「エピソード46 中世編:観測編(ルサリア視点)『緋と山吹の螺旋綴織(ヘリカル・ウェーブ)』」
未だにアフターストーリーが続くのか……。作者の懸念ばかりが着実に積み重なっていく。
【知ってた? 家政婦体験篇なんだけど。一度、途中で「巡礼編」の導入を挟むんだよ。そして、その後に改めて巡礼編が始まるんだよ】
初めは、アフターストーリーを途中に挟み、これを序章みたいに誤魔化そうとしていたのだ。つまり、作者が従来のやり口を変えてくるというスタイルである。
※これまでは、アフターストーリーは章末に入る形でした。
【なんて言うんだろう? 屋上で実質的な家政婦体験篇は終幕するんだ。だから、そこからの帰還をアフターストーリーにすべきかなと思ったのだ】
しかしながら、そうしなくても描けるな。そう思ったのも、実際にあった。現在も、どうするべきか決めきれないまま、127話を目指しているところである。
※15階層のうち、まだ3階までしか来ていない……。しかも、其処から先の謎解きについては、全く設定していない。それなのに、もう到達しそうになっている。
さて……読者の皆様に、どうやって言い訳しようか。作者は現在、それを考えている最中である。
【おっと……貴殿……。私の脳内ログを視ているな? 観測ログは当てにはならない。これは珍妙不可思議である。──揺蕩う水面へ脚を差し込むようなものだ。水面は揺らぎ、映っていたものは形を変える。その揺らぎを眺めながら、果たして何が映るのかを見るに等しい】
(一旦、今のことを考えよう。ルサリア姉さんのことだ。それから……)
私は思い出そうとしていた。『夢境監察局』について、一年前に設定したものを未だに伏せたまま、放って置いているのだ。
(何処でこの抽斗を引っ張り出し、その噴出口を暴こうか……?)
「緋と山吹の螺旋綴織」では、ルサリア視点、そして夢境監察局視点の話となる。
(そもそも夢境ってなんだよ?)
※そもそも夢境とは、現世と常世の狭間にある場所のことです。要するに、「夢幻の狭間」を指しています。彼岸と同じ場所ではある。しかし、同じ場所でありながら、その層位が異なる。……そういう場所だと思ってください。仏教的な概念をイメージして頂くと、比較的分かりやすいかもしれません。
「夢境監察局ってなんだよ?」という方は、下記のURLリンクから設定資料をご参照ください。
一年前の私が即興で設定した内容です。
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【夢境監察局の設定資料】
https://syosetu.com/userblogmanage/view/blogkey/3494205/
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夢境監察局は、輪廻転生を管理することで世界の安定化を図っている組織だと思って、作者が一生懸命に三時間で考えた設定なので。多分、ボロがあります。……一年前の私、良くこんなの考えたな。
「緋と山吹の螺旋綴織」では、ルサリアは【監視対象調査部】の所長みたいな立場で働いています。
ルサリア自体が即興で生まれたキャラクターで、なおかつ次元空間を移動することができる。だから部下がいると……。「部下が可哀想だな!」当時の私は、そう思っていたらしい。なので、存在しません。
とりあえず一旦、ルサリアがどういう職務なのか分かったところで、姉さんの説明はここで一旦、切らせてくれ。……これから説明が長くなる。
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【緋と山吹の螺旋綴織本編について】
これから「緋と山吹の螺旋綴織」本編について説明していきたい。
というか、プロットとプロセスを開示していく。どうやってこの話を組み立てているのか、その辺りまで含めて話していこうと思う。
① ルサリアの職場がどういう場所なのかを説明する。
※夢境監察局は、在能力を持つ者たちの心象波動を監視・解析する特殊機関であることを明示する。
② ルサリアの職務を説明する。
霊体の管理・観測・データ取得・監視が主な仕事。所長という立場でありながら、自ら現場へ直行する。「所長なのに現場へ飛び込んでいくマッドサイエンティスト」のような印象を持たせる。
③ 夢境監察局の副総統であるセリュナを登場させ、組織の規模や雰囲気を読者にイメージして貰う。
※ここでセリュナとルサリアの会話を一旦挟む。組織の説明を文章だけで続けるのではなく、二人の会話を通して、夢境監察局という組織の輪郭を見せる。
④ 実際の霊体の管理・観測・データ取得を担当する他所轄が存在することを示し、対応するキャラクターとして【情報統括管理部】のミーヴァとヴィーヤを登場させる。
※基本的なデータの観測・収集作業は彼女たちが担当している。一方、ルサリアは現場へ赴いて対象を調査し、その結果として得られたデータを持ち帰る役割であることを分かりやすくする。
