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その164 イカれてんのか?

 ブルーハートから言われた事も、NNから渡された任務も、何も成し遂げられていない黒猫。


 向かうは出口と言う名の迷宮。


「何か忘れてるのじゃ。何じゃ?」


 黒猫は頭を捻りながら、ふと均等な位置で廊下に置いてある壺に目を向ける。


「うむ。思い出したのじゃ」


 黒猫はブルーハートから渡された黒い紋章の付いた紫色の袋を取り出すと壺を入れようとする。


「ぬぐぐぐぐ……無理なのじゃ」


 がしかし、袋の方が小さいのでまず入らない。


「盗みを働かなければわたしゃが痛い目に合うからの。どうしたものかの」


 思い出したのは盗みを働けと言われた事。本当にろくでもない事だけは直ぐ思い出すものだ。


 黒猫は手を前に翳す。


「意外と人が多いし近いのじゃ。盗める位置じゃの」


 そう言うと黒猫の手に色んなガラクタが現れる。それを乱暴に袋の中へと放り込む黒猫。


「これでいいじゃろ」


 満足した所で黒猫は再び1階にある出口を目指して


 2階から3階に繋がる階段を上り始めるのだった。


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