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毎日アイツが気に掛かる!  作者: てんまる99


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きになるアイツ

新しいシリーズを始めました。

今から少しだけ未来、ラブコメ、女の子主人公、学園物⋯果たして小説家になろうに読んでくれる人は居るでしょうか?!


また週一位でポチポチ更新予定ですので、ブックマーク等でお見逃しなく〜

「やっぱり、駄目だよアイツは⋯亜梨沙ありさに相応しく無いよ」

私は向いの席に座る亜梨沙に言った。


昼休みの教室。

生徒はお弁当を広げたり、机に突っ伏して寝たりして、皆思い思いに過ごしている。


私と亜梨沙、みことは机を連結し、お弁当を広げて女子会昼食中。


晴人はるとより、ほら、サッカー部のキャプテンとか、どうなの」

「えー、あんな女の敵、ありえないよ」

「うーん、そうかな⋯」

「じゃあ、香澄かすみならどうなのよ? アリなの?」

亜梨沙が聞き返して来る。


「あー、アタシはそう言うのパス」

「はぁ、香澄は恋愛に興味無いし、しかも姉弟だから分からないんだよ。晴人君の良さが」

亜梨沙が卵焼きを頬張り、溜め息混じりに言った。


晴人は私の異母弟。

と言っても私の両親は二人とも多忙で、赤ん坊の頃から晴人と一緒に育てられてきたので普通に弟という感じ。

私の方が4ヶ月ほどお姉さんだけど、同学年。



「姉弟っても家ですら殆ど会話しないし」

「それは⋯イジメか?」

聞いていた尊が見当外れの突っ込みを入れる。


「ち、違う! アイツ色々忙しくて。家庭教師とか⋯」

「そうか、お坊ちゃんだからな」

「まぁ、そこだけは同情するケド⋯」

私はそう言いながらお弁当を平らげた。


と、

“きやーーっ”

と、私の後方から女子の黄色い歓声が上がった。


「こんにちはー」

「今日はどうしたの〜?」

「お姉さんに用事??」

一斉にクラスの女子が声をあげる。


「う、まさか⋯」

嫌な予感と共に振り向いた私の後ろに、当の晴人が立っていた。


中肉中背、優しげな囲気と言えば言えるけど⋯おっとりしてる感じ。

そんなに騒がれる様な奴じゃない⋯まぁ、顔立ちは良いと思うけど、それは本人の努力じゃないし⋯。


「な、なに?」

「あのさ、現国の教科書、貸して?」

そう言って両手を合わせ、拝むポーズ。


「え、なにアンタ、また、忘れたの?」

「はは、うん」

そう言って反省する感もなく、頭を掻く。


なんだろう、この、ふにゃふにゃした態度は。

それが母性をくすぐられると、他の女子は言うけど。


「はあぁ、大丈夫?  紛失とかして無い?」

「うん、大丈夫」

「仕方ない⋯貸し一つだからんね」

そう言って、ちょうど机の中に入れていた現国の教科書を渡す。

「ありがと⋯今度、お礼するよ」


晴人は教科書を受け取り、軽く頭を下げると、踵を返して教室から出ていこうとする。

うーん、なんであんなのが人気なんだろ⋯。


その、教室を出ようとした晴人の前に一人の女生徒が立ちはだかった。


といっても女生徒は明らかにウチの生徒ではない。

白いセーラー服に、床に着きそうな程のサラサラの銀髪。

肌も雪のような白肌に、ドールの様な日本人離れた顔立ち。

瞳だけが鮮やかな深紅。

こんな美少女、在校生ならとっくに話題になっている。


「はい、ストップ」

その美少女は抑揚の薄い口調でそう言うと、両手を晴人の胸に当てて教室内に押し戻して来る。


「な、なに? 誰?」

戸惑う晴人。

どうやら晴人の知り合いでも無いようだ。


突然の事に教室がざわつく。


「二人揃ってて良かった」

美少女はそう言いながら、晴人を私の隣の椅子に座らせる。

「え? えっ?」

戸惑いながらも言いなりの晴人。


「では、頂きます」

美少女はいきなり晴人の首筋に顔を埋めた。


「あうっ」

晴人が短く声を上げる。


“ペチャペチャ”

女生徒の真っ赤な舌が晴人の首筋を這うのがみえた。


“ええーーっ!”

