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「エピソード44 中世編:道化編(ナーレ視点)『誰ぞ彼女時、英雄とて処女なり』」

 今回は、こちユル初の"カオス回"『魔術師は賽を手では振らない』。その物語の裏側を描くAfter Stories(Af.Ss)(アフターストーリーズ)より、ナーレ視点で綴られる一幕となります。今後は『After Stories(Af.Ss)』をタイトルへ統一して明記し、内容に応じて序章や導入を示すシリーズタイトルも付与していく予定です。


【階層化的に考えるとこんな感じ?】

Pr.(Prologue)

In.(Interlude / Introduction)

Fn.(Fin)

Af.Ss(After Stories)

Ex.(Extra)

If.(If Stories)


 今更、そんな説明を付け足すなと言いたくなる作者本人であった。


……取りあえず、本編に戻ろう。


『誰ぞ彼女時、英雄とて処女なり』では、本編でも触れたとおり、ナーレがノルド村から自宅へ帰宅し、両親にこっぴどく叱られるというストーリーです。


 その経緯は、『魔術師は賽を手では振らない 導入編-Ⅰ-』まで遡る。ヴァルが「置き手紙を残していけば大丈夫だろう」と提案したことが、そもそもの発端。


 作者視点で言えば、相手が十三歳の少女である以上、いろいろと気になるところはある。とはいえ、カイル青年も一緒にいるので、「まあ、そこまで問題にはならないだろう」と半ば楽観視していた。ちなみに、作者設定ではカイン青年の年齢は十七歳前後です。


【Af.Ss:作者の反省点公開】


 今回はプロットやプロセスの公開ではなく、作者自身が文章のミスや構造のズレを振り返るための回です。


 本編の裏側で気づけなかった点を整理する目的で掲載しています。それでは、反省点の観測ログとナーレ視点の一幕をどうぞ。

作者としては、冒険した以上、帰宅まで描くのが常だと思っている。


 そのため、本来であればノルド村から自宅前までの道のりも再度描写すべきだった。しかし、そこをもう一度やるとテンポが悪くなるので、今回は背景描写だけで済ませることにした。


『魔術師は賽を手では振らない 導入編-Ⅰ-』では、「何時間経過した」といった説明まで入れているのだが、帰宅時にもう一度同じ説明をするのはクソメンドクセェ。そんな作者都合により、ばっさり省略したのである。


 この頃の私は、森の小道や谷に架かる小さな橋などを、かなり散文的に描写している。


ただし、あれは間違いなく作者の脳内にある森である。ノルド村へ向かう実際の道筋を描写しているわけではないので、その点だけはご承知いただきたい。


(なお、ノルド村からナーレ宅までの道筋は、未だ白紙の地図のままである……。この地へ羊皮紙が置かれることは、作者が死ぬまでないと思われる)


本作は、即興カオス回を乗り越えた直後に勢いのまま書き加えたアフターストーリーである。


 故に、文章はかなり散文的で、構成もどこか怪しい。そんな状態で書かれたものであることを、先に宣言しておきたい。


取りあえず本編をピックアップする。  


【ピックアップ1】


 母の声が震え、私は顔を上げる。シャイマーの瞳には、止めどなく涙が溢れていた。その涙は、私の冒険への漠然とした不安と、娘を失うかもしれない恐怖を物語っていた。


 言い訳の言葉が喉に詰まり、手足が冷たくなる。私は小さく溜息をつき、視線は床に落ちたまま。自分の判断と行動の責任を強く感じ、少し背中を丸めた。


 多分、修正すべきピックアップその1だと思う。直すとしたらこうだろう。


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 母の声が震え、私は顔を上げた。母の瞳には、止めどなく涙が溢れている。その涙は、私の冒険への漠然とした不安と、娘を失うかもしれない恐怖を物語っていた。


 私の言い訳じみた言葉が喉に詰まり、手足が冷たくなる。私は小さく溜息をつき、視線は床に落ちたまま。自分の判断と行動の責任を強く感じ、少し背中を丸めた。


-----------------------------------


 このように修正するのが喜ばしいだろう。


 

【ピックアップ2】


 叱責が一段落したあと、私は静かな部屋に座り、深く息を吸う。夕日が床に長い影を落とし、外の空気が少し冷たく感じられた。


 布団の中で、私はそっと念話を開く。静かに胸の奥でヴァルの存在に触れる。


-----------------------------------


 叱責が一段落したあと、私は静かな部屋に座り、深く息を吸う。夕日が床に長い影を落とし、外の空気が少し冷たく感じられた。


 布団の中で、私はそっと念話を開いた。静かに胸の奥へ意識を沈め、ヴァルの存在に触れる。


-----------------------------------


 このように修正するのが喜ばしいだろう。


【ピックアップ3】


 私は布団の中で目を閉じ、今日一日の出来事を反芻する。両親の叱責、村での戦い、そしてヴァルの存在。胸の奥で小さな引っかかりが残ったまま、彼女は静かに眠りにつこうとした。その引っかかりは、やがて自分の成長と冒険の糧になる予感を、ほんの少しだけ知らせていた。


