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嫁を探さば剣戟が!  作者: めろんぱすた
<><><><><><>序章<><><><><><>
16/25

策士と話さば籠絡が!

最近短くてすいません(´Д` )




-------------------------



【魔帝】の使者を名乗る女性に

席を勧め、向かい合って座る。


光を引寄せるかの如き深い漆黒の長髪

その髪とは対照的な色白い艶やかな肌

妖艶に耀く紅桔梗の双眸

胸元が大きく開いた紫檀色のドレス

年齢は20歳程に見えるが

所作からはそれ以上の風格が漂う。


「失敬な娘め。我が齢は20ぞ?」


心を読まれた!?

私が一驚を喫していると、


「案ずるな。幾分、読心術が至妙なだけだ。うら若き乙女の齢を見計らうなど、失敬であろう?」

「す、すまなかった。」

動揺していて敬意を払えなかった事もあってか

頭を下げてしまった。


ーしまった。

たった今から協定を組もうというのに、

こちらが劣勢に回ってしまった。

これを狙っての発言だったのだろうか?

何という策士だ。


手玉に取られてはいけない、


と誓いを立てて話を進める。


「さて、同盟を結ぶとの事であったが、具体的にはどの様な同盟を御所望で?」


問うと、艶麗に口を開く。


「同盟を結ぶのならば、先ず名乗りを上げるのが礼儀であろう?我が名はカッツェ。カッツェ・シュリュッセル。我が愚王が率いる【魔帝軍】が参謀なり。貴台は名を何と申す?」


又も主導権を握られ、

負けじと名乗りを上げる。


「申し遅れた。私はティノ=サルヴァトーレ。数多の猛者を率いて、夢を追いし者だ。宜しく頼む。」


「うむ、それでは同盟についての協議を開始致そう。」


そう告げると、

胸に手を差し入れ、何かを取り出す。

それを見た男冒険者達は、皆が揃って

釘付けになっている。


呆れた連中だ、

と思いながら隣のエルダに耳打ちする。

「お前が、お前だけが頼りだ、エルダ。他の連中が籠絡されないように、しっかり目を光らせておいてくれ。」


が、返事がない。

「…エルダ?」

エルダの顔を見遣ると…



顔を紅潮させ、鼻血を垂らしている。


俺は剣の道にしか興味ない

性欲など、とうの昔に捨てた

女だろうと敵ならば斬り伏せる

俺を滾らせるのは戦いだけだ


あれ程までに冷酷無比で

あれ程までに戦闘狂だった

あのエルダが既に籠絡されている!?


駄目だこの連中、はやく何とかしないと…。



Can you ski?(意味深)

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