第3話ー後編ー
お久しぶりの更新。そして凄く短い
そしてそして!私、クリアアイ・ムーンワイト。悪役令嬢について思い出しましょう!
と、思ったけれど、もう時刻は深夜を回ってる。今の10歳の体は眠いと訴えてるので私は眠ることにします。
おやすみなさい…
そしておはようございます。私、クリアアイ・ムーンワイトは今日も元気に朝の六時ぴったりに起きました!
「おはようございます。お嬢様。」
「おはよう!メリロット!」
メリロットとはこの家のメイド長。25歳なのにすごいよねー!そしてそして、私の専属メイドでもあるのです!
「今日は起きるのが早う御座いますね。今日からまた学校ですので、身支度を済ませましょうか。」
そうなのです!今日からまた、初等部なのです。私の誕生日は8月31日。悲しいことに、夏休み最後の日…まぁどうでもいいんですけどねー!
ということで、私は初等部専用の制服にお着替え中。髪はいつも下ろしたままだしいっかな。
そうそう、初等部専用の制服がこれまた可愛いんですよ。まだまだ暑い日が続くので今回は夏服について。夏服は、白いブラウスにピンクと黒のチェック柄のスカート。スカートの裾には白いフリルがついてて可愛い。まぁこのくらいかな。冬服も可愛いけど冬服の紹介は冬になってから。
「お嬢様…今日もとてもお美しいです…」
感嘆のため息を漏らしながらそう言ってくれるメリロット。私からしたらメリロットの方が綺麗なんだけどなぁ…だってだって、髪の色は綺麗な黒色。しかも凄い艶やかなんだよね。目の色は深い青。これまた綺麗。顔立ちは整ってるし、身長も高すぎず低すぎず。声も透き通ってるし…うん。私より断然綺麗。でもそう言うと反論してくるから言わないけど…
「ありがとう、メリロット。けど褒めすぎはダメよ?」
そうだよ褒めすぎは絶対ダメ。だって我儘のプライド野郎になっちゃうんだもの。
「いえいえ、本当のことを言ったまででございますよお嬢様。」
「そ、そう?」
私は思ったんだけど、メリロットさ男だったらホストなれるんじゃね?まぁ私がそんなことをさせないけどね!
「さあさ、準備は整いましたよ。朝ごはんを食べましょう!」
「はーい!」
あっ、今思い出したけど結局クリアアイ・ムーンワイトについて思い出すの忘れてた…ま、いっか。
朝食はつつがなく終了いたしました。これといって会話もなかったしね。そして、初等部につきました。兄様とは学年が違うので途中で別れました。
…今更だけど私友達がいない?
だってだって、教室のドアを開いたら静まり返るし、皆私止めを合わせようとしないし…き、嫌われてるのかな?
でも、本来のクリアアイ・ムーンワイトみたいに我儘も言ってないし、逆に大人しく本をずっと読んでた…はず
えーえー…友達ほーしーいーなー…
友達作るにはー…よし、話し掛けよう!
あっ、あそこに可愛い女の子が!
「おはよう!」
スサササー…
えっ…?ま、次にいこう…うん…
「おは…」
ズザザザー…
えぇ…っと…
「あの…」
ズザザザザー…
え…っと…もしかしてもなく、避けられてる?
ま、まっさかぁ!だって記憶を戻す前は、人と関係作ってなかったし!
…てダメじゃん!人付き合いしようよ私!前世のコミュ障をここだけで発症するなよ!
うぅ…こうなったら友達なんてどうでもいいもん! (泣)
本読みまくってやるー、っと!その前に授業でした。
現実は辛いよっ!
学園も日本とほぼ作りは同じで、一時間目から四時間目まで。昼食と昼休みを挟んで、五時間目と六時間目をする。
一時間四十五分間で、休み時間は五分間。昼食と昼休みは合わせて四十五分間しかなくて、掃除時間なんてものは存在しない。外に行けるのも、図書室に行けるのも昼休みのみ。
科目は、初等部、中等部、高等部と上にいくほど増えてる。
初等部は、国語、算数、社会、理科、英語、マナー講座。
初等部だけで六科目?多く…ないか。これが貴族として最低限に守らなければいけないやつだしね。
次は中等部。科目は、国語、数学、社会、理科、心理学、マナー講座、英語(各国語)。
全部で七科目だね。心理学ってなんぞや…貴族でこんなこと学ばなきゃいけないのかなー?まぁ、確かに使い方はいっぱいありそーだけどさー…
うーん、今考えても仕方ないな!どうせもうすぐ中等部に上がるんだし!
高等部は…今考えたくないなー…まあ高等部はなった時に教えようと思う。覚えてたらだけどねっ!
そんなこんなで一時間目が始まりました。一時間目の内容は算数!でも日本と同じだから私にとっては復習感覚でしかない。私って意外と前世では結構頭良かったんだよ?ま、そんなことはどうでもいいんだけどねっ!