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242 あれ?またまたまたまたやっちゃったのか?

 僕はまったりと領地のガゼボ?で、バラに囲まれお茶を飲んでいる。優雅な気分だ。このバラの庭園。優雅だ。しかし目の前にいるのはガルトレイン騎士団長と中堅騎士テレンスだ。なぜ男なんだ。


「ケビン様、騎士団対抗戦の詳細が発表されました。しかし今年の対抗戦は今までの剣術対戦のほかに玉入れ、綱引き、障害物競走、リバーシ、チェスが加わりました。ケビン様、何か助言されたのですか?私達にとってはなじみのある種目なのですが?タウンハウスの方で何かやらかしましたか?」


 目を反らすしかない。ケンおじちゃんとレオン、アルお兄ちゃんが護衛を連れて、うちのタウンハウス(王都から離れたタウンハウスの方)に遊びに来た時に遡る。


 それは副騎士団長のイーブイとペトロが騎士団対抗に向けて、体力を増強したいということで領地でも作っている、かのテレビでおなじみ忍者な名前のやつ。あれを大々的に作ったのだ。小さい版は作ってあったが物足りないと言われ、領地と同じもの、もしくはそれ以上のものを作ってほしいと言われたので作ったのだ。あとは従業員も増えたので、玉入れ対抗戦やリバーシ大会、綱引き大会などをして従業員や騎士たちとの交流を図ったのだ。その際もレオンはいるよ。自分は王都商会の従業員だから参加すると言って毎回参加している。子犬、子猫、小龍も参加するため、毎回ご招待。そのうちレオンやアルお兄ちゃん、王族の方々の護衛騎士たちも参加するようになり、まあ盛大に大会をしましたとさ。


 商品をゲットするためにフレンド〇ークのダーツやトランポリンを使って商品が書かれたところまで手がつけば貰える遊びを作った。しかし、この世界に”たわし”がなかったので作りましたよ。豪華賞品の中に伏兵”たわし”があるんだ。たわしが優勝賞品になった者もいる。これも運だ。運試しも兼ねているんだ。豪華賞品が当たるとは思うなよ。クククク。


 そんなことをしていると、周辺貴族の騎士団たちが道場破りならぬ騎士団破りの一団がやってくるんだ。それが拍車がかかりうちの騎士団と対戦となるわけだ。楽しく和気あいあいと交流を深めていくわけだ。なんだそれ。


 今までの騎士対抗戦はギスギスとした雰囲気の中行われていたみたいだが、うちで対抗戦をしている時は和気あいあい、もちろん剣術対抗戦の時は真剣な面持ちだよ。


 そして父様に嫌味を言われるんだ。


「どうして、騎士団の予約表があるんだ?そして、トーナメント表を作っているのだ?まだ国王主催の騎士団対抗戦は先だぞ!このトーナメント表は何だ?ケビン」


「えーと、いっぱい騎士団から予約の申し出があり面倒だったので、予約騎士団数団を集めて、騎士団対抗戦の案内を出しました。でも国王主催の騎士団対抗戦とは違って、こちらは剣術もありますが、玉入れや綱引き、障害物競走ですので趣旨が違います。それに頭を使う方が好きな人達はリバーシやチェスをしてみんなで楽しめればいいかな、と思ったのです」


「ケビン、報告がなかったなあ。この主催することをまさかアルバート様やレオンハルト様に伝えてはー」


「いつも手伝ってもらっているので伝えてあります。アルお兄ちゃんたちに手伝ってもらわないと運営が進まないので、アルお兄ちゃんとダニー兄ちゃんは必須です。それに護衛騎士や近衛の人たちが参加すると言ってましたよ」


 ガックシと肩を落とす父様。


「王都商会で予約の貴族達を相手にしていると騎士団のことを聞かれていたんだ。何を言っているのかと思っていたんだよ、ケビン。どうしてそういうことをしていたのかな。報告がなかったけど?」


「ん?騎士団の鍛錬のことだから、別に王都商会には関係がないかなと、それにひっきりなしにこのタウンハウスに申し込みに来るので、めんどくさかったので、いくつかの騎士団をまとめて対戦させれば騎士団達の意識の高めあいと、交流になっていいかなと思ったまでです。はい!アルお兄ちゃんとダニーお兄ちゃんが手伝ってくれるのでスムーズに事が運びます。運営に向いてますね。さすがです。レオンとレックスはリバーシなどの担当をしてもらってますが、レックスは王都商会でも娯楽施設を担当していたので、対戦表や勝敗表などを作ったり運営を率先して手伝ってくれました」


「ところでケビンは何をしていたんだ?アルバート様、ダニエル様、レオンハルト様、レックス様は何やら仕事をしていたようだが、ケビンは何をしていたのだ?」


「僕ですか?僕は総監督です」


「それは何だ」


「見ているだけです。何か施設に不備はないか、軽食は足りているか、円滑に進んでいるかなど、いやー、気を使いました」


「そ、そうか。た、大変だったな?」


「そうですよ、休憩所では騎士たちは遠慮なく食べるんですよ。それもみんな大食いだからなくなるのが早くて大変だったのです。参加費を増額しようかと思ってしまいましたよ」


「ケビン、参加費を貰っていたのか?」


「あたりまえです。タダ飯なんてやりませんよ。それに優勝賞品だって用意してあるので、騎士団の人たちも納得の上で参加費を支払ってくれます。普通だったら赤字です。でもうちは野菜などは豊富にあるので料理は提供できるので大丈夫です。皆さんに参加費のことを相談したら、快く支払うとなったので参加費はいただいてます」


 たのもー、って勝手に来て、対戦して、こちらはおもてなしして、景品貰って、はい、さよならなんてさせないよ!そんなお人好しではないケビン君である。ケビン君は考えて考えて、適正価格より低い低い金額で設定してあげたのだ。仕送りしている騎士だっているだろう。子供の教育費にかかっているお宅もあるだろう。諸々考えて日本で言うワンコインで参加できるなんてありがたいと思ってくれ。それで飲み食い、景品までもらえるなんて、良い娯楽だよ。あっ、娯楽ではなかった。騎士団の交流と騎士一人一人のレベルの底上げ目的だった。


「ケビン、相談してくれ。ライアン様やフレッド様も騎士団交流戦の方で参加願を言われて、何のことだかわからず大変だとさっき言っていた。ケビン、皆を集めて報告会だな」


「えー、大したことはしてないですよ」


「ケビンの大したことがないのが大事になっておるのだ。報告会だ!それもお義父上、国王様、ケンドリック様、宰相様もお越しになる。迎えに行っておくれ」


 とほほ、みんなで楽しく交流・対戦会していただけなのに。宰相様って誰?初顔の人?ボロレス退陣後の人?なぜお祖父様やケンおじちゃんまで来るのだ?


「父様、また飲みに来るのですか?」


 ゴツン、イッテ。


「またと言うな、またと」


 これからおもてなし準備に勤しみ、お迎えに行くケビン君。デジャブ、僕、またまたまたまたやっちゃったのか?




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