ぼっちの僕が同時に四人に告られたのは何かの謀略に違いないっ!
ヤベー奴しか出てこない。狂気と血と暴力の学生×サスペンス――。
高校二年生の石橋は、一年生の頃からずっと「ぼっち男子」としての過ごし方を選ぶ孤独主義。
特にイケメンでもなければ、ペア決めで困るほど嫌われてもいない――そんな石橋は梅雨入り手前の六月、四人の女子から同時に告白を受けた。
一人目の安斎(あんざい)小蓮(こはす)は、おっとりとしたお団子頭の園芸部。
二人目の己斐西(こいにし)唯恋(いこい)は、明るく華やかなギャル系学級委員。
三人目の喜屋武(きゃん)照沙(てれさ)は、誰もが認める美人の凛々しい弓道部。
四人目の玖珠(くす)璃瑠葉(りるは)は、メガネが特徴の少し変わった文芸部。
対人トラブルを回避するための対処法として「ぼっち」でい続けた石橋にとって、この告白は怪しさ満点でしかなかった。
なぜなら石橋は、クラス替え前の一年生の頃から、彼女たち全員の秘密を知ってしまっていたからだ。
――執着、偏愛、殺人、暴力、狂気――学校という場所を中心に打ち明けられる四人の少女の本性と共に、石橋の波乱の六月が幕を開ける。
※一部暴力、残酷描写が含まれます。
※B級映画のノリでお楽しみください。
(「カクヨム」にも同時連載中)
(評価くださると作者が小躍りします)
高校二年生の石橋は、一年生の頃からずっと「ぼっち男子」としての過ごし方を選ぶ孤独主義。
特にイケメンでもなければ、ペア決めで困るほど嫌われてもいない――そんな石橋は梅雨入り手前の六月、四人の女子から同時に告白を受けた。
一人目の安斎(あんざい)小蓮(こはす)は、おっとりとしたお団子頭の園芸部。
二人目の己斐西(こいにし)唯恋(いこい)は、明るく華やかなギャル系学級委員。
三人目の喜屋武(きゃん)照沙(てれさ)は、誰もが認める美人の凛々しい弓道部。
四人目の玖珠(くす)璃瑠葉(りるは)は、メガネが特徴の少し変わった文芸部。
対人トラブルを回避するための対処法として「ぼっち」でい続けた石橋にとって、この告白は怪しさ満点でしかなかった。
なぜなら石橋は、クラス替え前の一年生の頃から、彼女たち全員の秘密を知ってしまっていたからだ。
――執着、偏愛、殺人、暴力、狂気――学校という場所を中心に打ち明けられる四人の少女の本性と共に、石橋の波乱の六月が幕を開ける。
※一部暴力、残酷描写が含まれます。
※B級映画のノリでお楽しみください。
(「カクヨム」にも同時連載中)
(評価くださると作者が小躍りします)
第一章 コックアンドロック
「靴箱にラブレターとかマジで今時あんの? なあなあ?」
2024/05/04 18:20
(改)
「このデータをばらまかれたくなかったら、もう二度と僕に意地悪しないと約束しろ」
2024/05/04 18:20
「……石橋君、ホントにウチのスマホ何も見てない?」
2024/05/04 18:20
「デート? 君が? 僕と?」
2024/05/05 17:10
「信ぴょう性の欠片もないな……」
2024/05/06 20:00
第二章 ロッシュリミットに乾杯
「――最ッ、高だよッ!!」
2024/05/07 17:50
「暴力と欲と騙しにまみれたこの作品のファンなんだッ!」
2024/05/08 18:30
「どうやら答えはYESのようだ」
2024/05/09 20:10
「……いかんなあ。スリルってのはもっと爽やかな味でないとな……」
2024/05/10 18:10
第三章 レースカーテンの未明
「…………あんたの作戦内容によるかな」
2024/05/11 18:10
「じゃああの告白は嘘なんだね?」
2024/05/12 17:30
(改)
「なあ、石橋に告白したって、マジ?」
2024/05/13 19:20
「メイドさんを雇うにはお金がいるんですよ」
2024/05/14 07:20
「……なんかそれって、あんたに似てない?」
2024/05/14 17:40
「このッ――ヘタレのシスコンペド野郎ッ!!」
2024/05/15 14:10
「妄想の中にのみ実在する妹……」
2024/05/16 16:10
「検索してみて。“F市南中学”、スペース、“いじめ”」
2024/05/17 18:40
「大人をなめるんじゃねえよクソガキがッ」
2024/05/18 14:30
「こんばんは、ミス・指名手配犯」
2024/05/19 20:10
「ひとごろし」
2024/05/20 17:00
第四章 糾弾のレーザーライフル
「もう、始まったんだ……」
2024/05/21 08:30
「玖珠さん」
2024/05/21 21:00
「鎖骨の下のフタコブラクダがでかい女子は……」
2024/05/22 07:40
「何、急に目の前の売春女が哀れになった?」
2024/05/22 19:30
「荒っぽいことは全部私がやる」
2024/05/23 09:00
「――君は殺してない」
2024/05/24 17:50
「プレゼント・タイム!」
2024/05/25 13:10
「待って。あたしは、あたし本当は……」
2024/05/25 23:00
「あたしは後腐れたいんだよ、あんたと……ッ!」
2024/05/26 15:40
「あなたをぶった私の心だって痛いんだよ!」
2024/05/27 18:30
「教えてくれんの? 誰よ?」
2024/05/28 10:30
「この分からず屋! むっつりスケベ!」
2024/05/28 20:20
「勝ち確ボイスで説教かましやがって……!」
2024/05/29 09:10
「待って、話し声が」
2024/05/29 19:40
「さっきから失せろって言ってるだろ、鬱陶しい」
