【2人目:バスルーム(3発)】――湯気の中に消える結晶(ティッシュなし)
『プラットホームの夜は明けない』第二章・土曜日の飽食、2人目のお客様(バスルーム・3発)の1時間の攻防を、五感に響くディテールまでこと細かく描写します。
時刻:土曜の午後14時00分
1本目の処理を終え、わずか1時間のインターバルの後。歓楽街の熱気が最も高まる時間帯に、2人目の男が部屋に入る。男は普段、大手証券会社で数字のプレッシャーに晒されている30代半ばのチーフ。外でのストレスを「No.1を支配する」という歪んだ欲求に変換しに来た男だ。
1.客の目線:理性の融解と、お風呂場で味わう「世界の中心」
14時ジャスト。案内された個室のドアを開けると、アミちゃんはすでに浴室の前に立っていた。
驚いた。彼女はまだ、あの漆黒のレザーキャットスーツを身にまとったままだった。
「いらっしゃい。今日はね……最初からお風呂場にしよ?」
甘い石鹸の香りと、すでに高められた室温による白い湯気が、狭いバスルームに充満している。濡れて妖しく、ヌラヌラと光を反射する黒いレザー。その水滴を弾く戦闘服と、彼女の白い肌のコントラストを見た瞬間、僕の頭の血管は千切れそうになった。
シャワーの音がザーザーと鼓膜を叩く中、滑らかなタイルの上に跪かされる。
「ほら、お仕事大変だったんでしょ? 全部アミが抜いてあげる」
アミちゃんの洗練された細い指先が、僕の最も敏感な場所に触れる。湯気で視界が遮られ、聴覚と触覚だけが異常に研ぎ澄まされていく。彼女のレザーの膝が、僕の胸をぐっと押しつぶす。抗えるわけがなかった。
1発目――。お風呂場の天井に響くような僕のうめき声とともに、最初のきらめきがほとばしる。
しかし、彼女の手は止まらない。湯水を浴びて濡れたレザーのボディが、僕の身体に容赦なく擦りつけられる。キュッ、キュッと擦れる革の音が、僕の獣性をさらに煽る。
「まだまだ、これだけじゃないよね?」
耳元で囁かれる吐息。石鹸の泡と、彼女の驚異的なテクニックに翻弄され、息をつく暇もなく2発目、そして限界を超えた3発目の結晶が、狭いバスルームに激しく飛び散った。
その瞬間、僕は間違いなく世界の中心にいた。すべてを支配し、最高級の女をひれ伏させたという全能感。
だが、精算の時。
服を着替え、現実に引き戻された僕を待っていたのは、軽くなった財布と、鏡に映る疲れ切った自分の顔だった。
「僕は、1時間の幻のために、また今週の稼ぎをドブに捨てたのか……」
お風呂場の床を流れる水のように、自分の人生の大切な何かが下水へと消えていくような、情けない自嘲と強烈な自己悪魔が、僕の全身を焦がしていた。
2.アミの目線:残虐な直接処理と、冷徹な下水リセット
14時00分。これで2本目。男はプライドが高く、仕事のストレスをここで発散しようとしている「数字の奴隷」。こういう男は、視覚とシチュエーションで簡単に脳をバグらせることができる。
ベッドのシーツを汚すと、後で交換する時間がロスになる。だから私は、最初から男をバスルームへと誘導した。
「ほら、お仕事大変だったんでしょ? 全部アミが抜いてあげる」
水滴を弾く黒いレザーキャットスーツ。これが男たちの「支配欲」を刺激する最高の餌であることを、私は知り尽くしている。シャワーを強めに壁に打ち付け、室温を一気に上げて湯気を立たせる。男の視界を曇らせ、判断力を奪うためのトラップだ。
男をタイルの上に跪かせ、処理を開始する。
感情はとっくにミュート。私の脳内にあるのは、蓮さんと一緒に乗るはずの電車の発車ベルの音だけ。
1発目。男が声を上げて果てる。だが、これはただの序の口。
お風呂場という密閉空間では、ティッシュなんて温い防壁は使わない。そんな面倒なゴミを増やす時間は無駄だ。
男の頭を抱え込み、私の豊かなバストを顔面に押し付ける。男は窒息寸前の狂乱状態で、私のレザーの腰にしがみついてくる。その無様な姿を、私は見下ろしながら次の処理へと移行する。
2発目、そして3発目。
男が絶頂の閃光に目を眩ませ、物事の分別を完全に失った一瞬の隙。私は男の放出を、私のお口の中で直接受け止めた。
男は「No.1のアミが、自分のすべてを受け止めて(飲み込んで)くれた」と、極上の錯覚に陥り、魂が抜けたような顔をしている。
喉をゴクリ、と鳴らして見せる。完璧な演技。
しかしその実、私は口内を満たした3発分のドロドロとしたタンパク質を、【男が恍惚の表情で上を向いている隙に、その足元にある排水口へと直接ペッと吐き捨てた】。
男の「命のきらめき」とやらが、灰色の泡混じりの汚水となって、渦を巻きながら排水口の奥へと吸い込まれていく。
私のバストや、レザーの表面にわずかに付着した男の生々しい形跡。それらすべてを、シャワーの最も強い水圧に切り替え、冷徹に、容赦なく下水へと洗い流した。
鏡を見て、唇を指で拭う。他人の痕跡は、目に見える場所にはもう何一つ残っていない。
(2本目、計5発完了。……残り9発。あの下水の先にある線路で、蓮さんが待っている)
手際よく髪をまとめ直し、私は次の「獲物」を待つために、再び個室の闇へと戻っていった。
2本目を終え、累計5発を処理。時刻は16時。
次は、ベッドに行くことすら許されず、入室直後に退路を断たれる「3人目:ドア付近(3発)」の攻防へと向かいます




