最下層に待つもの
3人は最下層の攻略許可を得るためギルドを訪れていた。
レオンが中層階のボスを倒した証として紫のクリスタルを
ギルドマスターであるリディアに見せる。
リディア
「確かにこれは中層階のボスのクリスタルだね」
リディアは3人のステータスを確認する。
名前:レオン・ヴァレンティア
レベル:68
職業:剣士
使える剣術:一閃・白牙、双月、裂帛
装備:竜王の鎧、オリハルコンソード、キーホルダー
所持金:40000コイン
名前:神谷 恒一
レベル:56
職業:黒魔術師
使える魔法:フレイム、フレイムランス、インフェルノ、
ウィンドカッター、シャドウバインド
装備:深淵のローブ、深淵の魔導書、キーホルダー
所持金:25000コイン
名前:リオ
レベル:55
職業:白魔術師
使える魔法:ヒールライト、リカバリーヴェール、ルミナスガード
装備:白銀の聖衣、聖杖、聖女の腕輪
所持金:22500コイン
リディア
「・・・。いいだろ。最下層への攻略の許可をだそうじゃないか。」
リディアは中層階のボスのクリスタルに手をかざす。
クリスタルが一瞬光る。
リディアをレオンに渡す。
「これで最下層へいけるはずだよ」
リディアは恒一の方を見る
「それにしてもあの坊やがこんな短期間でこれほど成長するとはね。
まあ、死なないようにがんばりな。」
恒一
「縁起でもないこと言わないでくださいよ。」
リディア
「ごめん、ごめん、ただ実際最下層に行って
願いを帰って来たものは少ないよ。
気を引き締めて挑むんだね。」
リオ
「わかりました!」
レオン
「そのためにも念入りに準備しなくちゃな。
道具屋やと武器屋に行こう。」
3人はギルドを出る。
道具屋に向かう途中
恒一
「ごめん、俺ギルドに忘れ物したみたいだ。
先行ってて、後で追いつく」
ドタドタドタ
恒一はローブをひらめかせながら走る。
ギー、ギルドのドアを開けるとリディアを探す。
窓辺にリディアがいるのを見つけると近づく。
リディア
「おや、ぼうや。どうしたんだい。忘れ物かい?」
恒一
「あの間違っていたらすみません。
リディアさんは最下層を攻略してるんじゃないですか?」
リディア
「・・・。何でそう思うんだい」
恒一
「いや。根拠があるわけじゃないんですけど
願いを叶えて帰ってきたものは少ないっての言っていたことと
俺の事をすぐに異世界人だって見抜いたことも気になってたんです。
リディアさん以外で異世界人のことを話す人はいなかったんです。」
リディアは少し驚きながら
「ふふふ。異世界人っていうのは妙に鋭いところがあるね。
ぼうやの言った通り、私は最下層を攻略して帰ってきたんだよ。
私のパーティにはね。お前さんと同じ異世界人の剣士がいたんだよ。
そいつが最下層で願ったものは元の世界への帰還だった。
そしてその願いは果たされてあいつはいっちまった。」
恒一
「そうだったんですね。
だから俺のこともすぐに異世界人だってわかったんですね」
リディア
「お前さんの願いも元の世界への帰還かい?」
恒一
「俺の願いは。。。」
リディア
「しっかりと自分の気持ちに向き合って決めるんだね
悔いが残らない選択をすると良いよ。」
恒一はお辞儀をするとギルドを出る。
『悔いが残らない選択かあ。。。』
そのあと道具屋で2人と合流するが心に引っかかったままだった。
ーー翌朝 ダンジョン入口
レオン
「2人とも準備は良いか?」
恒一とリオがうなずく。
レオンが紫のクリスタルを掲げる。
紫色の光が3人を包む。
恒一
「うーん、うーん。
あれ、俺どうしたんだっけ?」
恒一が目を開けるとそこは素朴なかわいらしい家がある村の中だった。
「へ?どこだここ。
確か俺はダンジョンを攻略していたはずだ
ここはダンジョンじゃなさそうだ。違う場所に飛ばされたのか?」
そこへ前の道からリオが歩いてくるのが見えた。
「あ、リオ。良かったお前も一緒に飛ばされたのか?」
リオはまるで聞こえていないように何も反応しない。
恒一はリオの顔が今にも泣きだしそうなことに気づいた。
リオに手を伸ばしたときだった。その手はすり抜けてしまった。
恒一
「・・・。えー?」
・・・
・・・
『俺死んだの?』
リオはどんどん歩いて行ってしまう。
恒一は慌てて追いかける。
リオは1軒の赤い屋根の家のドアを開けて入っていく。
恒一はドアを開けようとするがつかめない。
思い切ってドアを擦り抜けるか試す。
『やった。入れたぞ。リオはどこだろう?』
奥の部屋にリオはいた。
そこにはリオにそっくりな優しそうな女性がベッドで寝ている。
その周りには光る淡い丸い物体がいくつも女性を守るように回っている。
ベッドの前にはリオと男性が立っていた。
リオ
「お父さん。お母さんはいつになったら目を覚ますの?
