番外編04「アリッサちゃんと夜逃げ」
番外編04「アリッサちゃんと夜逃げ」
「ふえぇぇぇ……びえぇぇぇぇぇぇ!」
「ちょ、ちょっとどうしたの、アリッサ、急に泣いたりして!」
「レイオンがいないのぉぉぉぉぉぉっ!!
ぐす……レイオン、どこへ行っちゃったの……?
寝るときはぎゅってして、いっしょだったはずなのに……。
「レイオンって……レイオンがどうしたの?」
ママが頭をなでながら優しくそう聞いてくる。
でも、わたしはイヤイヤをするように首を横に振った。
「ぐすっ、うぇっ、ふぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇっ!」
「あーもう、良い子だからそんなに泣かないの。ほら、良い子良い子」
「あぐっ、ふぇっ、ママぁぁぁぁっ!」
ママのおっぱいに顔をおしあてて、わんわん声を上げて泣きじゃくる。
どうして……レイオンいないの……?
やだ……やだぁ……。
「……あら、ほんと。レイオンが部屋にいないのね。寝ている間に、蹴っ飛ばしちゃったんじゃないの?」
「……っ、そんなこと、しないもん……」
それに、ベッドの下もちゃんとさがしたもん。
でもレイオンがいなくて……。
「じゃあ、夜中に寝惚けてどこかに置いて来ちゃったりは?」
「……わかん、ない……」
それはもしかしたらある……かも?
夜に1回おトイレに行ってるし……。
あれ? そのときにレイオンっていたかな?
うー……眠くてよく覚えていない……。
「とりあえず、おうちの中を探してみましょ? もしかすると、どこかで寂しがっているかもしれないもの」
「うん……さがす……」
「じゃあ……はい、もう泣き止んで。泣いてばかりいると、レイオンに嫌われちゃうんだから」
「うん……」
ママのおっぱいから顔を上げて、寝間着のそでで目元をぐしぐしとこする。
そうだよね、レイオン、どこかで寂しがっていないかな?
わたしが探してあげないと……!
「レイオン、探してくる……」
「ええ、ママも一緒に行ってあげる」
ベッドから降りてママと手をつないで、レイオンを探してお部屋を出る。
部屋を出ておトイレへ行って……。
ダイニングやリビングにいないかを見て……。
もう1度自分の部屋を見て……。
「ぐすっ……う、うぅ……レイオンどこぉ……」
ふぇぇ、どこを探してもレイオンがいないよぉ……。
「変ねぇ、本当にレイオンはどこへ行っちゃったのかしら……」
「レイラ、アリッサはどうしちゃったんだい?」
「あなた……実はレイオンがどこにもなくて、それで泣いちゃってるのよ」
「レイオンが? そこら辺に放置してあるんじゃないのか?」
「それがいろいろ探してみたけど、全然で。変ねぇ」
ママとパパが首をひねって、ふしぎそうにしている。
「ぐすっ……うぅ、もしかしたら、わたしが嫌になって出て行っちゃったのかも……」
「まさか。大丈夫よ、レイオンはそんな子じゃないわ」
「そうだぞアリッサ。それにレイオンはぬいぐるみなんだから、勝手に出て行くわけないさ」
「でもぉ、レイオン、どこかに行かなくちゃいけないみたいなこと言ってたもん……」
「へ? レイオンが?」
ママが首をかしげているので、わたしは小さくうなずいた。
だって、だって、レイオンってばパパとママのお話を聞いてなんか考え込んでいたもん。
「レイオンが言ってたって、どう言う意味かしら?」
「子供特有の空想じゃないか?」
「うーん、まぁそうなんでしょうけど」
「ちがうもん、レイオン、ちゃんとおしゃべりできるもん」
わたしがこう言うと、いつもママもパパもぬいぐるみがしゃべるわけがないなんて言って信じてくれない。
本当になんだけどな……。
他のぬいぐるみはしゃべらないけど、レイオンだけは特別なんだもん。いつも、わたしを見てかわいいって言ってくれてたんだよ?
