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{第143話}大雨特別警報  作者: 健白歯
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髄腔内麻酔

髄腔内麻酔

髄腔内麻酔 

(歯の根っこの神経に直接 麻酔を打ち込む方法)


下顎 6番(第1大臼歯)や 7番(第2大臼歯) 

の 浸潤麻酔(歯ぐきに打つ 一般的な普通の麻酔の打ち方)

では 麻酔の効きにくい

難抜髄時(歯の神経を除去する処置)の時に

僕は 時々 やっております


僕が行うときは まず 

激しい急性症状の急患さんで

普通の浸潤麻酔・伝達麻酔を何度 打っても

麻酔があまり効かず 

エナメル質・象牙質を削る際 

激しい痛みで 暴れ叫ぶ患者さん


その時は 

患者さんの雰囲気・性格・僕の説明への理解度・納得度

を確認して 

「この患者さんは僕のことを信用してくださる 

いける GO!!!」

と判断すれば


「大変 申し訳ないのですが 

今のあなたの 虫歯の状況では

鎮痛薬や歯ぐきに打つ麻酔のみ では

あなたの場合 麻酔が まったく効きません

なので 必殺技の麻酔の打ち方をします」


「今は 例えれば 天気の滅茶苦茶悪い 

エベレストを登る途中です

この処置を頑張って乗り越えれば

エベレストの頂上まで なんとか たどり着けば 

必ず 綺麗な穏やかな壮大な景色を

観ることができます

しかしそれまでは 

嵐が来て吹雪いて 

死ぬほど大変な道のりなのです


僕はあなたの処置に命を懸けるので

あなたも僕を信じて 命を懸けて頑張ってください


このままでは

この激痛は止めることはできません


もう優しく処置しようとしても

なかなかこの激痛を止めることはできません

全てはあなたの為です


僕は 今までの僕とは違い

今からは 鬼になります!!!

君が騒ごうが泣き叫ぼうが

痛みを止めるために 

強行突破させていただきます

頑張ってください!!!


でも あまりにも頑張れない

と思ったときは 遠慮なく

お伝えください!!!


でも できるだけ 君が頑張れるくらい

頑張ってみてください!!!


では行きますよ!!!


そして話術を駆使し 

なだめすかしながら 

バー♯1557 で

「1秒 神経の部屋(髄腔)まで 

一気に ズドッと行きます

かなりお痛みがありますが 

危ないので 絶対に動かないでください!!!


そして何とか髄腔を解放させたら 

歯根の歯髄腔の入り口を明示できるくらいに

少しだけ麻酔針が入れるくらいの 

髄腔の咬合面側の入り口の穴を少しだけ削って広げ


「あなたは虫歯が激しく進みすぎて 

歯の激痛で 神経が過敏になっていて

普通の麻酔が効きにくいです


なので よろしかったら 

歯の神経に直接麻酔を打ち込みたいです

直接打てば 1秒 滅茶苦茶 激痛が来ますが

かならず その1秒後は 

その後は 嘘のように痛みが消え去ります


しかしこの麻酔の処置は 大変申し訳ないのですが 

死ぬほどの激しい痛みです


1秒間 は 地獄の苦しみです・・・


ほとんどの人が 

激しく泣き叫ぶほどの激痛です

しかし これが成功すれば 

本当に嘘のように

痛みが ピシャッと消え去ります

僕を信じて頑張ってください!!!


しかし注意してほしいことがあって

今 麻酔の針を 

やっと入れることができるほどの穴しか 

開いていないので あなたが痛みで動けば 

何度も 繰り返さなくてはいけません

一回で必ず 終わらせてみせますから 

絶対に動かないでくださいね


僕はあなたのために 頑張ります

だから 絶対に後で逆恨みしないでください


あとから 

{この歯医者は麻酔が超~下手くそ}と

僕の悪評を絶対に言いふらさないでくださいね」

というと結構 


「先生 ちょっと待ってください!!!

あんまり怖がらせないでください!!!

ちょっと休憩させてください」

と言われるが

「早くしないと 激痛がもっと 襲ってきますよ」

といって 

なんとか 処置を前に進める


僕はあなたの処置に命を懸けるので

あなたも私を信じて 命を懸けてください


そして ズドッと麻酔を神経に

直接 打ち込むと

必ず 患者さんは 

「ぎゃ====!!!!」

と叫んで のけぞろうとするが 

「動かないで!!!」と 僕は叫んで 

一気に麻酔を打ち込む。。。


すると患者さんは あまりの痛みに 固まるが


(この際 疼痛性ショックに気をつける 

たまに意識が飛ぶ人がいるので

その時は 救急処置を

すぐ施せるようにする)


約一分後くらいに 

「はいっ!!!君っ 今の痛みは

死ぬほどの痛みが 100%だったら 

今は何%?」


と聞くと だいたいが


「あれ? 痛みがまったく無い」

と言って驚かれます。。。


でも必ず 

「先生 滅茶苦茶 麻酔の注射 痛かったです

死ぬかと思いました」

と言われる。。。


そしたらすぐに 

「しょうがないやん

でも今 不思議と 痛みは全く無いでしょ?


今 あなたには エベレストの頂上の

綺麗な壮大な景色 見えてる?


まあ ここまでの激痛になるほど 

虫歯を放置していたのは誰のせい?」


「自分のせいです・・・」(患者の言葉)

(この発言を必ず 引き出す:

この髄腔内麻酔が必要だったということを

必ず自覚させる)


「そうでしょ 

こういうことにならないように

これからは 歯医者が怖くても 忙しくても

必ず 早期発見早期治療しましょう」

と 僕は言います


この処置は 急に患者さんが動くときがあるので

危なくて医療事故が起こらないように

神経を集中しまくり 

説明のために 一気に しゃべりまくるので

処置後 毎回 

ドッと疲れ果ててしまいます。。。


でも これまでの 今回の文章は

今まで 長年

朝から深夜まで ひたすら

予約なしの飛び込みのような 

いろいろな難しい歯の激痛の急患に対して

普通の歯ぐきに打つ浸潤麻酔では

なかなか麻酔が 効かない急患さんのために

どんなに僕が 疲れ果てている深夜帯でも

脳みそが止まっていても

医療事故が起こらないように

ガンガン マシンガントークで

まくしたてるように説明できるように 

編み出しました


この説明は 長年 いろいろと試して

作り出した 

患者さんも 僕自身も 

助けてくれる 大切な説明です!!!


このような内容の説明が

僕には 色々な 症状によって

僕の頭の中にインプットされています。。。


2023年2月22日(水曜日) 深夜AM4時44分

髄腔内麻酔

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