クラスの女子から一斉に声が上がった。


「ちょっ、アンタ、人の弟にナニして⋯」

美少女は思わず立ち上がろうとした私に向き直ると、今度は私の首筋に舌を這わせた。


「ふわっっ!」

思わず声が漏れた。

舌の触れた首筋から全身に痺れを伴った不思議な感覚が流れる。

な、なにこれっ??

力がはいらない?


美少女は数回舌を這わすと顔を離した。

「まあまあ、かな」

味を確かめるようにペロリと真っ赤な舌で唇を舐めた。


「な、ななな⋯」

「久しぶり、晴人、香澄」

「え?」

「私達の事知ってる⋯の?」

「知ってる。こんな小さな⋯」

美少女は指先で小さな物を摘む仕草をして、

「受精卵の頃から」

彼女は真面目な表情で答えた。


「「んな訳⋯」」

私達の声がハモった。

なかなか強力なギャグを飛ばしてくる。

実は面白キャラなの?


と、そこに担任の酒井先生が教室に駆け込んで来た。


「あ、いたいた⋯七海ななみさん」

酒井先生は七海、と銀髪美少女を呼んだ。


「急に居なくなったから、どこに行ったのかと⋯」

「すみません」

七海と呼ばれた少女は素直に頭を下げる。


と、酒井先生は教壇に美少女を立たせた。

「ついでだから紹介しますね。今日転校してきた、須藤七海すどうななみさん。名前の通り、香澄さんの妹さんだそうです。仲良くして下さい」


「はああぁ?! い、妹ぉぉ??」

思わず声が出た。

会ったことも無い他人ですけど?


「ど、どう言う事?」

思わず隣の晴人に尋ねる。

「いや、僕も知らない」

晴人は呆然と七海を見ながら呟いた。


「もしかして⋯隠し子?」

「うーん、そういうこと隠すような父親じゃないと思うけど⋯」


そりゃそうか。

異母姉弟を平気で一緒に育てる父親だ。

そんな遠慮があるわけない。


教壇から再び私達の隣に来た七海は、

律斗りつとから二人の事よろしくって言われてる」

と、当の父親の名前を言った。

作者のやる気は イイね や 感想 で出来てます(笑)

ここまで読んだらもうひと手間、評価をポチっと!

宜しくお願いします。


ぜひぜひ御意見、お聞かせ下さいませ。

気に入った部分だけでは無く、ここが“読みにくかった”“分かりにくかった”も、とても参考に成ります。

感想書いて下さる人には本当に感謝です。


また、連載形式で数日ごとアップしますので、読み逃し無いようお気に入り登録も宜しくです。


他にも小説家になろうに色々作品アップしてますので、良かったら見てみて下さい。

ファンタジーからSFまで色々揃えてます。


ちょっと不思議なラブコメ「幼馴染がいろいろおかしい」

https://ncode.syosetu.com/n2628lw/


ドタバタ異世界転生「社畜リタイア求職中が異世界転生でお姫様と出会って結婚する話」

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ミステリー探偵物語「ファインド・アイズ」

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ファンタジーラブコメ「ウチの弟が弟じゃない」

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近未来アイドル「えれくとろんあーく」

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近未来アイドル第二弾「神崎涼花の逆襲 〜えれくとろんあーく2〜」

https://ncode.syosetu.com/n7959li/


ファンタジーバトル「リサイクルショップで手に入れた杖がとんでもない魔道具だったせいで魔導争奪戦に巻き込まれた(冥界送人改題)」

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