試行錯誤
試行錯誤が続いている。
タイムについて検索していたときに、スタートからの三ハロンと上がり三ハロンの差で、予想を導き出すという方法について書かれたページを見てしまった。これはよい参考になるのかも。
例えば逃げ馬は、最初にとったアドバンテージを守りきればそれで勝ちになる。追い込み馬は最初にとられたアドバンテージを取り返せば勝ちとなる。と言ってしまえば簡単なのだが、これを導き出そうとするとややこしいのである。
レースのペースが速いと、追い込み馬でもはじめの三ハロンがひどく速くなり、上がりの三ハロンが遅くなる。だが、前に行った馬たちもハイペースに疲れているので上がりの三ハロンはもっと時間がかかり、結局アドバンテージをひっくり返した追込み馬が勝ったりしている。うーん。
そのレースごとに見ていけばいいのだろうが、それには莫大な時間がかかる。そのページではあらかじめ、ペースやコースなんかで大体の誤差を埋める表を作ってあったのだが、情報が古くそのままでは使えそうにない。自分でデータを取るしかないか……
いや待てよ。
考えすぎるのもよくないのではないか。データで勝率は上がった。自分なりに点数をつけるときに、ちょっと遊びがある。厳密にすればするほど出てくる誤差もあるのではないか。競馬に絶対はない。例えばジョッキーのテンションなんて私にわかるはずがない。
「最近、ノッテル感じがするし……」とか、
「このレースは連覇したいでしょ」とか勝手に慮って、ちょっと点数をつけたりする。それがよい方向に向いている事実もある。
予想は限りない。だから楽しい。
それでもそのとおりにはならない。例えばスタート時にごちゃごちゃして脚をどこかにぶつけるかもしれないなんてことは予想できない。誰もノーリーズンから武豊騎手が落ちるとは予想できなかっただろうし、フィールドルージュが出血するとも予想できなかっただろう。
だから楽しくて悔しい。
さて、高松宮杯ですが。
まだ私の予想計算表にとって完璧にデータが出てるわけではないのだけど、今あるデータでいうと、スズカフェニックスは群を抜いている。穴党としては、最内で馬群に飲まれて……なんていやらしい展開予想もあるけれど、それでも飛びぬけてしまっている。ううむ、固く収まるのか……
次に来るのがスーパーホーネット。いつか買ったような気もするが全然全く思い出せない。ただお父さんのロドリゴデトリアーノの産駒でゴールデンロドリゴには、同じ中京のこの距離で万馬券を取らせていただいた。思い返せばあれが、競馬で半年引きこもりの機会を与えてくれたきっかけである。ホーネット君は休み明けともしかしたら左回り嫌いかな……っていう点がちょっと気になるけれど。
それからファイングレンかな。キンシャサノキセキは左利きかもしれないし、ペールギュントは人気を落とした今回が買い時か。ローレルゲレイロは外枠引いたし、持ち時計ではエムオーウィナーなんて大穴も……うーん。
所詮GIなんて、どの馬が来てもおかしくないのだ。だって、ここに出られるまでに百戦錬磨、賞金を重ねてきているんだもの。なので、私は競馬初心者の方には、GIへの参戦をお勧めする。そして、何でもいいからぴんと来た馬を買うとよい。その馬が勝っても負けても、そこに参加しているだけですごいんだ、といつか知ることができるだろう。その馬を覚えておけば、詳しい輩にあったときにも話のねたにもなるはず。
最後に、前回書いた自分分析において、メインレースの成績はすこぶる悪いことを付け足しておきます。