第1夜
用意された椅子に座るDとTrash。
「Dくん。」
「はい、何でしょう? トラさん?」
「これ、何や?」
「さあ? ここに座って、トラと話ししてくれってしか言われてへんしな。」
「お前もか。話ししてくれって、何喋れって言う話やろ。」
「ホンマに何喋ったらええやろな?」
「あっちといい、こっちといい。ほんま、ノープランやな。ウチの作者は。」
「俺らを作ってくれた人やから、いちお尊敬しとった方がええんかな?」
「そんなんせんでええやろ。」
「ほんなら、ええか。」
「ってか。お前知っとったか?」
「何が?」
「ウチの作者、あっちの方で何回かヘマっとんねんぞ。」
「えっ!? そうなん!?」
「マジで。射線上のダブル・ストーンズって話あるやろ?」
「第5話な。」
「あれ、ホンマは3話の時に出す予定やってんて。でも3話書きよったら、途中から ”あれ? このままいったら、石斧と石頭のくだり出てくんのだいぶ先になるな” って気が付いて。急遽、3話のタイトル変更や。」
「マジで?」
「マジ。しかも懲りずに4話で出そうとして、同じ流れやぞ。」
「マジでかぁ。そんなんで俺ら元の世界に戻れんのか?」
「分からん。それに他にもヘマっとるとこあるしな。」
「まだあんのっ!?」
「いくら素人が書きましたってのでも、勢いで書きすぎやろ。」
「そんなんで、大丈夫なんかなぁ?」
「さあ? こればっかりは、俺らがどうこう出来る問題ちゃうからな。」
「そやなぁ。」
「おい、D。あそこ見てみぃ、ウチの作者居んぞ。」
「あっ! ホンマや。」
「おいっ! 俺らにこんなんやらしといてええんか? つい最近まで、あっちの投稿疎かにしとったのに!」
「…。」
「あっ。ウチの作者さん、黙りやん。」
「ったく。」
「まあ、今日はこの辺で終いにしとこ。」
「しゃあないの。」
席を立ち去っていくTrashとD。