もう2か月の目を覚まさないよ。
このままじゃ。維持魔法も効かなくなっちゃう。
そしたらおかあさんが。。。」
リオの父親
「リオ、大丈夫だ。きっともうすぐ母さんは目が覚めるさ。」
リオは心配そうに父親をみる。
ビョーン、ビョーン
空間がゆがむ
次に目を開けた時は
リオが部屋を覗き込んでいる場面だった。
リオの父親とその友人
友人
「本当に行くのか?」
リオの父親
「ああ。そのつもりだ。
この大陸に西の端れのダンジョンには
願いを叶えてくれる宝があるそうだ。」
友人
「そんな、眉唾物を信じるのか?
本当だったとしてもダンジョンなんて戦闘経験がないお前じゃ到底無理だぞ。」
リオの父親
「無茶は承知の上だ。でもこのままじゃリリアは・・・」
ビョーン、ビョーン
空間がゆがむ
恒一はリオの家の前に立っていた。
まだ薄暗い、早朝のよいだ。
ギー。静かにドアがあくと旅支度をしたリオが出てくる。
リオは何か決意をした表情をすると
リオ
「行ってきます。必ず願いを叶えてもらうから待ってて
お母さん、お父さん、僕頑張るから」
リオが走り出す。
恒一
「今のはリオの過去?リオの願いが分った。。。」
ビョーン、ビョーン
空間がゆがむ
大きな部屋の中に恒一はいた。
部屋にはおもちゃや絵本が置かれている。
恒一
『子供部屋かな』
恒一は中央にあるベッドに子供が寝ていることに気づく
そっと近づいて覗き込む。
そこには5歳くらいの男の子が眠っていた
あどけない表情ですやすやと眠っている。
恒一はその面影に見覚えがあった。
『この子もしかしてレオンか?」
恒一は改めて部屋を見渡す。
家具一つ一つが洗練されている。
『レオンってもしかして高貴な家の出なのか?』
子供のうめき声
「待って、行かないで、君はだれなの。どうして僕の夢にいつも出てくるの」
子供は起き上がると泣き出してしまった。
恒一は咄嗟に頭をなでようとしたがすり抜ける。
恒一がどうしようかあたふたしていると
部屋のドアが開き、綺麗な女性が入ってくる。
女性は子供を抱きしめると
「レオン。大丈夫ですよ。何も怖いことはありません。」
子供
「母様、またあの夢を見ました。
僕は大切な約束をしたのにそれを果たせなくて
あの人も遠くにいっちゃった。。。」
女性は子供の頭を優しくなでる。
ビョーン、ビョーン
空間がゆがむ
今度は広い大きなよく手入れされた庭だった。
恒一の横を
16歳くらいのレオンが何かを握りしめながら走っていく。
薔薇の花が咲き乱れる場所までいくと立ち止まる。
そこにはさきほどの女性が立って花を眺めていた。
レオン
「母様、今日、旅の商人からある噂を聞いたんです。」
レオン母親
「噂ですか?」
レオン
「はい。何でも西の外れのダンジョンの最下層にはある宝は
何でも願いを叶えてくれるらしいんです。
僕は、あの夢の誰と何を約束したかを知りたいんです。」
レオン母親
「レオン。あなたがずっと夢に囚われているはわかります。
その夢は何か大きな意味があると私は思います。」
レオンが顔を輝かせる
「では、ダンジョン攻略をしても?」
レオン母親
「ええ。ただし、今の貴方では到底最下層にはたどり着けないでしょう。」
レオンが真剣な顔で手の中にあるものを胸元で握り締めながら
「はい。わかっています。そのためにも剣術の稽古に励みます」
ビョーン、ビョーン
空間がゆがむ
恒一は大きな街(城下町)の道端のようだった。
ヒヒーン、馬の鳴き声が響く
凄い勢いで一頭の馬が駆け抜けていく。
その馬上には自分が知る彼より少しだけ幼いレオンが乗っていた。
その少し後ろから数頭の馬が追いかける。
馬に乗っていた男が
「お待ちください。レオン様!」
ビョーン、ビョーン
空間がゆがむ
そこに病室だった。
ベッドには痩せた青年が横になっている。
恒一は動揺した。それは間違いなく親友の隆也だった。
