第18夜
ラーメンを啜るTrash
その向かいでDは出されたラーメンを見ていた
「ズルッ、ズルズルズルゥ。あぁ、うまいのぉ」
「……」
「何や、食わんこ?」
「冷めんの待ってんねん」
「あぁ、そっか。お前猫舌やったの、D」
「せやねん」
「言うて、熱ぅないぞ。食うてみぃや」
「あかんっ!! お前が大丈夫でも、俺にはあかんねんっ!! 下手に今食うたら、速攻舌火傷して。味なんか感じられへんようになるっ!!」
「そうか。ってかや、知っとっこ?」
「何が?」
「今のこれ、流されとるぞ」
「え? マジで?」
「おう、マジで」
「え? でも、此処いつもの所とちゃうやん? ラーメン屋やん?」
「それでもや」
「俺らのプライバシー・ゼロなんか?」
「”ら” やなしに、お前だけな」
「なんでやねん?」
「俺は、ここに来る前から知らされとるから」
「はぁ!? 何で俺には何もないねん!?」
「それはな俺がお前に伝えんかったから、伝えとってくれって頼まれたんやけど。めんどかったし、お前やからええわって思ってな」
「トラ、お前なぁ!!」
「いうて、大して何も思とらんやろ? お前?」
「まぁ、せやけど。普段のお前の仕業よりはマシやしな。それにラーメン食うとるとこ流されても、何とも思わんしな」
「せやろ? やったら、別にええやろ?」
「せやな。 ズルッ、!? あっつう!! あかん!! まだ熱いわっ!!」
「まだなんこ? もう麺伸びてきよるぞ」
「あかんあかん!! ……にしてもや。今んとこ、めっちゃ普通で全くあっちの裏話とかしてへんけど。ええんこ?」
「あっちもマイナスエピソードの方も進展して行きよんのにか?」
「そうそう」
「ううん、そんならなぁ。これ、もう言うたんか言うてへんのか忘れてもたけど。あっちに出てくるキャラな全部ではないけど、ウチの作者が実際オンラインゲームで遊んだフレさんとか出てきとんねん」
「はい? それって、名前って事?」
「名前もやし、性格も」
「そうやったん?」
「そうやってん。やからのウチの作者のフレさんがあっち見たら、ウチの作者が誰なんか大体の予想はついとう思うねん」
「何で?」
「だって、ウチの作者も出てきとるから」
「え? あっちの話に?」
「せや。出てきとる言うても、ウチの作者がつことったキャラの名前で出てきとるからの」
「性格は?」
「性格はまんま、作者や」
「……」
「どないした?」
「なんか、さらっと衝撃的な事聞いた気がするわ」
「そうか?」
「うん」
「ほんでの、今度あっちに何人かキャラが出てくる予定らしいんやけど。その中に、またウチの作者のフレさんが出てくるらしいんやと」
「そうなんっ!?」
「そうや。あと次のマイナスエピソードでは、あっちの話で不明になってた一つの事が分かるらしいわ」
「マジでっ!? ってか、そんなん言うてええの!? 今までは話が終わってから、裏話しとったやん?」
「ううんっとのぉ。それは何でかって言うたら、いつもの様にノー・プランでこっち書き始めて。ラーメン屋のくだり書いとったんやけど。何かそのくだりだけで、満足したらしいんやけど」
「おう」
「これだけやったら、あかんかなぁ?ってなって。暴露ったんやと」
「……アホですか?」
「アホですな」
「ほんなら、俺ラーメン食うわ」
「あいよ」
そしてラーメンを食べ始めるD
その向かいでTrashは煙草を吸い始めた




