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〜the Answer〜
書作です。
拙い文章ですが読んで頂ければ幸いです。
プロローグ 〜新たなる世界〜
いつになく静かな朝だった。
程よく朝日が眠気を覚ます。
もたれ掛かっていた大木からは小鳥たちのアンサンブルが奏でられたなか1人の青年が起き上がる。
「朝か...動くか...」
青年はボソリと呟いた。
ゆっくりと身体を伸ばし落ち葉の引っかかったマントをバサリと叩く。
比較的綺麗なマントからフワッと落ち葉が離れたのを確認したら身体に纏い青年は歩き出した。
答えのない、ゴールもない、未知でしかないこの世界の自分だけの答えを探しに青年は歩き出した。
「なんでこうなったかな......」
青年の溜息は朝靄と共に眩い太陽光に照らされた。
これは奇妙な因果と運命の狭間で翻弄する1人の青年の物語である。
ゆっくりと連載させて頂きます。
2週に一回は更新目指します。