第25夜
ファミリーレストランで、くつろぐTrashとDの二人。
「ナンパすんなよ」
「せんわいっ!! ってか、ナンパちゃう言うとるやんけ!!」
「いや。もう、すっかりナンパやから。お前のは」
「ちゃう言うとんのに」
「にしても。こっち、久々やのぉ」
「ほんまやなぁ」
「いつぶりや?」
「いつぶりやろなぁ?」
「めちゃくちゃ久しぶりやかんのぉ、ここ。もう忘れてもうたの?」
「せやのぉ」
「ほんで、あっちも最近よう書きよるけど。お前、何でか知っとるこ?」
「全然」
「やろのぉ」
「何でなんや?」
「元々、ここ書かへんくなりだした理由覚えとうこ?」
「ほんなん、あったかいな?」
「やろうの」
「お前は、覚えとんのこ?」
「当たり前じゃあ、お前と一緒にすなよ」
「ほんなら、何でやったんや?」
「ウチの作者が、オンラインゲームにハマってしもたからやろがい」
「ああ、うんなんあったなぁ。それで、それがどないしたんや?」
「ほんまに、アホやのぉ。お前は」
「なんでやねん?」
「そんなもん、そのゲームに飽きたからに決まっとんやんけ」
「おお! なるほどな!」
「っまに、お前はアホ満載やの」
「うるさいのぉ。ほんで、あんなにハマとったゲームを何で飽きたんや? ウチの作者は? ゲームにハマるんなんか久々やったやろ?」
「ああ、それな。うんなもんオンラインゲームに付き物なんが出始めて。今、そればっかになってもうたから飽きたに決まっとんやんけ」
「付きもん?」
「せや」
「それ、何や?」
「作業や」
「作業?」
「せや。今までは比較的、冒険感あった感じで武器作ったり防具作ったり出来とったんやけど。今はレベル高い武器とかは、おんなじ素材集めてばっかで。行っては帰って、行っては帰ってや」
「ああ、あれかぁ」
「そう、それな」
「あれは、ヤやのぉ。おもしんないし」
「やろ? あと、もう一個理由があんねんけどな」
「それは何なんや?」
「強くなりたいとかやなくてや、レベル高い武器や装備欲しいやろ?」
「ああ、何となく。手に入れときたいみたいな?」
「そうそう。うんでの、今作者がやっとるゲームの。今の最上限のレベルで装備出来るんな3種類あんねんな」
「3種類?」
「そや。簡単に言うたら、その中で上・中・下とあんねんの」
「おう」
「ウチの作者の下飛ばして中のんを作ろうとしとってん。そん時装備しとったんは、大して強くないもんやってんけどな」
「うん」
「そん時は良い感じで、ドラゴンやらと戦えとってん。おもろいっ!!ってなる感じのな」
「おうおう!!」
「うんでもな、中のん作って行ってみたら。そのモンスターがへちょーへちょーなりよってん」
「マジでか……?」
「マジでや。中のん作るまでも、モンスターとタイマンしとってんけどな。中作ったら、タイマンしてもザコ感に陥ってもてん。そのモンスター達が。言うとくけど、ウチの作者、デカいモンスターとタイマンすんの好きやから。ザコがザコ感になったんちゃうぞ。最上位レベルのボスがザコ感になってもうてん」
「嫌やな、おもしんないやんけ」
「せやろがい。それで作者は飽きて、今ゲーム放置中や」
「それでの、こっち再開か?」
「せや」
「そんな感じ!? ここに対する思い!?」
「まぁ、ええ加減。シリアス展開終わらそうって、やっと決心ついたんもあるわ。ウチのんシリアス書くのに、えらい疲労するさかいにの」
「せやったなぁ」
「まぁ、その反動で。くだらん展開書きまくったんねぇえん!!って思って、今書きよるんやけど」
「うん」
「今までにないくらい思い付きの、適当に書き始めたから。全く考えてへんだと言うか。全く頭になかった展開が始まっとるみたいや」
「そんなん、いつもやろ?」
「いや、ちゃうねん。今までは、出だしとかは自分が考えとる所から始めて、脱線して、修正して、とりあえず話を終わらしたりしとってん」
「そうなんこ?」
「そうやねん」
「それが、今回は全くちゃうんか?」
「せや。お前、シリアス終わってから、今の話の出だし覚えとうこ?」
「何か、闘技場みたいなん出てきたな?」
「出てきたやろ? あれな、俺とお前の "なんでや?" が書きたかっただけで始まっとんねんぞ」
「うせやんっ!?」
「ほんまじゃ」
「うんなんやったら?」
「せや。出オチでもう済んどんねん。出オチでやりたい事済んでもうとんねんっ!!」
「あかんやんっ!!」
「そやろっ!? あかんやろっ!?」
「どないすんねん、あっち?」
「さぁのぉ? 今必死で適当に投げた石を、しかも投げてすぐ落ちてもた石拾って。"うまいとこ" 行くように投げ直しよるわ」
「うまいとこって」
「それすらも、漠然とし過ぎやろ? あほ過ぎやろ?」
「毎度の事やけど」
「もうマジで。いつ出オチの、あの場面に戻れるか。だぁれも分かっとらん」
「ロバート・クリフォードJr.とか言うとったやんけ」
「ああ。ラルフォンス・ゲーデマンとかな」
「そうそう」
「あんなもん、ええ名前思い付いたから。だた書きたかっただけや」
「マジかっ!??」
「マジじゃい!! ってか、別にええ名前でも何でもないしな」
「そうかぁ……。とりあえず、うまいこと終わるんを願うしかないの」
「せやのぉ」
そしてファミリーレストランを後にする、DとTrashの二人。