2024/05/30 06:50
「あなたは私の目標になり、憧れになり、希望になった」
2024/05/30 18:00
「……アタシ……ほんとは女なの……」
2024/05/31 07:10
「この世に“ごめん”で済む問題がいくつあると思う?」
2024/05/31 20:30
「だから殴った。思い切ってね」
2024/06/01 07:20
「ただいま磐眞くん、ママ帰ったわよぉ~」
2024/06/01 20:10
「だってボディががら空きなんですものぉ」
2024/06/02 16:00
第五章 指先にスティグマータ
「――まるで双子星みたいに特徴的なやつが、ね」
2024/06/03 10:50
「女尊男卑のクソフェミ女」
2024/06/03 21:00
「あなたが誰を好きであっても、私は応援していますからね」
2024/06/04 09:30
「俺がお前なんかと一緒なわけないだろ」
2024/06/04 18:20
「へえ、白木さん。まあ今日はよろしく」
2024/06/05 08:20
「寝ちゃいました?」
2024/06/05 18:30
「今夜は、何もしないで帰ってあげますね」
2024/06/06 07:50
「ウチも毒されたもんだわ」
2024/06/06 17:50
「わたし、おかしなこと言いました?」
2024/06/07 07:00
「さすがに二度目はないですよ」
2024/06/07 20:00
「殺害というプロセスによってのみ、唯一コントロールできちゃうんです」
2024/06/08 09:30
「ふふ、かわいい……」
2024/06/08 18:30
「あなたのその瞬間にも、立ち会ってみたいな……」
2024/06/09 10:10
-幕間-
六月十日、早朝の光景
2024/06/09 17:00
第六章 マザーボードと弾痕
「できるだけ早くあたしの作業場に来て」
2024/06/10 09:20
「……じゃあ、本題に入るね」
2024/06/10 19:20
「富士山? バイオレンス?」
2024/06/11 07:20
「あのクソメガネッ!」
2024/06/11 19:00
「これ全部僕の今の武装」
2024/06/12 09:00
「人が欲しい言葉を察する力をお持ちのようだ」
2024/06/12 19:00
「校庭に避難しろー!」
2024/06/13 08:30
■前置き
2024/06/13 18:30
■二〇××年九月三日。晴れ。
2024/06/14 09:10
■二〇××年九月五日。雨。
2024/06/14 18:40
■二〇××年九月二十日。曇り。
2024/06/15 08:40
■二〇××年十月一日。晴れ。
2024/06/15 18:20
■三年ぶりの、追記。
2024/06/16 09:30
「来てくれると思ってたぜ」
2024/06/16 18:20
「あ゛ああああッ!?」
2024/06/17 08:40
「本当のことをお話ししましょうか」
2024/06/17 17:20
「だからって、君は殺しを容認するの?」
2024/06/18 07:40
「――灯台下暗しってか」
2024/06/18 18:50
「わかるかお前にッ! わかってたまるかッ!」
2024/06/19 08:10
「これはおれ、おれ俺の本能だよっ……」
2024/06/19 18:10
「私を、助けてくれたんですっ石橋君!」
2024/06/20 06:50
「おかえり今日のMVP! 尋問はどうだった?」
2024/06/20 16:50
「人の言うこと拡大解釈して良いように受け取ってさ」
2024/06/21 14:00
第七章 ダイヤモンドの脆弱
「不用心だなぁ、鍵しかかかってない……」
2024/06/22 07:10
「もめごとは嫌いなんだ。佐藤君も嫌いだろ?」
2024/06/22 17:40
「わたしは彼のこの瞬間を――」
2024/06/23 11:50
「ウチさ、実はパパ活してんだよね」
2024/06/23 21:10
「進路への道もこの頸動脈も無事だよ」
2024/06/24 09:10
「人にお出しするディナーを自分で食べてしまったじゃないですか」
2024/06/24 18:20
「俺じゃないって? あはは、あなたですよ」
2024/06/25 08:30
「デート、しましょうか」
2024/06/25 19:40
「ほんといい迷惑よね」
2024/06/26 08:20
「実弾に当たったのがあなた自身ではないと」
2024/06/26 21:10
「……あんた、何でそんな冷静なの……」
2024/06/27 06:50
「人はパンのみにて生きるにあらず」
2024/06/27 18:30
「玖珠さんが賞金用意して二人に殴り合いさせたって聞いたけど?」
2024/06/28 08:00
「誰もあの子を理解してない」
2024/06/28 18:00
「ヘイ、熱いねお二人さん。――悪いが邪魔するよ」
2024/06/29 06:50
「信念もクソもないただの尻軽だったのか?」
2024/06/29 18:20
「おはようございます、玖珠さん」
2024/06/30 08:40
「一体何を抱えてんだ。不気味にもほどがある」
2024/06/30 19:50
「そのためには玖珠璃瑠葉が非常に邪魔」
2024/07/01 05:40
「帰り、クレープ食べに行こーよ」
2024/07/01 16:51
「土曜に待ちあわせなんて、まるでデートみたい――」
2024/07/02 07:46
「たった24時間、1440分ずらしてほしいだけ」
2024/07/02 18:24