【4人目:床(3発)】――プライドの完全なる失墜
『プラットホームの夜は明けない』第二章・土曜日の飽食、4人目のお客様(床・3発)の1時間の攻防を、傲慢なプライドが瓦解していく心理描写と、冷徹を極めた足元の調教まで、こと細かく描写します。
時刻:土曜の午後18時00分
外は完全に夕闇に包まれ、歓楽街のネオンがぎらぎらと輝きだす18時。4人目の男は、一流企業で部下を何十人も従えているという、仕立ての良いスーツを着た40代の傲慢なエリートサラリーマン。金で女を買っているという歪んだ特権意識を持ち、部屋に入るなり「俺を満足させてみろ」と言わんばかりの冷ややかな視線を向けてくる、最も厄介なタイプの男だ。
1.客の目線:崩れ落ちたエリートの牙城、冷たい床の上での懇願
18時ジャスト。僕は財布の厚みと社会的ステータスを盾に、No.1のアミちゃんの部屋のドアを開けた。「おい、手際よく頼むよ」――いつも通り、女を格下と見下す態度でベッドの端に腰掛けた。
だが、その傲慢なプライドは、わずか数分で粉々に粉砕されることになる。
「……ねえ。偉そうな男の人って、お部屋のどこが一番似合うか知ってる?」
アミちゃんは僕の言葉を鼻で笑うと、黒いレザーの手袋で僕のネクタイを強引に掴み、そのまま【ベッドから冷たいフローリングの床の上へと引きずり落とした】のだ。
「が、何をする――!」
言い返そうとした僕の胸元を、彼女の漆黒のピンヒールが容赦なく踏みつける。カツン、とヒールが床に響く。鋭い刺激と、上空から見下ろしてくる彼女の冷徹な瞳。黒いレザーキャットスーツに身を包んだ彼女は、まるで哀れな虫ケラを見るような目で僕を見下ろしていた。
「ほら、お膝をついて。あなたのプライドなんて、アミの前ではただのゴミよ」
冷たい床の上で跪かされ、彼女のピンヒールとレザーの脚の間に無理やり顔を埋めさせられる。革の強烈な匂いと、圧倒的な支配感。自分が築き上げてきた社会的地位も、プライドも、ドロドロに溶けて消えていく。気がつけば、僕は彼女の足元で「お願いします」と情けなく懇願していた。
1発目――。床の上で這いつくばったまま、惨めに最初のきらめきをシーツの外へぶちまけた。
しかし、彼女の冷酷な調教は終わらない。ピンヒールで絶妙に動きを制限され、床の冷たさとレザーの熱量の狭間で頭が狂う。
「ほら、もっと惨めに出しなさい?」
エリートとしての仮面を完全に剥ぎ取られ、獣のように床をかきむしりながら、2発目、そして体力をすべて搾り取られるような3発目の液体を虚しく床にぶちまけた。
精算時。服を着直す僕の顔は、完全に土気色になっていた。
床に這いつくばり、犬のように許しを乞うた自分の無様な姿。鏡に映る男は、さっきまでのエリートの影すらない、ただの惨めな抜け殻だった。強烈な自己嫌悪と羞恥心で、胸が引き裂かれそうだった。
2.アミの目線:犬に変える調教と、心の奥の「本物」への誓い
18時00分。これで4本目、累計11発。
体力的には限界が近づいているが、現れたのは一番大嫌いな「金と肩書きで女を支配できると思っている勘違い男」。こういう傲慢な男ほど、床の上で徹底的に叩き潰してやれば、一瞬でチョロい犬になる。
ベッドの綺麗なシーツを、こんな男の汚いプライドで汚されたくない。だから私は、最初から男を床へ引きずり落とした。
ネクタイを引っ掴んで床へ落とし、ピンヒールで胸元を軽く踏みつける。
「ほら、お膝をついて。あなたのプライドなんて、アミの前ではただのゴミよ」
男の目から傲慢さが消え、一瞬で恐怖と、裏返った快楽の従順さが宿るのを見る。この瞬間が一番滑稽だ。外でどんなに偉そうにしていようが、私の黒いレザーの脚の間で、みんな同じように無様な声を上げて這いつくばる。
私の感情は、すでにここにはない。
どんなにこの男が私の脚にすがりつこうが、私のこの身体も、本当の言葉も、全てはあの薄暗い駅のホームで待っている蓮さんのものだ。この男に貸し出しているのは、ただの「レザーの肉塊」という道具にすぎない。
1発目を床へ吐き出させ、間髪入れずに足元で処理を続ける。
男はプライドを完全にへし折られ、涙目で私を見上げながら、言われるがままに2発目、3発目を放出した。
男が絶頂を迎え、脳のキャパシティが完全にパンクしている一瞬の隙。私はお口の中の3発分を、あらかじめ用意していたティッシュへ男に気づかれないようにさっさと吐き捨てた。そして、男が賢者タイムで土気色の顔をしてうなだれている間に、床の汚れをウェットティッシュで冷徹に、素早く拭き取る。形跡は一切残さない。
「御愁傷様。お仕事、頑張ってね♡」
心の中で冷笑しながら、マニュアル通りのセリフで男をドアの向こうへ追い出す。
男の背中が消えた瞬間、私は深く息を吐き、バッグの中の洗口液を睨んだ。
(4本目、計11発完了。……残り、あと3発。ラスト1本。待っててね、蓮さん。もうすぐ、あなたの元へ帰るから)
20時、正真正銘の最後の戦いに向けて、私はミントのタブレットを口に放り込み、夜の帳が降りた個室の鏡に向かって、冷酷な戦士の表情を作り直した。
ついに累計11発を処理し、時刻は20時。
次は、今夜の正真正銘のラスト、一番狭い密室で悪魔の殺し文句が炸裂する「5人目:トイレ(3発・累計14発)」の最終決戦へと向かいます。




