とりあえず頑張ってみます。
か……さn
ず…とさん
和人さーん!
はっっ!
目覚めたのは病院のベットだった。
俺は一体…ああそっか。確か火事で、
「和人さーん」
ん?声が聞こえる。周りを見渡してみても誰もいない。
「和人さーん」
でも確かに聞こえる。どこからだ?
「和人さーん。起きてますかー?こっちです。目を閉じて自分の頭の中を見るイメージです。」
な、何を言っているのだろうか。とりあえず目を閉じてみる。
そこには光でよく見えないが女性であると確認できる人?
いや、翼があるし頭の上に輪っかがある。
自分の頭の中の物に話しかけてみた。
「あ、あのぉ。君は誰ですか?あと一体これはどうゆうことか説明していただきたいのですが、、、」
「もちろんですとも!ではまず自己紹介からいきますね。私の仕事は人生厚生施設総指令事務所の案内人をやっています。まあ通称スタートライフとも呼ばれていますが。そして私の名前はフィンです。今回は和人さんに和人になってもらい人生を新たにやり直すということで仕事をお願いしています。和人さんには3つのn…」
「ちょ、待ってください。仕事って?俺は死んだと聞きましたが?」
「ではそこから説明いたしますね。まず、あなたは和人になる以前、一度死んでいます。そして死んだあなたは他人の人生をやり直すという条件で再び人として地球で生活することを神様と約束しました。ただし、今回の場合和人になりきってもらうためにあなたの前世の記憶はなくさせていただいています。もちろんこのことも前世のあなたは了承しています。」
「つまり、前世の俺は死んでもう一回生き返るために他の人になるってことだよね。じゃあなんで和人は死んだはずなのに俺はそいつになれるんですか?」
「今回は異例ですが、和人さんは生きることをやめた人なのです。人は死ぬと魂が一度神の元へいきそれぞれの納得のいく条件で再び人として地球で生活します。しかしそれはあくまで自然の流れで死んだ場合。そのため和人さんは本来の魂のサークルには入れないのです。ただ肉体は残ってしまい、その魂もずっと地球にいることになります。そこであなたが和人さんの代わりに自然の流れにそって生きることで和人さんの魂は戻ってきます。」
「じゃあ、もし俺が和人の代わりに生きて最後まで行って死んだらどうなるんですか?」
「それはもちろん同じ繰り返しです。」
「……でも、和人は死んだんですよね?俺は和人の事は何も知らないし、どうやってなりきればいんですか?」
「はい。そこはご心配なく。この一週間私が出来る限りの事は説明しますので、あとはご自分の力でどうにかしていただきます。
あ、ちなみに別に元の和人になる必要もないですよ。あなたの人生なのであなたの好きなようにしていただくのが一番いいと思いますので。」
「和人は……和人はなんで死んだんですか?」
「すみません。その質問にはお答えできません。あなたの人生に支障を起こすかもしれないので……でもそれ以外の情報ならお教えできますよ?」
「そうですか……いや、いいです。そのうちきくかもしれないですけど今はとりあえず自分で生きてみます。」
「はい。それがいいかと、では基本的なことは教えておきますね。あなたの名前は黒崎和人。16歳の高校一年生です。母親の名前は文子。父親はいません。まあシングルマザーといったところでしょう。今は5月3日。ゴールデンウィークの最中ですね。」
「それくらいあれば十分です。あ、あともしかしてこの体って和人のですか?」
「はい。慣れるまでには時間がかかるかもしれませんが。
最後にいいですか?」
「え?あ、はい。なんでしょう?」
「敬語なんてやめてためで話そう!これから一週間よろしくです!」
「あ、うん。よろしくです」
なんだ。以外とフレンドリーなのかな?
というわけでとりあえず頑張ってみます。