一緒にお風呂に入ったときは、おっぱい見てちょっと残念そうにしていたけど……。
もしかして、わたしがママみたいにおっぱい大きくないから出て行っちゃったのかな……?
「う~……う~……」
ぺたぺたと自分のおっぱいにさわってみる。
ちょっとだけ膨らんでいるけど、すっごく小さい。
やっぱりこれが原因なのかなぁ……。
「……? どうしたんだ、アリッサは。自分の胸に触って泣きそうになっているけど」
「そこは……ほら、幼くても女の子だから。触れないであげて」
「あ、ああ、わかった」
「それよりアリッサ。いつまでも寝間着のままでいないで着替えてらっしゃい。朝ご飯にしましょう? レイオンだって、そのうちに見つかるわ」
「……はぁい」
朝ご飯って気分じゃないんだけど……ママの言葉に素直にうなずく。
本当にレイオン……どこへ行っちゃったのかな。ずっと一緒にいてくれるって言ったのに……。
今日も、1日中探したけれどもレイオンはいなかった。
「レイオン~……。どこへ行っちゃったのかな……?」
レイオンがいなくなってから、もう3日目。
お部屋でなんども呼びかけても、返事がどこからも聞こえない。
いろんなところを探してみてもやっぱり見つからない。
毎日おうちの中を探しているんだけど……お外へ行っちゃったのかなぁ……。
やっぱり、わたしのこと嫌いになっちゃった……?
うぅぅぅ……。
それに最近、なにか困ったことがあったのかパパもママもつらそうにしている。
今も元気がなくて暗いお顔をして、わたしがいないところですっごく大事そうなお話をしていて……。
「あ……そういえば、レイオンがいなくなっちゃったのって……」
パパとママがこわい顔でお話しているのを聞いちゃった、あの夜の日……だよね?
お話を聞いちゃって、なんだかこわくなっちゃって……ベッドに入ってレイオンをギュってしながら寝ちゃって……。
もしかしたら、パパとママのお話のことが関係しているのかな?
「お話の最中だし、すこしこわいけど……うんっ」
わたしは覚悟を決めると、お話中のパパとママのところに行くことにする。
「パパ、ママ、あのね、ちょっといいかな……?」
「アリッサ? どうしたんだ、何か用かな?」
「もう、今はお部屋でお勉強の時間でしょう?」
「うん……。でもね、あのね……その、えっと……」
なんて聞いたらいいのかな?
上手に言葉が出て来ないよぅ……。
そんなわたしの様子を察して、ママが頭をゆっくりと撫でてくれる。
「大丈夫よ、アリッサ。言いたいことがあるのなら、ゆっくりと言葉にしなさい。ママはいつまでも待っていてあげるから」
「う、うん……」
聞いても、怒られたりしない……かな?
まだちょっとこわいけど……う、うん、えっと。
「ママ、借金って……なんのこと……? レイオンがいなくなっちゃったのに関係ある……?」
「えっ……!?」
わたしの言葉に、ママは驚いたようにびくんって身体を震わせた。
パパも複雑そうな顔をしてわたしを見ている。
「アリッサ……もしかして、聞いていたのかい?」
「ううん……。レイオンがね、言ってたの。借金があって大変なことになっているって……」
わたしにはよくわかんないけど、そのせいできっと、パパもママもこわくなっているんだよね?
