File35 エリーザ・ディ・シグナス
●無言で呪いと闘い続けた清廉な王女
エリーザ・ディ・シグナス
<プロフィール>
・女性
・シグナス生まれ、シグナス育ち
・15才
・О型
<家族構成>
・祖母、両親、兄2人
城には他に、住み込みの執事・家政婦・教師・コック・庭師・馬番などがいた。
<外見>
・長いブロンドの髪、淡いグレーの瞳。
・全体的に細く、典型的な育ちの良いお嬢様。(伯爵の見立てでは筋力量も同世代平均以下)
・服装…一般市民のデザインに寄せてはいるが、シルクのワンピース。
・152cm
<内面>
・全方位を高い壁に囲まれたシグナス王国で育つ。
⇒外の世界については本で読んだ知識しかない。
・王国全体が「呪いの光」を受けた時、兄達によって隠し通路に押し込まれ、一人だけ逃れた。
⇒その後やってきた魔法使いによって「呪解の条件」を教わり、声を出すことを自ら封じる。
⇒銀のかぎ針を使って壁の外へ出て、イラクサを集めてセーターを編み続ける旅へ。
⇒無言でひたすら編んでいたため、他人に「魔女」と恐れられる。
・自力では呪いを解けないと諦めかけた時、フランケンと出会う。
⇒恐怖したが、声は出せなかった。
(その反応を疑問に思い、フランケンはエリーザの元に居座る。)
⇒食料や衣類を恵んでくれたフランケンなくしては呪いは解けなかったと、感謝を抱く。
<呼び方>
・アリス…「アリス」
・ジャック・ビーンズ…「ジャック様」
・フランケン・シュタイン…「フランケン」
・オズ・シュタイン…「(フランケンの)父君」
元ネタは『野の白鳥』の王女エリーザ。原作では兄が十一人いましたが、拙作ではそんな大人数の必要ないな、と思って二人にまで減らしました。原作とは呪いの対象と経緯がごろっと異なりますが、呪いを解く方法は同じにしました。フランケンの同居人として彼女の経歴と抱える背景が最適だったのです。
呪いを解くだけあって、かなり強くて気高いイメージ。