病室のドアが開くと中に自分が入ってきた。
恒一
「隆ちゃん。寝てなくちゃだめじゃないか。また看護師さんに怒られるよ」
隆也
「よ。遅かったじゃないか。」
恒一
「遅くなったのは隆ちゃんが
どうしてもおにぎり屋の梅おにぎり食べたいっていうから
わざわざ買ってきたんじゃないか」
隆也
「ありがとな。どうも病院食だけじゃ物足りなくてな。」
それを見ていた恒一は青ざめる。
『最悪だ。これはあの日じゃないか。。。』
恒一たちは話し続ける
隆也は美味しそうにおにぎりを食べている。
そうしていると病気が嘘なんじゃないかって思えた。
恒一
「あ、そうだ。後これ」
恒一は本を鞄から取り出す。
隆也
「それ、相棒の事件簿シリーズの映画のじゃん。書籍化されたんだな。」
恒一
「そうなんだよ。そして朗報です!
なんと5年ぶりに続編映画が来年の春に公開です!」
隆也
「うおーまじか。絶対見たいな」
恒一はポケットからキーホルダーを出すと
隆也の前に出す。
隆也もベッドのサイドテーブルから同じキーホルダーを出すと
恒一のキーホルダーと重ねる。
隆也
「俺たちの約束だもな。絶対二人で警察官になって
事件を解決して、苦しんでいる人たちを助けような」
恒一
「そのためにも隆ちゃん。早く良くならなきゃね」
隆也は笑って
「ああ。すぐに良くなるさ。」
そんな二人を見ながら恒一は涙ぐむ。
『隆ちゃんの嘘つき、二人で警察官になるって言ったじゃん。。。』
隆也はその年の冬に亡くなった。
恒一は二人で見るはずだった映画にはいかなかった。いや、行けなかった。
隆也が死んだとき自分は絶望した。
自分は結局何もできなかった。自分の無力さを呪った。
そしてそれまで以上にゲームをするようになった。
ゲームは二人でよく冒険をした。
もしゲームの世界だったら隆也の病気を治せるような魔法があったかもしれないと思った。
そんなことあるはずないのにと冷静な自分がいたがどうしても
隆也の死を受け入れることが出来なかった。
ビョーン、ビョーン
空間がゆがむ
薄暗い空間が広がっていた。
キーン、ガシャン、ガシャン
剣の音が響く。
恒一は自分がうつ伏せに寝ていることに気づいた。慌てて起き上がる。
恒一の前にはボロボロになったリオが必死にヒールライトを
レオンにかけていた。
2人はよく見たら擦り傷だらけで無数の傷を負っている。
恒一
「リオ、どうなってる?」
リオは嬉しそうに
「良かった。やっと起きたんですね。
恒一さんを僕防御しながら戦ってたんですがもう限界でした。」
恒一
「そうか。悪かった。
ありがとな。リオ。」
恒一は改めて周りを確認する。
前方には人の黒い影のようなものとレオンが戦っていた。
恒一はすぐに魔導書を開くと連続で魔法を発動
「フレイムランス、エアリアルランス、インフェルノ」
魔法がモンスターに当たったと思ったがそのまますり抜けてしまう。
モンスターの影が大きくなり、渦を巻くと鋭いクリスタルの剣が飛び出してくる。
3人に襲い掛かる。
ズサ、ズサ、ズサ
衣服を切り裂き、腕や足から血が出る。
恒一
「つ?」
リオは回復魔法を唱える
「リカバリーヴェール」
3人の頭上に光のヴェールがかかり、傷が回復していく。
リオが膝をつく。
恒一
「リオ、大丈夫か?」
リオ
「はい。大丈夫です。まだまだこれからです!」
リオは強がるが限界が近い。
ドン、ドサ
レオンが吹き飛ばされて近くに転がる。
恒一
「レオン!」
レオン
「は。やっとお目覚めか。」
恒一
「ごめん。レオン。」
レオンは笑う。
「俺が、切り崩すから魔法援護頼む」
恒一はその笑顔がなぜか隆也と被る。
レオンは立ちあがるとモンスターに技を放つ。
レオンは裂帛で斬撃を放つがあまり効いていない。
モンスターの動きが止まる。
そして黒影から膨れ上がると吹雪が起こる。