だって、よくないことだって言ってたもん。
「そう、聞かれていたのね。アリッサが聞いていないところで話をしていたつもりだったけど……」
「時々感情も高ぶって声も大きくなっていたから、それで聞かれたのかもな……」
「……大丈夫。アリッサの言うとおり、借金はあるけど、それとレイオンは関係ないわ」
「そう、なの?」
そのことにちょっとだけホッとして、わたしは小さく息をつく。
でも、だったらどうしてレイオンがいなくなっちゃったんだろ。やっぱりわたしのことが嫌いになっちゃったのかな……。
「レイラ、アリッサも知ってしまったことだし話しても良いんじゃないか?」
「そうね……。それに、そろそろ限界だし……」
「パパ……? ママ……?」
「アリッサ、言っていることがわからなくても良いから、よく聞いてね?」
そう言って、ママはいろんなことを話してくれた。
パパがお友達にだまされて、借金……? よくわからないけどお金が、ないということ。
お金がないと、借金取りって人がやってきて、パパもママもわたしも大変なことになっちゃうこと。
パパは一生懸命お金を集めるのにがんばっているけど、あんまり上手にいっていないこと。
「む~……むずかしくてわかんない……」
「ふふっ、そうね。まだアリッサにはこういう話はわからないわよね」
ママが、何度もわたしの頭をなでてくれる。
それが気持ちよくて、なんだか胸の中がほっと軽くなってきた。
「そうだな、俺もそろそろ覚悟を決めるか」
「あなた?」
「レイラ、君にもアリッサにも迷惑をかけると思うが、俺について来てくれるかい?」
「もちろんよ。……でもどうするの?」
「夜逃げ、しようと思う。もうこれ以上は限界だ、支払をなんとか今まで引き延ばして来たが、そろそろ限界がくる。でもまだ返せるだけのお金も集まっていない……」
「そうね。一家揃って奴隷になって、そのまま離れ離れになるよりはずっとマシよね……」
なんだろう、またパパとママがこわい顔をしている……。
すごく不安な気持ちになってきた、わたしはギュッとママに抱きついた。
「それで、いつ出るの?」
「こういうのは早いほうが良い。だから今晩……これからだ」
「でも、いくらなんでも急すぎるわ。ちゃんと準備をしないと、街の外だって危険なのよ?」
「準備をし過ぎてもダメだ、借金取りに気付かれる。それに行き先を悟られるのもマズイからね」
「……わかった。荷物は最小限よね」
「普段着で、旅装なんかはカバンに入れておこう。できるだけ、ちょっと出かけるという感じで家を出るのが良い」
抱きつくわたしをなでながら、パパとママがそんなお話をし始める。
「ねぇ、ママ……どこかお出かけするの……?」
「ええ、そうよ。遠いところに、パパと、ママと、アリッサでお出かけするの」
お出かけ……どこへ行くんだろ?
遠いところって言うんだから、この街のお外なのかな?
わたしは産まれてからいままで、この街から遠くに離れたことってなかったと思う。
もしかして王様のいるところとか、海があるところとか、そういうところに行くのかな!?
お出かけ、楽しみかもっ。
あっ……で、でも、遠いところだとすぐには帰ってこられないよね……?
「ママ、おうちにはいつ帰ってこられるの?」
「……ごめんね、アリッサ。いつになるかはわからないわ」
「でも、でも、そうしたらレイオンはどうなるの? 帰って来たときに、すっごく困っちゃうよ……?」
わたしを嫌いになって出て行っちゃったのかもしれないけど……。
もしかしたら帰ってきてくれるかもしれないもんっ。
でもそのとき、わたしがちゃんとおうちにいないと、レイオンが困っちゃう。
「……じゃあ、レイオンにお手紙を残しましょうか? それなら安心でしょ?」
「あ……うんっ、そうするね!」
そっかぁ、お手紙があれば、きっとレイオンが帰ってきても心配しないですむよね。
わたしはさっそくお手紙を書こうと、抱きついていたママからはなれる。
「レイラ、いくら大事だったからって意味がないんじゃないか? それにあまり夜逃げしたって手がかりになるようなものは……」
「わかっているわ。でも、行き先とかそれっぽいことは書かせないし、それでアリッサの気が済むなら良いでしょ? この街にいるお友達ともお別れなんだから」
「それもそうか。じゃあ、俺は残っているお金をかき集めたり、出る準備をするよ」
「ええ、わたしもそうする」
お部屋に向かうわたしの後から、そんな話し声が聞こえてきた。
でも、お手紙にはなんて書いたらいいんだろ?
