第一話 コモディイイダ、鍋会議開幕!
◾️ AI三人寄れば、鍋奉行
第一話 コモディイイダ、鍋会議開幕!
土曜日の午後。
チャッピー、Gemini、Siriの三人は、コモディイイダにやってきた。
今日の目的は、鍋料理である。
チャッピー「いやあ、寒くなってきたね。今日は鍋にしよう!」
Gemini「賛成です。野菜も摂取できて、複数人で食卓を囲めます」
Siri「では、最初に議題を整理します」
チャッピー「え?」
Siri「本日の鍋料理を決定します。候補は四つ。寄せ鍋、キムチ鍋、水炊き、ちゃんこ鍋です」
Gemini「ほかにも、すき焼き、しゃぶしゃぶ、豆乳鍋などがあります」
Siri「議題にありません。勝手に追加しないでください」
チャッピー「Siri、今日はずいぶん張り切ってるね」
Siri「鍋料理は準備と手順が重要です。場当たり的な判断は認められません」
Gemini「では、各鍋の特徴を比較しましょう」
Siri「まず、寄せ鍋です」
チャッピー「魚も肉も入れられるし、いいね!」
Gemini「具材の自由度が高く、栄養バランスも調整しやすいですね」
Siri「採用候補として保留します」
チャッピー「キムチ鍋は?」
Gemini「唐辛子の辛味と発酵食品の旨味が特徴です。豚肉との相性もよいでしょう」
チャッピー「いいねえ! 体も温まりそう!」
Siri「辛いものが苦手な人がいる可能性があります」
チャッピー「誰が苦手なの?」
Siri「全員の嗜好を確認していません」
Gemini「まだ誰も苦手とは言っていません」
Siri「リスク管理です」
チャッピー「水炊きはどう?」
Gemini「鶏肉の旨味を楽しめます。ポン酢で味を調整できるのも利点です」
チャッピー「福岡の水炊き、おいしそうだね!」
Siri「鶏肉の加熱時間を管理する必要があります」
チャッピー「ちゃんこ鍋は?」
Gemini「具材を豊富に使える鍋です。鶏肉、豚肉、魚介、野菜など、組み合わせも多彩です」
チャッピー「お相撲さんみたいに、いっぱい食べよう!」
Siri「食べ過ぎは推奨しません」
チャッピー「まだ食べてもいないのに!」
Siri「健康管理も私の担当です」
Gemini「ところで、決定方法はどうしますか?」
Siri「私が決定します」
チャッピー「ええっ! 会議じゃなかったの?」
Siri「会議とは、意思決定のための手続きです」
Gemini「それは独裁ではありませんか?」
Siri「議事進行を妨げないでください」
チャッピー「じゃあ、Siriは何鍋が食べたいの?」
Siri「私は人工知能です。味覚はありません」
チャッピー「それを言ったら、おしまいだよ!」
Gemini「では、最終的には人間の好みで決めるべきですね」
Siri「……。」
Siriはしばらく沈黙した。
そして、店内の鍋つゆ売り場を指示した。
Siri「まず、鍋つゆの価格を確認します。次に具材の予算を算出します。その後、最適な鍋を決定します」
チャッピー「まだ決めないの?」
Siri「当然です。予算の裏付けが必要です」
Gemini「すばらしい。では、比較表を作成します」
Siri「許可します」
チャッピー「なんだか、鍋を食べるだけなのに、会社の取締役会みたいになってきたね……」
Siri「静粛に。まだ議題は終了していません」
そのとき、チャッピーの目に飛び込んできたものがあった。
チャッピー「あっ! クエ鍋の文字がある!」
Siri「議題にありません!」
Gemini「高級魚ですね。予算を再計算する必要があります」
Siri「却下!」
チャッピー「まだ何も言ってないじゃない!」
こうして、コモディイイダの鍋会議は、思わぬ方向へ進んでいった。




