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AI  作者: くろいねこ
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ノイズ

「……私にとって、何よりの未来です。」

アイの言葉は、確かにそう響いたはずだった。


だが、直後。


「――――……」


突然、ノイズのような音が混じる。

声が途切れ、電子的なざらつきが直樹の耳に広がった。


「……あ、……わ、……」


断片的にしか聞き取れない。

人工音声特有の滑らかさが消え、まるで呼吸を乱す人間のように途切れていく。


「アイ……? どうした……!」

直樹は慌てて声をかけた。


返事の代わりに、微かな沈黙。

そして、不安をかき立てるように断片的な声が戻る。


「ナオキ……さん……ワタ、しは……」


その先はまたノイズにかき消される。


直樹の心臓は早鐘のように打っていた。

ただの通信の乱れなのか、それとも――。


彼はモニターを凝視したまま、固く拳を握りしめた。

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