↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
29/31

バッドトラップ

香澄、本気を出すとかなり怖い娘なんです(笑)

しかも魔法少女の力も持ってると言う⋯。

え、これ、無双系ラノベだったの??


※本連載は横書きに特化しています

翌朝。

柔らかな日差しがカーテン越しに差し込む、藍染の屋敷の自室。

起床してすぐに私は行動を開始した。


シンクロを使ってスリープしているミツキに声をかける。


『ミツキ、起きて?』

『え、香澄⋯?』

『頼みたい事が有るんだけど』

『ん⋯? 朝?』


まだミツキの反応が鈍い。

『AIなのに寝坊助《ねぼすけ》さんなの??』

『まだ起動プロセスの途中だよぉ』

『そ、そうなんだ⋯あのさ、学校の監視カメラハッキングして、あの教室に欠片を置いた犯人を見つけてよ』

『え、ハッキング、していいの?』

『バレなければいいよ』

『それは大丈夫だけど。香澄、本気なんだね』

『うん、お願い』

『分かった』

『あ、それともう一つ、良いかな?』

私は気になっていた事をミツキに確認しておいた。


ミツキは早速、学校のネットワークにアクセスを始めた様だ。

私に届くデーターが微《かすか》かになる。



私はそのまま準備をして学校へ。

朝の通学路、見知った生徒に片端から声をかける。


「あのさ、昨日スプリンクラーが故障した教室って行ったことある?」

「え、ああ、昨日の? 無いな〜」

「そっか、ちょっと気になってるんだよね⋯ありがと」



「ねね、昨日の事故が有った教室だけど⋯」

「あ、香澄、おはよ。 教室?」

「そうそう、亜梨沙が⋯」

「うん、聞いたよ。心配だよね」

「急に誤動作とか変だなって」

「老朽化じゃない? ウチの学校古いから」

「うーん、そうかも⋯」


昨日の事故はほとんどの生徒が既に知っていた。

亜梨沙に関しては皆、概ね同情的だった。

けれど、特にめぼしい情報は無い。


そうして、何人かの生徒と話しながら学校近くの横断歩道を渡ろうとした時。


「え、何あれ?」

「危ない!」

「キャーー」

生徒達の悲鳴が聞こえた。


見ると、突然に1台のワゴン車がスピードを上げ、私達の方に突っ込んでくる。

距離は10メートルも無い。

避けようとしても間に合うかどうか。

しかも周囲には他の生徒もいる。


「させなっ!」

私は昨日と同じ方法でワゴンと他の生徒の間に駆け込む。


ドガッ!


そのまま突っ込んでくるワゴン車を展開した壁で受けた。学園祭でナイフを空中に固定したのと同じ理屈だ。


バキバキッ!


目の前でワゴン車のバンパーがひしゃげ、ボディが潰れてゆく。

私は足に“力”を込め、更にそれを食い止めた。

それでもまだ、車は進もうとする。


「こ、のぉっ!」

右手に全力の電撃を集め、車のフロントに叩き込んだ。


ドガガバシバシーー!


凄まじいスパークと共に車の前半分が赤熱、溶解する。

プラスチックの焦げる嫌な匂いが辺りに立ち込めた。


ガギギギ⋯。


前半分が鉄塊と化した車はようやく動きを止めた。

運転席も歪み、ひしゃげている。

もし運転手が乗って居れば、タダでは済まない。

乗っていれば、だけど。


私は潰れかけた車の運転席を窓から覗き込む。

案の定、運転手の姿はない。


「んしょっ!」

構わず、歪んだドアを引きちぎって開けた。

やはり室内には誰も居ない。


運転席に乗り込みメーターパネルを見ると、“自動運転《オートドライブ》”のランプが点滅していた。


やはり、どこからか外部の操作で動いていたに違いない。

とはいえ、車には自動安全装置が付いているはず⋯。


そう思い運転席を見回すと⋯⋯あった。

ハンドルの根元に不自然に加工されたスイッチを見つけた。

これは自動安全装置のキャンセルスイッチ。


本来はセンサー等の故障時に一時的に自動安全機能を無効化するためのもの。

それがこうして加工されているということは、この車の暴走は明らかに“狙って”行われたのだろう。


私は初めてミツキの声が聞こえた日のことを思い出していた。

あの日の暴走トラック。

今考えれば、あの時から何者かが私、もしくは学校の生徒を狙っていたんだ。


私がこうして積極的な聞き込みをすれば、犯人から何らかの反応があるかも、とは思ったけど。

まさかこんなに早く、しかも他の生徒を巻き込むのも躊躇わないとは、さすがに想定外だった。


これだけ早い反応は、犯人が今朝の私の行動を何らかの方法で把握していると言うことになる。

なら、それを逆に利用して、繋がった糸を手繰り寄せる方法を考えるしかない。


亜梨沙だけでなく、皆も巻き添えにしようとするなんて⋯。

私は誰かも知れない敵に逆襲を誓っていた。

作者のやる気は イイね や 感想 で出来てます(笑)

ここまで読んだらもうひと手間、評価をポチっと!

宜しくお願いします。


ぜひぜひ御意見、お聞かせ下さいませ。

気に入った部分だけでは無く、ここが“読みにくかった”“分かりにくかった”も、とても参考に成ります。

感想書いて下さる人には本当に感謝です。


また、連載形式で数日ごとアップしますので、読み逃し無いようお気に入り登録も宜しくです。


他にも小説家になろうに色々作品アップしてますので、良かったら見てみて下さい。

ファンタジーからSFまで色々揃えてます。


ちょっと不思議なラブコメ「幼馴染がいろいろおかしい」

https://ncode.syosetu.com/n2628lw/


ドタバタ異世界転生「社畜リタイア求職中が異世界転生でお姫様と出会って結婚する話」

https://ncode.syosetu.com/n2774mh/


ミステリー探偵物語「ファインド・アイズ」

https://ncode.syosetu.com/n3869lm/


ファンタジーラブコメ「ウチの弟が弟じゃない」

https://ncode.syosetu.com/n4758lk/


近未来アイドル「えれくとろんあーく」

https://ncode.syosetu.com/n6524ld/


近未来アイドル第二弾「神崎涼花の逆襲 〜えれくとろんあーく2〜」

https://ncode.syosetu.com/n7959li/


ファンタジーバトル「リサイクルショップで手に入れた杖がとんでもない魔道具だったせいで魔導争奪戦に巻き込まれた(冥界送人改題)」

https://ncode.syosetu.com/n1995lg/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。