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毎日アイツが気にかかる!  作者: てんまる99


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3/3

マジなの?

おかしい⋯週一位でのんびり書こうと思ってるのに⋯。

“ヴーンヴーン”


七海と海岸で服を乾かしていると、スマホのバイブ音が鳴った。

取り出して見ると、コールは晴人からだった。


『あのさ、七海ちゃんって⋯その⋯』

「ああ、七海なら私の隣で寝てるよ」

『いや、冗談はいらないんだけど⋯』

呆れた声色の晴人。

と、ここでスマホを七海に向ける。


「起きてる⋯けど?」

意味が分からず小首を傾げる七海。

『な、七海ちゃん?!』

「七海でいい」

『な、七海は⋯今どこに??』

「海」

『ええっ?』

晴人の戸惑う声が聞こえた。


ふふ 、晴人、私一歩先に七海と仲良くなったもんね。

ちょっと自慢。


再び私がスマホで通話する。

「晴人、家帰って私の着替え2着持ってきて」

『え、そんなのどこにあるか⋯』

「母さんに聞けば分かるでしょ。普段着でいいから。あ、あと下着も2人分」

『はああっ、下着?? ちょっ、二人で何してる⋯』

「何でも良いでしょ。七海と二人で遊んでたの」

『えーーー』

不満そうな晴人。


「実は今、七海が結構セクシーな格好なんだけど」

『ええっ、ほんとに?』

明らかに動揺する晴人。

思春期の男子の思考なんて丸わかりだ。


「来なくていいのかな?」

『わ、分かった⋯行く』

晴人は頷いた。

「あ、私の下着、見ても良いけど、汚さないでよね」

『よごっ?! んなの見るか!』


晴人の通話はここで切れた。

まぁ、それでも晴人はちゃんと服を持って来るハズ。

一旦約束したことを違える様な人間じゃない。


私達の居場所をメッセージで送信して、のんびり服が乾くのを待つことにした。




2時間ほどして晴人はバッグに入った着替えを持ってきた。


「ありがとさん」

バッグを受け取りながら晴人の背中を叩く。

「ちょっと」

文句を言いながらも晴人は七海をチラチラと見ている。


流石にワンピースは殆ど乾いては居るが、それでも七海が魅力的な事に変わりない。


「晴人、ほれほれ」

七海の背中を押して晴人の前に立たせる。

それを見た晴人は呆然と呟く。

「か」

「か?」

「可愛い⋯」

言いながら晴人はみるみる顔が真っ赤になってゆく。


あれ、まさかコイツ本気で⋯?

「コラッ、妹に興奮するなっ!」

思わず言葉が出ていた。

「興奮?」

キョトンとする七海。


「い、いや、その⋯服が似合ってるなと」

「ホントに? それだけ?」

突っ込む私。

「本当だよ」

晴人はそう言うとバッグを渡し、そそくさと離れて行った。


アイツ、今まで女子に興味すら示さなかったのに⋯。

少し驚く私だった。



私と七海は着替えてから晴人と共に帰宅した。

帰りの道のりも、日が傾いたおかげで風が涼しい。


玄関に入った所で母さんが迎えてくれた。

私と一緒の七海を見て驚く。


「な、七海⋯ちゃん。帰国してたの?」

「今朝着いた。春香、ひさしぶり」

「うん⋯本当に変わってない。あの頃が懐かしい」

「春香は⋯大人になった」

「あら、気を使ってくれるの? もうおばちゃんよ」

そう言って母さんは優しく笑った。


「律斗から、“来月には帰る”と伝言された」

「本当かしら? 」

「多分、本当」

「そう? なら準備しておかなきゃ」

言いながら、母さんは既に嬉しそう。

夫婦仲は良いんだよなな、予想外に。


と、そこに晴人が割り込んだ。

「母さん、七海さんって俺達とどう言う⋯?」

「命の恩人よ」

「え?」

「七海ちゃんが居なければ、私も貴方達もこの世に居ないんだから」

「え、そうなの?」

驚いて七海を見返す晴人。

それは私も初耳だ。


「私はアドバイスしただけ。助けたのは律斗」

七海はあっさり返した。

「そ、そうなんだ⋯でもそれじゃ、俺達の妹っていうのは⋯?」


言われて母さんと七海は顔を見合わせた。

「そうねぇ⋯なんと言えば良いのかしら」

「妹、で良い。それが自然だから」

「じゃぁ、そういう事ね」

「うん」

頷き合う母親と七海。


えーと、つまり⋯俗称“妹”って事??


「じゃあ、親族ってわけじゃないのか⋯良かった」

晴人が溜め息をつく。

「なんで安心してるの?」

「い、いやっ、突然妹と言われても困るし⋯」

「ふーん」


と、ここで私はある事を思いつき、七海に耳打ちした。


「⋯⋯で、⋯して」

「え、なぜ?」

「まあ、良いから」

「⋯分かった」

七海は頷くと晴人に向き直る。


「これからよろしくね、お兄ちゃんっ!」

と、下から顔を覗き込み、上目遣いで言った。


「ふぐうっ!」

その可愛さに悶絶する晴人。

「? 大丈夫?」

「だ、大丈夫⋯心臓が止まりそうだったけど⋯」


「ふふ⋯色気だすからよ」

妹属性に免疫の無い晴人は、案の定一発で撃沈された様だった。


作者のやる気は イイね や 感想 で出来てます(笑)

ここまで読んだらもうひと手間、評価をポチっと!

宜しくお願いします。


ぜひぜひ御意見、お聞かせ下さいませ。

気に入った部分だけでは無く、ここが“読みにくかった”“分かりにくかった”も、とても参考に成ります。

感想書いて下さる人には本当に感謝です。


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