【1人目:ベッドルーム(2発)】――休日の昼下がりの侵食
時刻:土曜の昼12時00分
歓楽街の喧騒がまだ眠りについている土曜日の正午。カーテンを遮光性の一級品に替えた個室は、昼間であることを忘れさせるほど深い闇に包まれている。
1.客の目線:全能感の絶頂から、泥沼の自己嫌悪へ
ドアが開いた瞬間、僕は心臓が跳ね上がるのを感じた。現れたアミちゃんは、漆黒のレザーキャットスーツに身を包んでいた。肌を執拗に締め付けるボンテージ風の戦闘服。休日の昼下がり、店で最高額のNo.1を指名し、この極上の肉体を1時間独占できるという事実に、僕の脳内は「全能感」の麻薬で満たされていく。
「お休みの日なのに、一番に会いに来てくれて嬉しい……」
ベッドに潜り込んだ僕に、アミちゃんが覆いかぶさる。黒いレザーの冷たい感触と、対照的な彼女の体温。圧倒的なボリュームのバストで視界を塞がれた瞬間、僕の理性の境界線はドロドロに溶けて消えた。狂ったように細い彼女の肩にしがみつき、貪るように1発目を放出した。
だが、アミちゃんは僕に余韻に浸る隙を与えない。息を整える間もなく、レザーの太ももで僕の熱源を再び挟み込み、妖しく微笑む。「もっと、アミの奥まで頂戴?」――その言葉に抗えず、限界を超えて2発目のタンパク質(命のきらめき)を激しく吐き出した。
精算のブザーが鳴り、アミちゃんが浴室へ消えた後、静寂の中で猛烈な「賢者タイム」が襲ってきた。
窓の隙間から漏れる微かな昼の光が、現実を突きつける。
「休日の昼間から、自分は一体何をやっているんだ……」
まだ世間の人々がランチを楽しんでいる時間帯に、汗と欲望にまみれ、一日分の給料をたった1時間で使い果たした。全能感は一瞬で消え去り、底なしの自己嫌悪だけが僕の心に重くのしかかっていた。
2.アミの目線:完全無欠の回収マシーン
12時ジャスト。本日の戦いの火蓋が切って落とされる。今夜20時までに14発を処理する連続ノルマ。最初のお客様は、扱いやすいタイプの「アミの信者」だ。
「お休みの日なのに、一番に会いに来てくれて嬉しい……」
口から出たのは、完全にプログラムされた100点満点の営業台詞。私の心は、このセリフを吐いた瞬間に「オートマチックの回収マシーン」へと切り替わる。感情のスイッチはオフ。脳裏にあるのは、今夜すべてのタスクを終えた後、プラットホームで待っている蓮さんの笑顔だけ。
早く終わらせて、蓮さんの元へ帰りたい。
男をベッドに組み敷き、バストを押し当てて視界を奪う。男が私の細い肩にしがみつき、ハァハァと情けない呼吸を繰り返している。その重みを受け止めながら、私の頭の中では「処理スピード」の計算が始まっていた。
1発目が終わる。男が恍惚とした表情で動きを止めようとするが、休ませない。間髪入れずに、レザーで包んだ太ももで男の熱源を締め付ける。実際には深く挿入させず、太ももの絶妙な圧迫だけで「一番奥に入っている」と完璧に錯覚させるプロの技術。男は私の計算通りに狂い、すぐさま2発目のタンパク質を放出した。最速での回収完了。
男が賢者タイムで力なく目を閉じているすぐ横で、私はティッシュに包まれた「それ」を、ただの生ゴミとしてゴミ箱の奥へさっさと捨てた。
「シャワー浴びてくるね」と優しく微笑み、浴室へ向かう。鏡に映る黒いレザーの戦闘服を冷徹に見つめながら、心の中で小さく呟く。
(まずは1本目、2発完了。……あと12発。待っててね、蓮さん)
1人目を終え、ノルマ残り12発。続いて14時に現れる「2人目:バスルーム(3発)」の男との、さらに過激で残虐な直接処理の攻防へと移ります。




