドナ・ポルスパイン
カロ王子、セシル王女を産む
ヴーランク国王及びポルスパイン王国共同統治者
○ヴーランク国王太子マルコ(40歳)
ピウス・マルキス・アマデウス・ドン・ヴーランジェ
エンランド公爵/第1子ユーナス(男14歳)あり
○ヴーランク国王太子妃ルシア(34歳)
ルシア・アンジェリカ・サリ・ドナ・ヴーランジェ
ユーナスを産む/モナァク都市公国大公次女
○ヴーランク国第2王子マシウス(38歳)
ルイジ・マシウス・ピエロ・ドン・ヴーランジェ
ヴーランク第2継承権・クルトシュタイン伯爵/第1子エルロイ(男16歳),第2子タチアナ(女15歳)あり
○ヴーランク国第2王子妃エレノア(36歳)
エレノア・パメラ・ユーナ・ドナ・ヴーランジェ
エルロイ、タチアナを産む/ネフの姉(アルシャーン公爵家長女)
○第3王子カロ(12歳)
カロル・ジョルジュ・チェザレ・ドン・ヴーランジェ
ヴーランク第3継承権・ポルスパイン第1継承権
○第1王女セシル(10歳)
セシリア・マリア・テレス・ドナ・ヴーランジェ
ヴーランク第4継承権、ポルスパイン第2継承権
☆☆ヴーランク帝国貴族☆☆
○アルシャーン公爵マリオ(54歳)
マリオ・マルス・ソアレ・ドン・アルシャーン
アルシャーン公爵家当主・ネフの父親
/長女エレノア、次女クラリス(34歳/ロザンヌ侯爵夫人)、三女ネフ、長男エドナンテスあり
★妻パメラ(先王の次女)をエドナンテスの産褥で亡くしている
○アルシャーン公爵家継嗣エドナンテス(25歳)
エドナンテス・ライオス・ドン・アルシャーン
○ヴァルド侯爵ジャック(48歳)
ジャッカード・アヌビス・ドン・ヴァルド
聖銀騎士団団長/全身に13の聖痕、身体強化、怪力、鋼身/流星鋼の全身鎧、巨馬タウルスに騎乗
○ラゴ伯爵アレックス(48歳)
アレクサンダ・カルヴァドス・ドン・ラゴ
お人好しに見える
○ラゴ伯爵夫人ローズ(41歳)
ローズ・カルヴァドス・ドナ・ラゴ
カロ王子とセシル王女の教育係/優しげに見える
☆☆ヴーランク王家の魔導士☆☆(おまけ)
※魔導の使い手は、王族や高位貴族が囲い込もうとする傾向があります。ただ、ピーキーな能力を持つこともあり、平民の場合は特異な(はっちゃけた)性格を持つことが多いです。まあ、首に縄をつけられ飼い犬として扶持を与えられている時点で、お偉いさんには逆らえませんが。
○第1席 炎獄侯爵エビス・ビアレス・ド・レフィウス(男38歳)
★ネネムと戦い消息不明
○第2席 毒霧の魔女/女伯爵チェリス・ブランディ・ドナ・シーパ(女49歳)
○第3席 雷鳴の魔導士/子爵パーリンカ・ザボルチ・ド・サトマール(男50歳)
★ネネムと戦い消息不明
○第4席 暴風のペリィ/男爵ペリィ・シーダル・ド・ポワレ(男21歳)
★ネネムと戦い消息不明
○岩使い リモンチェッロ・クレーマ(男31歳)/準男爵
★ネネムと戦い消息不明
○幻惑のタッラ/タッラ・ラムヌス・プリノイデス(女33歳)/準男爵
○火炎鞭クヴァス/クヴァス・ステルスキ(女21歳)/準男爵
○惑乱のテッラ/テッラ・ラムヌス・プリノイデス(女30歳)/準男爵
○剛雷のグラッパ/グラッパ・ポマース(男44歳)/準男爵
○土塊・石巨人マール/マール・ランドック(男19歳)/準男爵
○呪術師マイダス/マイダス・メドヴェーハ(男71歳) /準男爵
△ニコラシカ・リュウモン(31歳)/毒を使うチェリスの郎党のリーダー/準男爵
追記)
貴族の呼称で、《ドン》は代々の領地持ちの男子、又は王家公家の男子。《ド》はそれ以外の男子。《ドナ》は領地持ちか否かに関わらず、貴族当主の女子か当主の配偶者、又は王家公家の女子を意味します。領地持ちの侯爵家の継嗣に《ドン》を付けるかどうかは、その家の歴史的立場によって決まります。境界線上にある場合わざと間違えて、敬意あるいは敵意を示すこともあります。
ロークスの呼称が「ド・エンブリオ」なのは、初代であり成り上がり者であるからです。
注意)
貴族にとって「名」は重要であり、時として命よりも大切なものです。一方、「名」が記録されない下層の平民以下の身分では、名前は「不定名称」であって、状況により変わったり複数を使い分けたりします。
大道芸人であった主人公の両親も、事実婚を開始した区切りで「グスコナドリ」「グスコナナリ」という名前を使い始めています。ただこれが周知されるのは夫婦の生活圏にいる人間たちにだけで、記録に残されるわけもなく、名無しの芸人としか社会全体には認識されません。
平民で「名」が重要になるのは、「信用」が必要になる商人や職人等、一定レベル以上の階層に属する者たちです。