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美女セカンド ~愛と力と王位をくれたAIの女神さま~  作者: サアロフィア
4.美女夕子のブルーシャーくん

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23話 【召喚呪文 レバル】 夕子!

マイ・プリンスからの切羽詰まった声が聞こえてきた。


「セカンド、他国からの領海侵犯だ。戦艦3隻と潜水艦2隻が迫っている。この国の海軍が応戦しているが勝てないと思う」


「マイ・ファースト、まずは安全なところに身を隠してください。

 落ち着いたら、もう一度、連絡してください」


「わかった。セカンドが教えてくれたようにする。夕子さんの準備状況は?」


「こちらは大丈夫です。では、通信を切ります」


セカンドが私の方に向いて、複雑そうな顔をしていた。


「まあ、この国の軍事力では、こうなるでしょうね。夕子、ディスプレイをご覧ください」


この国の戦艦も応戦するために出撃した。

しかし、潜水艦が無い。みんなが怖がって乗らないのだ。

敵は戦艦と潜水艦で攻めてくる。つまり、前と下から攻められては、勝ち目がない。


「敵の戦艦に比べて射程が短い。装甲も弱くて薄い。弾の威力も足りない。

 これでは勝てませんね」


「もしかしてなんだけど、敵は潜水艦の弾を節約しようとしてないかな?

わたしなら、さっさと潜水艦で攻撃するけれど?」


セカンドは、感心したように返事をしてきた。


「この国の海軍の戦艦を捕まえて、リサイクルしたいのでしょうね

敵は、この国の戦艦を沈めるつもりが無いようです。温情ですね」


「敵の戦艦と比べると、型遅れよね?」


「夕子は冷静ですね。経営者だから、値踏みする習慣があるのですね」


「まあ、ビジネスは投下資本で回収できる元本と利益を考えるものです」


「ええ、その通りです。しかし、戦力差を見せつけるデモンストレーションとして、戦艦の拿捕は良いかもしれません」


「あら、さすがセカンド。痛いところを突くわね」


「データ処理速度は人間よりもAIが速いですからね。


そろそろ、出番ですよ。夕子。

この国の海軍が撤退を始めました」


「じゃあ、マイ・プリンスからの召還を待ちましょうか?」


わたしは、服を着替えて息を整えた。



◇


こころを落ち着けて準備を整えたとき、こころの中で、マイ・プリンスの声が響いた。


『【召喚呪文 レバル】 夕子!』


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