⑤「魔術師は賽を手では振らないで行っていた《境界写しの賽儀きょうかいうつしのさいぎ》についての映像からデータを調査するシーンを挟む。
※このシーンでは、ナーレとヴァルの精神を調査している。ルサリアが過去のデータから算出した数値や記録と、現在の二人の精神状態を照合している場面である。……と説明している私自身、凄く何を言っているんだと思うシーンだ。
⑥ ルサリア自身が符術装置を通して、ナーレたちの精神へ微細な制御を試みる。ただし、ルサリアが掌握できているのは、あくまで「現在、解析可能な範囲」に過ぎない。その事実を理解したうえで、再びナーレたちを調査する必要があると判断し、再調査の意志を固めるところで終幕。
【一旦、描写の説明についてご理解の範疇に落とし込めただろうか?】
ここまでの描写については、「ああ、そういうことをしていたんだなぁ」くらいの認識で構わない。重要なのは、夢境監察局がどういう組織なのかを何となく掴んでもらうこと。
そして何より、調査して、解析して、色々と確認した結果――結局、現場へとんぼ返りするルサリア姉さんをイメージしてくれれば、それで十分である。
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【夢境監察局の登場キャラクターについての把握】
ひとまず、登場するキャラクターは四人であることを念頭に置いておこう。そして、夢境監察局に登場するキャラクターたちは、基本的に亜人やモンスター種である、とイメージして頂くと分かりやすいと思う。その殆どが女性で占められていることを申し上げる。
(取りあえず、こちユルは女性が大半を占めている。……この件については、あえて言及しないでおこう。彼女達を怒らせるわけにはいかない。────そのままにしておこう)
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【当時のルサリア姉さんについて】
「ルサリア姉さんはどうするんだい!」という問題が、噴水広場の水飛沫の如く、あちらこちらへ舞い散っているわけなんだが。
当時の私は、この時点から巡礼編へ入ることを考えていた。しかし、五世紀頃の時代背景について考察していくと、ゴート族があちらこちらにいるような状況を想定していたのである。
そう考えると、修道女が何事もなく街道を往く。ましてや商業街道を徒歩で進んでいくというのは、どうにも不自然だった。その時は、そう……。ルサリア姉さんに同行させるというか、マッドサイエンティストだから、同衾という名の護衛役として付けようと思っていた。
(その時はまだ、ルサリア姉さんをどうやって登場させようか決まっていない状態でして。他の世界設定についても、伏線がいくつか控えていた。それを巡礼編で顔を出させよう。その時に、ルサリア姉さんも出そうか? 当時は、そんなことを考えていたのである)
彼女は未だ、メインストーリーに再登場していない。何故なら、未だ巡礼編が来ていないからだ。……もう少しだけ、姉さんには待って貰おうかと思っている。
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私から説明する内容としては、ひとまず以上である。嘗て設定した内容が未回収のまま残っているにもかかわらず、メインストーリーは着々と先へ進んでいる。そのことだけは、どうかご留意頂きたい。
皆様、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
『第四十六話「緋と山吹の螺旋綴織」』において、プロットや物語の進行意図を少しでも感じ取っていただけたのであれば幸いです。
「タイトルの意味ってなんですか?」という声が、どこからか聞こえてくる気がします。
【アレはねぇ? 絨毯とDNA螺旋をイメージしてんだ。どちらも螺旋を描くように交わっていく。そして「緋と山吹」は、ナーレとヴァルをイメージしている。二人の関係が、まるで螺旋を描くように密接に絡み合っているからだ】
【そして、データとしては揺らいでいるから、「ウェーブ」の意味とも掛けているんだね。ちなみに「ヘリカル」というのは、螺旋やつる巻きを意味する言葉だ。つまり、「ヘリカル・ウェーブ」は螺旋と揺らぎ、その両方をイメージしているわけだね】
とりあえず、意味合いが渋滞しているが、ひとまず把握して貰おう。
【読者皆様は十二分に義務教育を修業している。今更ながら、児教育学科として想像力を育めと申し上げることは無い。各々、自己の責任として認知して貰いたい。────以上だ】
※こちユル作者:「皆、大人だろうから十二分に学業しているし。今更、英語由来の言語を説明する必要も。自分自身で調べられる能力もある為。"調べて?"とは申し上げません。数多くのなろう系作品を読んて来ているのだから、──想像力を駆使しろとは申し上げません。全てに於いて"自己責任"です。自認の程、宜しくお願い申し差し上げます。ご査収下さい……」




