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超・夏休み20

連続更新20日目!

いつの間にか1000pv超えてました!

ありがとうございます!


「そうよ?貴方がずっと欲しがってたプラモデルが祭りの出店で景品としてあったから手に入れたのよ?友達1人と使用人2人で罰ゲームの最中だったから私が直接手に入れる事が出来なかったのが残念だけれど喜んでくれると嬉しいわ」


『本当に見つかったの?!』


「えぇ、出店の店主がマニアにだけ分かる目玉景品の意味も兼ねて自分のコレクションを選んだらしいわ。

 それとその店主から伝言よ。

 『俺ぁもう歳でプラモデルを作るのが辛くなってしまったからこれは君が作りなさい。その方がきっとプラモデルも喜ぶ』って」


『自分のコレクションをっ……?!』


「感動してる所悪いのだけれど店主は貴方が小学生の時泣かされた糞爺よ?感謝する事ないんじゃないかしら」


『お母さん……流石にそれは可哀想だよ』


「そう?」


スマホ越しに巳継の糞爺を憐れむ声が聞こえるが知った事ではない。

今を生きる人類、あの糞爺でさえ日本の子供達のうちの1人として渋々カウントしているが自分で腹を痛めて産んだ子の方が遥かに優先順位が高いのは当たり前なのだ。

昔のぼったくり以来対して義昭の様な子供への悪事を働いていない様子故にギリギリ子供の1人という守護の対象に入っているに過ぎない。

守護する子供のうちの1人と言っても所詮は他人だ。


「まぁ……少しは感謝しておくわ」


『うん、そうした方がいいね。あ、そうだ来週末プラモデルを取りに行くけど大丈夫?』


「大丈夫よ?特に用事はないから。

 来週末取りに帰って来たらそのまま泊まるのかしら?」


『うーーむ。今アーケードで遊ぶ用のゲームの調整に時間が掛かって大変だから泊まらないかな。

 来月の再来月の後半には仕事が落ち着く予定だからその時一時帰省するよ』


「奥さんと子供達も来るのかしら?」


『どちらも友達と遊ぶ予定があるから無理と断られてしまったよ…………』


「そう残念がるのも無理はないわ。私もその気持ちは良く分かる立場だもの」


そこから少し話すとスマホを着物の袖に特注で付けたポケットに収納した。

浴衣等の着物だと洋服のようなポケットはない故に特別に作って貰った物なのだ。

元々そう言う用途で付いている着物もあるが少しデザインが合わない為わざわざお気に入りの着物と同じデザインを作り、そこに追加して貰った。

中々に気に入っている。


「義昭くん中々喜んでいたっすね〜!」


「ずっと見つからないと嘆いていましたから感動もひとしおなのでしょう」


「10年近く探していたらしいですし感動の大きさも押し計れますね」


「まだ子供の頃狐雪さんに初めて玩具を買って貰った時のような声の上擦り方をしていたっす」


「あぁ懐かしいな。喜びのあまりその玩具を肌身離さず持ち歩いていたのにはもの凄く困ったものよ?ふふふ!

 遊びたい気持ちが全身から溢れているのに玩具の布団の中に開封もせずに置いて寝るのを見た時は思わず笑ってしまったもの!夜じゃなくて良かったわ。夜だったら他の子も起こしてしまう所だったから」


「可愛いかったんですね」


「今は凛々しくなったけれど未だに子供のような目をして働いているわ。

 可愛いさは隠せないわ〜!昔はママ〜って言っていたんだけれどね?途中で思春期に入ってお母さんって言葉を変えていくのよ?それはほんっ当に堪らない可愛いさよ!

 義昭だけで可愛い話は沢山あるのだけれど他の子達の話も合わせると1年間語り尽くしても足りないかもって思っちゃうわ!」


少し目を瞑るだけで懐かしい思い出が沢山蘇って来る。

数百年前では考えられない程の豊かさ故に思い出も一等濃く、次の番を探す為に家を離れるのが寂しいと感じるがふと思う。

自分で作った【ひ孫が生まれて成人したら家を出る】というルールは昔だから作ったものだが今はもう撤廃しても良いのでは?……と。

だが今はそんな事はどうでも良い。

義昭との思い出を振り返るのだ…………!


「あの子が初めてお漏らしをした時恥ずかしそうに報告して来た時とか────」


「っ!それは本当ですか?」


「あははは義昭君そんな昔から落ち着いてたんっすね!」


「学校のテストで初めて100点を取った時の喜びようと言ったら?────」


「えぇ?!転んだ後治療もせず家に一直線?!」


「それは初耳の情報っすね。余程嬉しかったんすね〜」


「えぇ!ロボのプラモデルを買って上げてからはより一層勉強にのめり込んで行って今にいたるの」


「義昭さんにそのような可愛いい過去がっっ……!」


「ふふ……もっと聞きたい?」


「「是非!」」


思ったより聞きたいのか神楽と拝は前のめりで反応した。

ちなみに人気のない場所かつ人が来ないと分かっている場所の為ある程度声を出しても大丈夫だ。

禮はと言うと笑っていつの間にか買っていたジュースを飲んでいる。


「なら他にも話して上げる。

 下世話な話はあの子も聞いて欲しくないだろうからそこは言えないけれど他の事は話せるから。

 学校の先生に怒られて宿題を増やされた時の話なのだけれど────」





子供の思い出話をするのが好きな氷鉋狐雪

かき氷の食べすぎで腹を壊す事はないが何故か◯1を飲むと腹を下す傾向にある。

原因が複数同時に飲む事だと気付かないお母さんである。






ここまで読んで下さりありがとうございます!!

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