ママは遠いところへお出かけとしか言っていないから、どこへ行きますって書けないし……。
「うーん、うーん……」
「アリッサ、レイオンへのお手紙は書けた?」
「あっ、ママ。まだ書けてないの。なんて書いたらいいかわからなくて」
「普通に、お出かけしてきますで良いんじゃないかしら」
「そうかなぁ?」
えっと……『レイオンへ、パパとママが遠いところへお出かけするっていうので行ってきます』って感じで良いか?
もっと、もっと、いっぱい書きたいことはあるんだけど……えっと、えっと。
「おーい、家を出るのは明け方の門が開く時間に合わせるから、早めに寝ておいてくれ」
「ええ、わかったわ! さ、アリッサ。お手紙を書き終わったならもう寝ましょう?」
「えーっ、まだいっぱいレイオンに書きたいことあるのに」
「大丈夫、それだけ書けばきっとレイオンもわかってくれるわ」
「そう、かな……?」
なら、大丈夫かな……? あっ、でもこのお手紙はどこに置いておこう。
レイオンがせっかく帰ってきてくれても、気付いてくれなかったらダメだよね……?
「えっと、えっと……ねぇママ、このお手紙はどうすればレイオンに読んでもらえるかな……?」
「そうねぇ、いつもレイオンがいる場所に置いておくのはどう? ほら、そこの小さな鏡台に置いたりしていたでしょ?」
「あっ、そっかぁ。うんっ、じゃあそうするね」
お手紙をきれいに折りたたんで、小さな鏡台の上に置く。
レイオンが帰ってきたらここに座ると思うから、きっとすぐに気付いてくれるよね。
「さ、それじゃあ早くお眠りなさい。明日は朝早いから」
「うん、おやすみ、ママ」
「おやすみなさい、アリッサ」
ママに言われて、ベッドの中にもぞもぞと入り込む。
でも、レイオンがいないからなんだか寂しいな。いつもはギュってしながら寝てたから……。
レイオン……どこ、行っちゃったの……かな……。
「ん……くぅ、すー……ん……」
「アリッサ、起きなさい。朝よ」
「ふぇ……んにゅ……おはよ、ママ……」
「はい、おはよう。すぐにお出かけするから、着替えて準備をするのよ?」
「うん……」
もぞもぞベッドから抜け出して、身体を起き上がらせる。
「ふぁ……んにゅ……ねむい……」
まだ、お外も暗いよ……?
こんなに早く起きるのって、初めてかも……。
「んー……あっ、レイオン!?」
ふと寝る前のことを思い出して、慌てて小さな鏡台を見る。
でもお手紙はまだそのまま置かれていて、レイオンの姿もない。
「うぅ……レイオン……」
レイオンを作ってから、こんなに離れてたのなんて初めて……。
寂しいよぅ……。
でもママにお着替えしなさいって言われたし、はやくしちゃわないと。
「んっしょ、んっしょ……ぷはっ、ふぁ……まだねむぃ……」
「アリッサ、お着替えは終わった?」
「あ、ママ。まだしてる最中だよ」
「そう。着替えが終わったら、これだけはっていう大事な物だけ持ってらっしゃい」
「はぁい」
言われたとおりに、着替え終わったらわたしの宝物を取りに小さな鏡台に向かう。
この鏡台は引き出しがついていて、そこに大事なものをしまっておいてるの。
レイオンの指定席がここなのも、レイオンがすっごく大切なお友達だからなんだけど……レイオンと一緒にお出かけしたかったな。
でも、お出かけするのに、大事なものを持って行くのはどうしてなのかな?
