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1話 新作ゲームアナザーアゲイン

 皆様、初めまして。れもんてぃと申します。これが初めての作品の投稿です。

 そしてこの作品を読んでいただき、誠にありがとうございます。皆様に気に入っていただける、面白いと思っていただける作品を作れるように頑張りますのでよろしくお願いします。

 俺はこの世界が嫌いだ。

 俺は相も変わらずの陰キャだ。周りを見ると陽キャばかり。

 誰も話しかけることは無いしそもそも俺に話しかけてくれる人など一人も居ないのだ。

 そうしてクラスで人気者のあいつ。あのキザだ。

 あいつはまるで主人公のように、周りには常に女子が集まっている。


 俺みたいなモブ陰キャと主人公な陽キャ。到底あんな風にはなれない。なる気なんてさらさら無いのだ。


 ただ、俺には一つ、好きなことがある。それはゲームだ。ゲームをする時間が俺にとって最高の時間だ。そして今日は新発売のアナザーアゲインを買いに行く。


 アナザーアゲイン、どうやらVR型ファンタジーゲームなのだ。最新ゲームということもあり物凄い人気がある。まあ、俺は前から予約を取っていたので買えるのだが。


 [おい、田鶴原たずはら。ちゃんと聞いてるのか!!]

 [は、はい!!]


 そういえば今は授業中だった。

 周りからは笑い声やヒソヒソと僕の悪口を言っている奴がいる。

 そんなの気にしない。早く授業が終わらないかなと僕はゲームを買うのが待ち遠しいのだ。


 ◇◇


 ようやく今日の授業が終わり俺は急いでゲーム売場に行く。

 学校から約30分。遠すぎんだよと思いながらも僕は全力で走る。


 [いらっしゃいませ…って君か]

 [予約してたゲーム、ありますか?]

 

 店長とはここでゲームを良く買うので顔を覚えられている。


 [ほら、ちゃんとあるから大丈夫だよ。しっかしゲームばかりしてたら頭悪くなるぞ~]

 [余計なお世話だ。それより早く会計を]

 [そんなに急がなくても]

 [早くしたいんだよ。ゲーマーにとっては大事なんだ]

 

 店長は苦笑いをする。

 

 [あ、そうそう。このゲームなんだけど…ってもう居ないし!?]

 

 俺は急いで家に帰り自室に入る。


 [え、お兄ちゃんこれからゲームするの?]

 

 ゲームを始めようとすると妹が僕に声をかけてきた。


 [ああ、新作ゲームだ。めっちゃ楽しみでな]

 [あはは、相変わらずゲーム馬鹿だ]

 [まあ、これから始めるから話しかけないでくれ]

 [はいはい]


 妹が俺の部屋から出ていったので俺はVRを着ける。するとキャラクター作成が出てきた。


 このゲームではキャラクターは自分の見た目として作成されます。尚、この状態以降からは戻ることは出来ません。


 仕方無い、顔は隠すしかないか。

 俺は狐のお面を着ける。おお、良いじゃん、これ。

 なんだ、役職もあるのか。しかも色々あるぞ。

 うーん、そうだな。まあ剣士一択だろ。


 ダウンロード開始、リスポーンされます。

 

 ◇◇


 目を開けると大自然にスポーンされた。

 おお、これがゲーム世界…ってほとんど現実と変わらねぇ。

 グラフィックが凄いのか?まあ良い、移動しよう。


 おお、モンスターだ。初めての戦闘、ワクワクする。

 チュートリアルを表示しますか?

 

 チュートリアル?しかもなんでノーかいいえなんだよ。

 チュートリアル無しで戦闘、絶対終わっただろ。

 まあ、俺の場合は大丈夫だ。これまでの経験を活かして戦闘をする。


 よし、まあこんなもんかな。

 大体の戦闘は理解できた。ほとんどのゲームとそんなに変わらない。違うと言えば自由度が高いことだな。バク転だって出きるし。ほんとなんでも出来る。最高すぎだろ。


 その時、時間を確認する。

 

 [19時!?やべ、早くログアウトしてご飯食べないと…ってあれ?]

 

 なんと、ログアウトが出来ない。

 

 [は、何でだよ。そんなこと一つも説明書には書いてなかったのに]


 まずい、このままではほんとにまずいぞ。

 ん、通知?


 ゲーム内のスマホを開き、俺はメッセージを確認する。


 [ハロー、このゲームをプレイしている諸君。私の名前はNと言う。このゲームのゲームマスターだ。ひょっとしてログアウトが出来ないと思っただろ?そうさ、ただゲームをするだけではつまらない。だから私が産み出した最高のゲームを君達にプレイしてもらう。まずはこのゲームのルール説明だ。このゲームは死んだら終わり、つまり現実でも死ぬのだ。だが一つ、生き延びる可能性がある。それはチームだ。パーティを組むことにより制限付きでリスポーンが出来る。ただし、リスポーン回数が0に達すると死ぬ。このゲームを終われるのは最終クリアまでだ。ただ、どうすればクリアになるのか、それは伝えることが出来ない。NPCなどの話を聞いてこのゲームを攻略できるよう、せいぜい頑張ってくれたまえ、それでは]


 なんだよ、それ。

 どうやってクリアするんだー!!

 

 [まあ、そんなことを言っていても何も進まない。こういう時はまず町に行かないとな]

 

 俺はマップを開く。

 ここら辺の近くに町がある。そこに向かうか。


 まだ他のプレイヤーを見ていない。他のプレイヤーはどうしているんだ?

 そう思いながら僕は町へ向かう。


 ◇◇


 此処が町か。

 辺りを見渡すと俺以外にもプレイヤーがいる。

 しかもほとんどのプレイヤーがパーティを組んでいる。


 宿屋に行くか?

 いや、でも今の俺は一人だし、リスポーン地点を固定したとて、それに代金が高い。


 取り敢えずレベルを上げないと。

 だけどここら辺でレベル上げ出来る場所って…

 マップを開き地図を確認する。


 この場所しかなさそうだ。

 だけどどうする?慎重にいかないといつ死んでもおかしくない。


 そう、もうこのゲームでは死人が出ているのだ。


 だけど今日はもう遅いし寝るしかないか

 俺は結局宿屋に留まった。


 そうして日付が変わった。


 [そろそろ出発するか]


 俺は初期装備の状態でレベル上げをすることにする。


 数時間後…


 [はあ、なんとか3レベに上がった]

 

 その時、辺りが一気に暗くなる。

 まるで朝から夜になったかのように。


 [なんだ、これ]


 その時、何かが現れた。

 その瞬間、俺の方に一気にオーラが飛んでくる。


 気がつくと周りはもとに戻っていた。


 [さっきのは一体…]

 

 告知、謎の力が付与されました。


 [謎の力?なんだそれ]


 そんなものこんなゲームにあったか?

 いや、調べることなんて出来ないしな。

 よくよく考えたらもう1日が経ったんだよな。

 現実では、どうなっているのだろうか。


 いやいや、そんなことを考えても仕方がない。


 俺は、この世界で生き延びないといけないんだ。

 死んだら終わり、そして仲間なんて居ない状況。

 今の状況リスポーンは出来ない。

 だけど、俺はこの鬼畜なゲームを攻略してやる。そして元の世界に戻ってやるんだ。それが今俺がやる責務なのだ。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 この話どうでしたか?良ければ感想やフォローなどをしてくださると嬉しいです。

 また、誤字があるかもしれないのでもし誤字って居たよというところがあれば是非言っていただけると対応をしますのでよろしくお願いします。

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