走馬灯
信号待ち
順番待ち
眠れなくて寝返りを打つ時間
ご飯が炊けるのを待つ時間
そんな無駄な時間を省けたら
この人生の中でどれだけ新しいことに取り組めただろう
どれだけ人生を謳歌出来たろう
でもそんなことを考えられるのはそんな時間があったからで
でも人生にはそれを考える時間さえも無駄な時間なわけで
どうしても開かない、奥に何か引っ掛かった引き出し
なんか興味が湧いて、どうしても開けたくて
日曜日の朝の時間を割いて試行錯誤して
空いた引き出しにはただ物差しが引っ掛かっていただけでなにも面白いものはなかったんだ
何にも得るものは無かったなぁって思ったけど、そもそもなにか得たくて開けようとしてたっけ
いやいや、どうだろう
開けるまでに過ごしたその時間に
もうそれは得られていたんじゃないのかな
無駄ばっかりの人生だったなぁって思うけど
そんな無駄な時間がどんな楽しいお祭りよりも満たされていたかもなんて思うこともある
友達同士とりあえず集まったものの、することがなくて気まずくなったことってないかな
それってなんで集まったんだろうね
みんなに会いたかったんでしょ
集まることに意味があったんじゃないの
無駄な時間が、実は人生で一番充実しているのかも
そんな哲学的なことを考える時間も無駄だって言うかな
そんな時間があったら勉強しろってお母さんは怒鳴りつけるかな
もうわかんないや
人生は全部無駄なのかな
人生は全部意味があったのかな
何のために生きて
何のために死んじゃうんだろう
いいじゃんそんなことは
君たちはそんな無限の人生を与えられているんだからさ
written by うみうし




