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彼と彼らと私のおはなし  作者: たいやき
10/18

私と頭と気持ち



彼はあのあと、「じゃあね」と一言だけ置いて教室から出て行ってしまった。


教室に残された私。

もう、何が何だか分からなくなっていた。



いろんな事がありすぎた。



初めて好きな人ができた。

毎日がドキドキと発見で溢れた。

目に映る全てがキラキラして見えた。

名前を呼ばれた。

耳が熱くなった。

私の思いを彼に伝えた。

「ごめん」って言われた。

彼が病気だと知った。



さっきから、私の目から溢れる涙が止まってくれない。

なにが悲しいのか分からない。

何かが悲しいのかも分からない。


私、なんで泣いてるの?



誰もいない。



私1人の教室。




さっきまで、祐兎くんと勉強したり


おしゃべりしたり、


たのしかったのにな・・・



私がキモチを伝えたのは間違いだったのかな。




ワケ分かんない。




明日からどんな顔して学校に来れば良いの



誰かに言ってみようかな

ほのかに相談しようかな



もう祐兎くんとしゃべれないのかな。




頭の中がぐちゃぐちゃになってる。


何を考えれば良いのかも分からない。



机の上に広げたまんまのノート。



祐兎くんに付けてもらったはなまる。




涙が、止まらない

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