辺りがどんどん凍っていく。
そして氷の無数の刃が飛んでくる。
ズドン、ズドン、ズドン
恒一は何とか直撃を避け、辺りを見回すと
レオンとリオが倒れているのを見つける。
駆け寄ろうとしたときだった。
2人の前に影が現れると二人に向けて黒い剣を突き立てようとしている。
恒一は必死に走りながら
『俺また大切な人を失うのか?』
『なんで俺はこんなに無力なんだ』
『せっかく魔法が使える世界に来たって言うのに』
『もっと俺に力があれば、二人を助けられる力があれば』
その時だった、恒一のポケットが光り出す。
恒一はポケットからキーホルダーを取り出す。
キーホルダーからの光はどんどん大きくなり、敵の影が吹き飛ぶ。
そこに現れたのは3メートルほどの人形だった。
恒一
『本体が出てきた。今なら魔法が効くはずだ!』
恒一は魔導書を開く、魔導書には新しい魔法が書かれていた。
呪文を唱える。
「最終奥義:プロミネンス・ノヴァ」
右手の前の魔法陣から炎が現れるとどんどん密度を増していく、
大きな火の玉となったとき、勢いよく人形に向かっていく。
ドーン、バン、バン
激しい爆発が起こり人形が傾く。
ヒューン、ガシャーン
いつの間にか立ちあがっていたレオンが技を繰り出す。
リオ
「僕だってお役に立てます。セイクリッド・リペア」
みるみるレオンの傷が癒える
レオンが踏み込む
「これで最後だ、天剣一閃」
高速で敵を切りつけ通り抜ける。
人形が真っ二つで割れると光が溢れる。
3人は大きな地下神殿にいた。
中央の台座の上には
光る大きなクリスタルが輝いている。
恒一、レオン、リオはお互いの顔を見ると
3人「ダンジョン攻略成功だ!」
3人がクリスタルに近づく
どこからともなく声が聞こえる。
汝らの願いを叶えよう。
願いを言うが良い。
レオン
「誰からいく?」
リオ
「はい!僕からいきます!」
リオ
「僕の願いはお母さんの目が覚めることです。」
不思議な声
「いいでしょう。叶えましょう。」
光が天から降りてきたと思うと液体の入った瓶の形になり
リオの手に収まった。
不思議な声
「目覚めの薬です。」
リオ
「あ、ありがとう!」
レオンは恒一を見る
恒一
「レオンからどうぞ」
レオン
「いいのか?じゃあ遠慮なく。
俺が何度も見る夢のことを教えてくれ
誰と何の約束をしたかを知りたいんだ。」
不思議な声
「いいでしょう。」
レオンの周りを不思議な光が包む。
ゆっくりと目を閉じる。
しばらくすると光がなくなるとレオンは目を開ける。
そして恒一の方を見る。
恒一
「レオン?」
レオンがふと微笑む、小さくつぶやく。
「もうとっくにそばにあったんだな・・・」
恒一
「え?何?」
レオンは首を振って
「いや。何でもない。
恒一、次はお前の番だぞ。」
恒一
「え、っと。
俺の願いは・・・。」
恒一はレオンとリオを見て迷うが
握りしめていたキーホルダーを見つめると決意した。
「・・・。うん。
俺の願いは元の世界に帰ることです。
そこで俺は約束を果たさなくちゃいけない」
不思議な声
「・・・。それは本当に願うことですか?」
恒一
「え?・・・。
はあ、そうだよ。
本当の俺の願いは隆ちゃん、親友の隆也を生き返らせることだよ。
それで二人の約束を叶えたいんだ。でも、それはむりだろ?」
恒一は半泣きになりながら言う。
不思議な声
「・・・。その願いは叶えられません。」
恒一
「はは。やっぱり無理だよな」
リオ
「恒一さん。・・・」
レオン
「・・・」
不思議な声
「無理です。なぜならもうそこに居るので」
恒一
「へ?」
レオン
「はあ、何で言うかな。」
レオンが首から下げていたキーホルダーを服から出す。
そのキーホルダーは恒一のものと同じキーホルダーだった。
恒一が目を見開くとレオンを見る。
「何でそれをレオンが持ってるの?
