第11話
カルヴァ達は刑務所へと進む。
道路を進み、家に入り、ゾンビをなぎ倒す。
そして、それは小道を通る際に起きた。
「カルヴァ!横だ!」
横道からゾンビが押し寄せる。
大群はすぐに道を塞ぎ、カルヴァとミロス、ハンセインとシレトに分断した。
「合流は無理そうですね。お二人さん!後で会いましょう。先行っててください!」
「ええ、どうか無事で!」
4人は走る。
しばらくすると、ゾンビはもう来なくなっていた。
「巻いたか」
カルヴァとミロスは息を整える。
「進もう、合流は刑務所よ」
カルヴァ達はそのまま進む。
しかし、おかしな現象にあった。
崩れた壁、炎上する車。
カルヴァ達が進む道は、どれも塞がっていて通れなくなっていた。
カルヴァ達は誘われる様に、一本の細い道に行くしか無かった。
吊るされている死体。
降る雪は、血に染まり赤くなっている。
人為的な狂気がそこにはあった。
「何だここは」
「気味が悪い、早く抜けましょう」
しかし、細い道に出口は無かった。
大量の家具で閉じられた道。
2人は振り返る。
ディクソン・H・ビーチ。
最低でも11人殺害の殺人犯がそこにいた。
右手に持つは銃。
左手には鉈。
まるでスプラッターホラーの映画のポスターのようにたたずんでいた。
狭い一本道、ディクソンが銃を持っている以上、選択肢は一つしかない。
3秒の静寂、その後銃声が2回。
カルヴァが撃った弾丸は、ディクソンの斧にあたり金属音を発した。
ディクソンはのけぞり、彼の撃った弾丸はどこにも当たらなあかった。
すぐさま2発目を撃つカルヴァ。
胸に命中。
だがディクソンは倒れなかった。
「防弾チョッキです」
カルヴァは走り出す。
ディクソンまでに十分近づくまで1発撃たれる。
脇腹にあたり、貫通する。
だが、それでは止まらず肉弾戦ができる距離まで近づくことができた。
ディクソンは斧を大きく振りかぶった。
そのディクソンの両腕を、カルヴァはつかむ。
「かち割れ!ミロス!」
カルヴァの背後から、ミロスが斧を振り下ろし、ディクソンの頭に重い衝撃を与えた。
ディクソンはその場に倒れ気絶した。
「ナイスだ」
2人は互いにグッドサインを送った。
「この殺人犯をどうするの?」
「ちょうど、刑務所に、行くんだ、何年ぶち、込む?」
カルヴァはわき腹から血を出ているのを無視しながら、気絶しているディクソンを背負った。
「ぶち込む必要はないわ、電気椅子に座らせればいい。それに私が持つわ。脇腹を抑えて、出血を抑えるべきよ」
ミロスはカルヴァが背負っている、ディクソンを背負いなおす。
その時、近くで壁が崩れる音がした。
2人はその壁を確認する。
「これ行けるぞ」
その道を進む。




