↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/86

超・夏休み27

連続更新37日目!

大会出て怠いから短いし投稿が遅いのだわ


「ちょっと……難しい」


「今は補助無しでやって詰まらず回路に妖力を流せているのなら上出来ね。スムーズに流せていないからと言って自分を卑下しない事ね。

 初めての経験にしては流麗な方よ、葛葉の回路の流れを何度か見たけど既に効率だけなら上ね。葛葉もしっかり学べば同じくらい綺麗に回路に妖力を流せるだろうけど本人の性格的にあまり期待出来ないわ」


「姉ちゃん雑な所があるから性格が回路の流れに出てる……」


「ん?意外と分かってるわね。回路の流れは性格が出るわ。葛葉は初動が早いけれど求めた分が得られるのなら効率は無視の雑さ、陽太郎の場合はしっかりと後の事を考えて効率求める所。

 どちらも良い所があって私は好きよ?速攻の葛葉と持久戦の陽太郎って感じで対応出来る分野が違う、こう聞くと何か楽しくならない?」


「スペシャリストみたいで少し興奮する!」


「ふふっ!男の子ね!」


楽しそうに回路に妖力を流す姿を見て思わず頬が緩む。

流れはまだまだ遅いが流す事自体には既に慣れて来たのかチラチラとこちらを見ている。

速く回路に妖力を流すのをやってみたいという思いが見て取れるが勝手に実行しないのは自制が出来ていて教える側としてはとてもやり易い。


「速く効率的に回路に妖力を流すのは難しいし失敗すると地味に痛いから気を付けてね。

 これは私が補助をするわ。難しさを例えるのなら自転車でゆっくり曲がるのは出来るけど速度を出して急カーブするのは出来ないってイメージね。

 失敗したら怪我するのも同じよ」


「う、うん」


初めて回路に妖力を流し開いた時の感覚を思い出しているのは表情がやや硬い。

安心させる様にそこまで痛くないと伝える。

陽太郎の両手を包むように添えると少しずつ流す速さを上げていく。


「っ!想像以上に速くすると難しい!」


「葛葉の凄い所はこのような速い作業を効率を無視して最短で発動まで漕ぎ着ける能力だが代償として妖力が早く尽きやすかったり痛みを伴ったりする。

 今の陽太郎より遥かに速いが雑すぎで妖力が回路から漏れている始末だ。丁寧かつ迅速をモットーとしている私からすれば頭が痛くなる事案だ」


葛葉の無茶を思い出すと自然と顔に皺が出来てしまう。

私からしっかり学んで少しは雑な妖力の扱いを改善して欲しいと切に願っている。


「回路が複雑な所は難しいから集中し過ぎてしまうのは分かるわ。

 でももう少し肩の力を抜いて妖力を流しなさい。緊張状態は良くも悪くもあるけどこの場合だと少し悪いわね。葛葉は色々と雑だけど器用なのは間違いなくて容量良く流してるの雑だけど。

 今の陽太郎の妖力の流し方は丁寧だけども少し丁寧過ぎてるのよ。例えるなら回路が針、妖力が糸だとすると一本一本気を遣って糸を針の穴に通してる状況。

 これはストレスにもなるのは分かるわね?葛葉はこの解決法を糸の数を雑に放り投げても穴に通せるくらい増やしたのよ。ここまで雑にしろとは言わないけれど少し大味で妖力を流して良いわね」


陽太郎の流れる妖力を感じながら逐一アドバイスをする。

難しそうな顔で四苦八苦していたがアドバイスを聞いてから5分も経たずに大味の加減を掴んだのか複雑な回路の妖力の流し方のコツを掴んでいた。


「凄いわ陽太郎!!回路に流れる妖力の速さも効率も手の抜き方も既に最低限のレベルにあるわ!葛葉の速さには敵わないけれど陽太郎の性格的に合わない事を考えるととても良い習得状況よ!!

 まさか1日でここまで出来るなんて思わなかったわ!!知り合いに陽太郎と似たような生まれの子がいるんだけどその子のほうが妖力の気配が強いわ!それでも強さなら陽太郎の方が強そう!」


怒涛の私からの褒め言葉に陽太郎は思わず赤面してしまう。


普段から葛葉共々狐雪に甘やかされているがこの褒め方は普段とは違う方面での甘やかしの為か陽太郎に耐性が無い。

狐雪なそんか陽太郎を見て更に褒めちぎった。


「葛葉とはまた違った才能の原石!陽太郎の性格と才能なら直ぐに冷気変換も習得して夏場のランニングも熱中症にならずに楽しく走れるようになるわ! ふふふふっ!!今から陽太郎と葛葉の3人でランニングするのが楽しみで仕方がないわ!」


「婆ちゃん止めてくれっ!恥ずかしいから!!」


「嫌よ!!可愛い孫の良い所はしっかり褒めなきゃ!!」





褒める方面では容赦がない氷鉋狐雪

氷鉋狐雪は才能のある人間が大好きなのだ。

しかしそれと同じくらいさいのうに恵まれなくても努力を努力と思わず頑張る人間も同様に愛している。

差別的博愛主義者の元神様





ここまで読んで下さりありがとうございます!!

面白いと思った方はブクマ、評価をお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。