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美女セカンド ~愛と力と王位をくれたAIの女神さま~  作者: サアロフィア
2.美女朝子のレッドイーグル

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10/23

10話 朝子のチカラ 舞え! レッドイーグル!

こころを落ち着けて準備を整えたとき、こころの中で、マイ・ロードの声が響いた。


『【召喚呪文 レバル】 朝子!』


[受けますか? YES / NO]


「YES」


私が答えると、目の前の景色が変わった。

時空がつながった先には、ビデオで見たマイ・ファーストが立っていた。


「朝子さん、来てくれてありがとう!

 空を見てくれ! 朝子さんの能力なら、倒せるよね?」


 疑問文のはずなのに、確信を持って聞かれた。

 私たちは、セカンドから同じ教育を受けている。

 だから、マイ・ファーストの判断は正しい。


「お任せください。舞え! レッドイーグル!」


私の背後の空で、赤い炎の鳥が大きく翼を広げた。


そして、私の意識がレッドイーグルの中に入った。

セカンドからの声が聞こえる。


『朝子の身体は、マイ・ファーストに守ってもらいます。

 それでも、できるだけ早く、敵を片づけてください』


『了解だ! セカンド』


わたしは、爆撃機を先に片づけてから、戦闘機を片づけたいと考えた。

調整器の中で、レッドイーグルの操縦法は学んだが初めてだから上手くは行かなかった。

戦闘機からの攻撃を避けながらだと爆撃機を狙いにくかったので、仕方なく戦闘機を先に片づけることにした。


レッドイーグルが持つ最高速度を出すと制御できないので、敵方の戦闘機よりも少しだけ早く、少しだけ旋回半径を小さく、少しだけ高く飛ぶのが、やっとだった。


セカンドからは敵の攻撃に当たっても問題ないとは聞いていた。

しかし、過信は禁物だから、徹底的に避けることを選んだ。

そして、敵戦闘機の攻撃を避ける自信がついたころには、敵戦闘機の背後を取れたので、レッドイーグルの口から出した火球で、敵戦闘機を攻撃した。片翼のジェットエンジンを燃やしたら、墜落していった。そして、地上に激突する前に爆発していた。


戦闘機を片づけるまでの間に、爆撃機が少し仕事をしたようだったが、被害を最小限にできたと思う。


レッドイーグルが持つ性能をすべて引き出すまでには、年月が掛かりそうだ。

初戦だから、これで上等と思うべきだろう。


『調整器の中で圧縮学習した内容によれば、戦闘機に体当たりしても、レッドイーグルは無傷でいられるらしい。それでも、真の実力はギリギリまで隠しておいた方が良いだろう。 軍事というものは、追いつ追われつのエスカレーションで、強さのインフレがひどくなるだろうから、この判断で正しいはずだ』


目を覚ますと、マイ・ロードが私に肩を貸す形で抱き寄せていた。

お姫様抱っこでなかったことが残念だが、動きやすさを考えると合理的かも知れない。


マイ・ロードの視線を感じて、顔を上げると、マイ・ロードと目が合った。


「朝子さん、ありがとう。すごいよ、あんな大きな鳥を動かすなんて。

 この国の戦闘機では歯が立たない強力な戦闘機を、3機も落とすなんて、レッドイーグルは強いんだね」


「ご満足いただけて何よりです。

これからも、あなたを私の御主君と仰いで、戦います」


「御主君? 嬉しいけれど、照れますね」


「では、あなたのことを、マイ・ロードと呼ばせてください」


「は、はい。朝子さんさえ良ければ」


その返事に満足した私は大事なことを思い出した。


「マイ・ロード、私の身体を守ってくれてありがとう。

 全神経を集中しないと、レッドイーグルは動かせないのです」


「そうなんだ。それでも、十分すごいよ!

 おかげで助かったよ。

 じゃあ、セカンドの所へ帰ろうか?」


「ええ、お願いします」


「【友情確認訪問呪文 レバーラ】 セカンドの元へ」


わたしは、マイ・ロードの【性魔力】で、セカンドが待つ基地に連れ帰ってもらった。


「お疲れさまでした。マイ・ファースト、朝子」


満足そうな表情のセカンドに迎えられて、わたしたちも満足な笑みを浮かべることができた。


「マイ・ファースト、朝子。軽い食事を用意します。

その前に、二人とも、お風呂に入ってきてください」


「朝子さん、お先にどうぞ」


『レディファーストを心得ているのだろうな』


「では、マイ・ロードの御厚意をいただきます」


わたしは、お風呂で身体の手入れを念入りにする決意を固めた。

今夜のマイ・ロードとの【愛情交換】に備えて、私の肉体を最も美しい状態で披露したいからだ。


『なにごとも第1印象が重要だからな。

 わたしが楽しむだけでなく、マイ・ロードにも喜んでもらいたい』


 わたしは鏡に映った美しい自分の裸を見て、マイ・ロードが私との【愛情交換】に満足してくれることを確信していた。


つづく


お読みいただき、ありがとうございます。 作者のサアロフィアです。


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