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 私は布団の中で目を閉じ、今日一日の出来事を反芻する。両親の叱責、村での戦い、そしてヴァルの存在。胸の奥で小さな引っかかりが残ったまま、静かに眠りにつこうとした。その引っかかりは、やがて自分の成長と冒険の糧になる、そんな予感をほんの少しだけ抱かせていた。


-----------------------------------


 このように修正するのが喜ばしいだろう。


【ピックアップ4】


 台所からは、パンを焼く香ばしい匂いが漂ってくる。

しかし、いつもなら聞こえるはずの家族の賑やかな会話はなかった。


 私が食卓につくと、そこにはいつもより少し冷たい空気が流れていた。父の表情は硬く、私に視線を合わせようとしない。母は心配そうに私の顔をのぞき込むが、その目はまだ少し赤かった。


「……おはよう」


 私が小さな声で挨拶すると、父は無言でパンをちぎり、母は「おはよう、ナーレ」と、か細い声で返した。私は、自分が家族に与えた心の痛みと不安を、改めて痛感した。


 この沈黙が、昨日以上の叱責なのだと私は感じた。それでも、昨日とは違う。胸の奥に、ヴァルの存在が静かに寄り添っているのを感じる。冒険とは、自分の意志で選んだ道を進むこと。それは、家族との関係を変えていくことでもあった。


 私は、無言でパンを口に運びながら、布団の中でそっと念話を開く。心の中でまだもやもやする引っかかりを整理したくて。


-----------------------------------


 台所からは、パンを焼く香ばしい匂いが漂ってくる。

しかし、いつもなら聞こえるはずの家族の賑やかな会話はなかった。


 私が食卓につくと、そこにはいつもより少し冷たい空気が流れていた。父の表情は硬く、私に視線を合わせようともしない。母は心配そうに私の顔をのぞき込むが、その目はまだ少し赤かった。


「……おはよう」


 私が小さな声で挨拶すると、父は無言でパンをちぎって、母は「おはよう、ナーレ」と、か細い声で返した。私は、自分が家族に与えた心の痛みと不安を、改めて痛感する。


 この沈黙が、昨日以上の叱責なのだと私は感じた。それでも、昨日とは違う。胸の奥に、ヴァルの存在が静かに寄り添っているのを感じる。冒険とは、自分の意志で選んだ道を進むこと。それは、家族との関係を変えていくことでもあった。


 私は、無言でパンを口に運びながら、心の中でそっと念話を開く。心の中でまだもやもやする引っかかりを整理したくて。


-----------------------------------


このように修正するのが喜ばしいだろう。


【ピックアップ5】


 私は目を閉じ、言葉の意味を咀嚼する。ヴァルはただの指示者でもない、操る者でもない。

ただ彼女の傍にいて、必要な時だけ導く存在──それでも完全には心を許さない部分があることを、彼女は微かに感じ取る。

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 私は目を閉じ、言葉の意味を咀嚼する。ヴァルはただの指示者でもない、操る者でもない。

ただ彼女の傍にいて、必要な時だけ導く存在──それでも完全には心を許さない部分があることを、微かに感じ取れた。


-----------------------------------


このように修正するのが喜ばしいだろう。


 改めて読み返してみると、ミスのオンパレードで……正直、笑って済ませられる状態ではなかった。

日を改めて、誤字脱字や表現の不自然な箇所がないか、改めて見直していきたいと思います。


読者の皆様には、大変お見苦しい状態のまま公開してしまい、申し訳ございませんでした。

皆様、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。


『第四十四話「誰ぞ彼女時、英雄とて処女なり」』において、プロットや物語の進行意図(?)を少しでも感じ取っていただけたのであれば幸いです。


……と言いたいところなのですが。


 今回のアフターストーリー、改めて振り返ると、本編の前書きで既に説明していた内容を再度説明してするだけという。


【いや、これ……物語の意図を感じ取る回ではなく、ミス箇所を晒し上げる回でしたね?】


 作者自身、読み返していて「いやぁ~本編の前書きで説明しちゃったしなぁ。どうしようかなぁ……」と思う点が多々ありました。読者の皆様には、お見苦しい部分をお見せしてしまい申し訳ございませんでした。


 取りあえず……ミス箇所の数、多すぎませんか?


いや、本当に。よくこの状態で投稿したな、と今になって作者本人が頭を抱えております。


【はい……修正しますので、少々お時間をください。このサブ連載は、実は修正箇所を見直すという目的も兼ねております。「最初からそこまで考えていたのか」と思って頂けると助かるのですが……実際の所は、作者自身が過去の文章と向き合う場でもあります】


 こうして改めて見直す時間を設けることで、直ぐには気付けなかった部分が多くあるのだと、改めて実感致しました。これからも『こちユル』をお楽しみください。


……尚、本編は本編で設定や物語が多層化しすぎて、作者自身が現在進行形で苦戦しております。


申し訳ございませんが、もうしばらくお待ちください……。


(ちなみに、作者の言う「もうしばらく」は、最近では十日程度を指している事だけご理解下さい)

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