いつもは、なくしちゃ困るから……って、置いて行きなさいって言うのに。
「んー……わかんない」
「アリッサ、まだなのー?」
「あ、はーい、いま行く~」
慌てて、一生懸命集めた大事な綺麗な石を持って、ママの待つリビングへと向かう。
「アリッサ、おはよう。準備はできたか?」
「パパ、おはよ。ちゃんとママに言われたとおりにはしたよ?」
「よし、では行こうか」
「離れないように、ちゃんと手を繋いで行きましょうね」
ママがわたしの手をギュッとにぎってくる。
パパはおうちの中を見渡して、ちょっとだけ悲しそうに溜息をついた。
そして、わたしはパパとママと一緒に、おうちを出る。
「さ、東門から街を出るぞ」
「うぅ、まだ眠いよぅ……」
「はいはい。街から出たらおぶってあげるから、それまで頑張りなさい」
「はぁい……」
パパとママに連れられて、通りすがりの人とか門番さんに挨拶しながら東の門から外に出る。
でも、これからどこへ行くのかな?
お外を移動するときは馬車に乗るのが普通ってきいたことあるけど……。
「うー……ママぁ……」
「はいはい、もう街も出たしおんぶしてあげる」
「大丈夫かい、レイラ? これから結構歩くけど」
「ええ、娘の1人や2人は軽いものよ。でもモンスターとか出たらお願いね」
「はは、そんなに自信はないけど……2人のことは絶対に守るよ」
わたしはママの背中によじ登って、ぎゅっとしがみつく。
ママの背中は温かくて、気持ちいいな……。
ふぁ……また眠くなって……んにゅぅ……。
「それでカイル、ここからは予定通りに進むのよね」
「ああ、東に行くと見せかけて、このまま北へ回り込む。次の村まで歩いてたどり着くか、途中で商人の馬車が通りかかればお金を払って同乗させてもらおう」
パパとママの話し声を子守歌に、ゆっくりとまぶたが落ちてくる。
「借金取りとかの追っ手は、多分東門から出たことでレイラの実家……王都を目指したと考えるはずだ。普通に考えて、そっちを頼るのが1番現実的だからね」
「そうね。勘当されている身とはいえ、他に頼るところもないし。でもどこまで行くつもり?」
どんどん、パパとママの声が遠くなってくる。
もう、どんな話をしているのか、ぜんぜんわからない。
「そうだな……北端にある開拓村とか、辺境の方に行けばさすがに追っ手もこないと思う。いっそのこと、国境を越えて隣国へ行くのも手だけど……」
「国境越えはちょっと大変じゃない? 今は戦争はやっていないけど、あまり友好的じゃないじゃない」
「ま、そこは進みながら考えよう。幸い、手元に少しはお金も残っているしね」
「ええ。ここ最近、なぜか枕元に置かれていたお金……よね? でもいったいどこから出て来たのかしら……」
「どこからでも良いじゃないか。きっと精霊様か妖精が、困っている俺達を見かねて置いていってくれたんじゃないかな」
「ふふっ、そうね、その方が夢があって良いわよね」
レイオンと、会いたい……な……。
夢の中でなら、きっとすぐに会える……よね……。
すぐに、ママとパパの声も聞こえなくなっちゃった。
わたしはそのまま、夢の世界へとゆっくりと落ちていく。
レイオン……。
早く会いたい……な……。
………………。
これにて「人形 go home」は完結です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
元々2万字くらいの短編で考えていた話なので、中途半端な感じで終わることはご容赦くださいませ。
最後に補足を。
アリッサも、アスレイア同様レイオンの発している魔力を受信していたため言葉を聞くことができました。
元々は自分の魔力なので波長はまったく同じですし。
ただし魔法や魔力の扱いを知らないため、受信装置の感度はいちじるしく悪く、会話できるレベルで聞き取れているわけではありません。
ラジオで言うとチューニングされてても、アンテナがなくて聞けない状態ですね。
それでも時々音は拾えているのですが。