間違えるはずない。あれは隆ちゃんと一緒に買った
キーホルダーだ・・・」
レオン
「これ、俺が生まれた時から手に持っていたんだよ」
恒一
「・・・。・・・・。」
恒一が固まる。
「えーーーー!!」
レオンはまっすぐに恒一を見る
「久しぶり、恒」
恒一が叫ぶ
「何でもっと早く言ってくれないんだよ」
レオン(隆也)
「仕方ないだろ。俺もさっき全部思い出したんだから」
恒一は恨めしそうにレオンを見る。
「うー。」
不思議な声
「汝の願いは?」
恒一がはっとしてクリスタルを見る
「えーと。どうしよう。隆ちゃんこっちにいるし、あっちに帰る理由なくなったかも。」
恒一は少し考えると
「そうだ。〇〇でお願いします。」
レオン
「本当にそれでいいのか」
リオ
「本当に?」
不思議な声
「いいでしょう。汝の願いを叶えましょう。」
クリスタルがまばゆく輝く
3人はまぶしくて目をつぶる。
次に目を開けるとそこはダンジョンの入り口だった。
レオン(隆也)
「恒一、本当に帰らなくて良かったのか?」
恒一
「うん。
俺の叶えたい夢はこっちで叶えたいと思うんだけど
どうだい相棒?」
レオン
「しかたないな。付き合ってやるか。相棒」
リオ
「何ですか二人とも僕を仲間に入れてくださいよ」
レオンが笑う。
恒一
「そうだったな。リオも一緒だ」
エピローグ
リオ
「お二人とも良いんですか?」
恒一
「うん、リオのお母さんに薬を届けに行くのに同行させてもらうよ」
レオン
「ま、俺も行かなきゃいけないところが同じ方向だからな」
恒一
「素直じゃないな。隆ちゃん。一緒に行きたいって言えないの。」
レオン
「今の俺の名前はレオンだ。恒」
恒一
「はい。はい。わかってますよ。レオン」
リオ
「また3人でパーティですね!」
レオン
「そう言えば、お前の願った。
おにぎり一生食べ放題券ってなんなんだよ」
恒一
「いいじゃないか。おにぎり。レオンだってすきだろ。」
レオン
「まあな。」
リオ
「おにぎりやは世界展開のお店ですから
どこの街にもありますからけっこう良いですよ!」
恒一は元の世界には帰らず、異世界に残ることにした。
この決断がのちに大変な目に合うとは恒一は今のところ知らないのであった。
ひとまず、最弱だった俺のダンジョン攻略はこれでおしまい!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
全5話という短い物語でしたが、無事に完結することができました。
今回は「異世界に行った主人公が、仲間たちとダンジョンを攻略する」
という書いてみたかったファンタジーを書いてみました。
恒一たち3人の冒険を楽しんでいただけたでしょうか?
「この後の3人が気になる!」
「こんな番外編が読みたい!」
などありましたら、ぜひ感想で教えてください。
皆さんからの感想が、次の作品を書く励みになります。
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
『最弱だった俺のダンジョン攻略』完結です!




