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嫁を探さば剣戟が!  作者: めろんぱすた
<><><><><><>序章<><><><><><>
17/25

盟を結まば誓約が!




カッツェが胸から取り出したのは

術式の施された1枚の羊皮紙。


「…誓約書?」

「左様。此処に記すは我が愚王が提示する同盟が骨髄だ。刮目し、見識し、しかと塾考されよ統率者。…ついでに雄共も」


誓約書を受け取り、皆で通覧する。



ーーーーーーーーー誓約書ーーーーーーーーー


カイザー・アインザームカイト が

此処に誓約する。

下記に書き示す要項を絶対的に遵守し、

誓約にそむきし時は、

その真紅の臓腑を捧げ、

罪をあがなう事を。


1つ,同盟を永劫に破棄しない事


1つ,人間に如何なる害をも及ぼさない事


1つ,指揮の全権を他者へ譲渡する事


1つ,同盟間において一切の秘密を保持しない事


1つ,【神】の討伐を完遂すること


1つ,同盟からの要求を遵守する事


1つ,此処に固く誓う事



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「…正気か?」

「正気であり、本気ぞ?」


一切の迷いを見せぬ美しい双眸。


余りに好都合過ぎる。

何だ、この誓約書は!?

正気なのか?

指揮の全権を委ねる?

同盟からの要求を尊守する?

一切の秘密を保持しない?

何とも馬鹿馬鹿しい。

こんな物、罠で無い訳が無い。


だが、彼女の瞳は、真実だと語っている。


信じて良いのか、この妖しい女を


信じて良いのか、ー【魔帝】をー



「此方からは以上だ。其方の要求を聞こうぞ?」

「…」


要求?

相手が、あの【魔帝】が

ほぼ隷属に近い形で盟を結んだのに?

これ程の好条件の中、

要求を出すなど、傲慢もいいところだ。


「こちらからは特…」



「待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



隣から轟く雄叫び。


「ど、どうしたエルダ?」

「こんな好都合過ぎる誓約書を【魔帝】が誓うなんて明らかに罠ではないか!ゆえに、信頼に値するモノを置いていって貰おうか!!」


と、叫びながらカッツェを指差し。


「ほぅ、何を置いてゆけば良いのだ?」


愉快そうに微笑むカッツェ。


そしてエルダは、紅潮しながら言い放つ。



「そ、そそ、それは…あ、貴女だぁぁぁ!!!!」


辺りが静寂に抱かれる。


「フッ、ハハハハハハハハハ」


カッツェは何とも可笑しいそうに微笑む。

腹をも捩り、涙すら浮かべ

たわわに実った双丘が大きく揺れた。


「はぁ、これは失礼。其処の雄、エルダと申したか?」

「は、ひゃい!?」

半端なく緊張するエルダ。

「貴様の事、僅少ながら興味が湧いた。其の要求、応えよう」



『よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁあぁぁ』



男性陣一同が歓喜の声を上げながら

エルダの元へ駆けつけ、胴上げを始める。


エルダ!エルダ!エルダ!エルダ!エルダ!


攻略を終えた時のような、勝利ムードが漂う会場。



「という事だ、よろしく頼む。」

「我の方こそ、宜しくお願い申す」



私とカッツェは、互いの手を包み合った。

【魔帝】、同盟結んだってよ

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